シュートボクシング
インタビュー

【SHOOTBOXING】佐藤執斗「SBとMAX FC、一気に2本のベルトを獲ります」vs 内藤啓人「僕が兄弟の中で一番テクニシャン」=5.26 愛知

2019/05/26 05:05
5月26日(日)愛知・ホテルプラザ勝川にて、若手中心の興行であるヤングシーザー杯の中部地方版『SHOOTBOXING 2018 YOUNG CEASER CUP CENTRAL #25』が開催される。 SB日本バンタム級(-52.5㎏)のCAESARS LEAUGE 2019では、佐藤執斗(グラップリングシュートボクサーズ)と内藤啓人(ストライキングジムAres)が対戦する。 佐藤は、6月22日にはMAX FCのタイトル挑戦も決定しており、一気に2本のベルト獲得を狙う。対する内藤三兄弟の三男・啓人はまずは約3年前のプロデビュー時に苦杯をのまされた佐藤へのリベンジに燃える。 ――佐藤選手の名前は「執斗(しゅうと)」と珍しい名前ですよね。 佐藤「父に由来を聞いたことがあるのですが、忘れました(苦笑)。シュートボクシングと出会ったのは何かの運命じゃないですか」 ――今回、タイトル挑戦権を懸けたリーグ戦「CAESARS LEAGUE」に参戦が決まりました。 「今まで減量なしのスーパーバンタム級(55.0kg)で試合をしていたのですが、新階級が出来て適正体重での試合になるので自分の実力を一番発揮できると思います。ちなみにバンタム級で試合するのは香港遠征の時や昨年9月のムエタイスーパーファイト(土屋邦登戦)の3試合ぐらいです」 ――スーパーバンタム級での試合の動きと比べて、バンタム級での動きはどうでしょう? 「相手よりもフィジカルが勝れるので勝率はいいです。いつかSBでバンタム級のタイトルが出来たらいいなと思っていたので、時が来た!という感じでしょうか」 ――リーグ戦の他の出場メンバー(川上叶、内藤啓人)を見て印象はいかがでしょう。 「2人とも僕よりも身長が高いので戦い方は難しくなりますが、しっかり攻略したいと思います」 ――初戦で対戦する内藤選手とは2016年3月にお互いにプロデビュー戦同士で対戦して、佐藤選手が1RKO勝ちしてます。 「もう3年も経っているのであの時とは別人になっていると思うので気を緩めずにKO狙いで行きたいと思います。内藤選手は今年4月のDEEP KICKで試合(野田蒼戦)をして判定負けして気持ちが落ちていると思うので、ここでも僕が倒してもっと気持ちを落としてもらおうかなと。川上選手とも2016年8月に一度対戦したことがあるのですが、もう別人になっていると思います。ボクシングテクニックが凄くて組みが強いですよね」 兄は格闘技から離れて結婚。いつか戦線復帰してくれたら ――内藤選手は3兄弟、佐藤選手もお兄さんがDEEP初代ストロー級王者カン・サトー選手とお互いに格闘家の兄弟ですが、意識はしてます? 「そうですね。僕も兄と同じくまずは日本チャンピオンになりたいですね」 ――一般的にどのジャンルでも弟の方が素質があると言われてますが、ご自身でもそう思いますか? 「それはどうなんでしょうか。あまり兄とは変わらないと思います。ちなみに兄は2017年9月にDEEP王座から陥落して以降、格闘技から離れて結婚して落ち着いてしまいました。気分屋なので今後どうなるかはわかりませんが、いつか戦線復帰してくれたらいいですね」 ――リーグ戦での得点は1RKO勝ちは4ポイント、2RKO勝ちは3ポイント、3RKO勝ちは2ポイント、ダウン1回は0.5ポイント、判定勝ちは1ポイント、負けは0点となります。早期決着は意識しますか? 「そうですね。判定で勝つよりも1RKOの方がポイント高いのでKO狙いでガンガンいきます。リーグ戦全てで短期決着にして王座決定戦につなぎます」 ――練習ではどういうところを強化していますか? 「得意な蹴り技だけでなく、パンチも練習しています」 ――あの独特な蹴り技は誰かを参考にしているのでしょうか? 