KO勝利後、思わず小さなオープンフィンガーグローブを見つめる相内(C)ゴング格闘技
2021年11月27日(土)より、朝倉未来による1分間大会『BreakingDown 3』がABEMA PPV ONLINE LIVEにて配信された。
セミファイナルでは、元プロ野球 埼玉西武ライオンズの投手、相内誠(27)が参戦。立ち技1分間ルールで金網の中で、柴田海都(SEED GYM)を相手に戦い、衝撃KO勝利を決めた。
相内は2月のRISEでプロデビューもモンゴルの拳信王に1R 2分5秒 TKO負けからの再起戦。元プロボクシング世界王者、竹原慎二氏の指導を受けるなど練習を積み、約9カ月ぶり2戦目に臨む。対する柴田はキック歴3年でアマチュアRISE大会出場経験がある。
▼第19試合 フェザー級66kg以下(立ち技)
○相内 誠
[25秒 KO] ※右ストレート
×柴田海都
リングではなく金網の中、あんこの大き目のオープンフィンガーグローブを着用した両者。
寝技無しの立ち技ルールの試合は、開始早々、相内は右ローの打ち合いで柴田のバランスを崩す。立ち上がった柴田が相内の右ローを左足を上げてカットすると右ストレート。それをしっかりスウェイでかわす相内。
柴田も相内の右ローにカウンターの右ストレートを入れるが、頭を引く相内は、続く右に左ジャブを合わせ、右ハイキックから前に出ると、柴田の右にクロスカウンターの右ストレート!
打ち抜かれた紫田は右前方に危険な形でダウン。その足は痙攣しており、意識が戻ってからも担架で運ばれた。
試合後、相内は