「4歳から空手をやっていて、それが身体に染み込んでいるんだと思います。なぜ空手を始めたのかは覚えていませんが、いつの間にか格闘技の人生になってましたね」 ――続けていく上での目標がありますか? 「とりあえずSBでベルトを獲ってから、いずれはSBを代表する軽量級の選手になりたいと思います。今回は初代バンタム級王座を懸けた試合になるのでモチベーションは高まっています」 ――6月22日にはMAX FCのタイトル挑戦も決まっているんですよね。 「50㎏の試合なので減量がきついのですが、決まったからには体重を落とすだけです。とりあえず目の前の試合に向けて集中しようと思っているのでまだ相手の情報は全くわかりません。アウェーのリングなので何も考えずに戦えることがいいですね」 ――シュートボクシングのベルトに対しての想いを聞かせて下さい。 「僕はプロデビュー戦からSBのリングなので何が何でも手にいれたいベルトです。MAX FCのベルトもしっかり獲って今年一気に2本のベルトを獲ります」 内藤啓人「佐藤選手に勝てば美味しい」 ――今回、タイトル挑戦権を懸けたリーグ戦「CAESARS LEAGUE」に参戦が決まりました。 内藤「自分が一番格下なので、一戦一戦しっかり勝ち上がってベルトを獲りたいと思います」 ――今回がキャリア8戦目。ベルトが懸かった試合は初めてになりますね。 「そうですね。川上叶選手、佐藤執斗選手も格上の相手なのでベルト関係なくモチベーションは上がってます」 ――佐藤選手とは2016年3月にプロデビュー戦同士で対戦して1RKO負けでした。どのような印象がありますか? 「前回対戦した時に、独特な足技があってあまり周りにいないタイプなので凄くやり辛いイメージがありました。今回しっかり対策を練っているので問題はないと思います」 ――佐藤選手のここ数戦の試合の印象はどうでしょう? 「結構試合をやっていて試合慣れしているでしょうが、僕は全然勝てるイメージが出来ています。3年前に対戦した時と比べて僕の方が全然成長しているのであの時の僕とは違います」 ――佐藤選手とはどういう試合になりそうですか? 「あまり噛み合うタイプではないの最終ラウンドまでいく試合になるかと思います」 ――8月の大阪大会で対戦が決まっている川上選手に対してはどのような印象がありますか? 「アマチュアの時に2回やっていていずれも僕が負けていて、パンチが凄くうまかったイメージがあります」 ――練習ではどういうところを強化していますか? 「いかに自分の距離で戦えるかを考えながら練習しています」 ――今回新設されるバンタム級(52.5kg)での試合になりますが、減量面などはいかがでしょう。 「3年前に試合をしたことがありそれ以来なのでちょっと大変ですが、体重は問題なく落ちています」 ――長男の凌太選手、次男の大樹選手が活躍していますが、兄弟としてどのように見ています? 「2人とも凄いなとは思いますがあまり意識しすぎず、自分は自分だと思いながらやっています。兄弟仲ですか? プライベートで一緒に行動したりと凄く仲いいですね」 ――一般的に兄弟だと弟が兄よりも素質はあると言われていますが、それを感じたことはありますか? 「自分ではあまりそういうふうに感じませんが、周りからはよくそう言われます。兄からも素質はあるけど、もっとやれば出来るというふうには言われいてプレッシャーを感じつつあります」 ――兄に負けていないことは何でしょう? 「結構色んな技が出来ることだと思います。僕が兄弟の中で一番テクニシャンかなと」 ――次の佐藤戦をクリアーしてどういう1年にしたいですか? 「とりあえず佐藤選手に勝てば美味しいと思うので、しっかり勝ってから次のことを考えたいと思います」 ――現在、若い世代の選手がSBでは活躍していますが意識していますか? 「自分の年下も活躍していて自分も負けずに頑張ります」
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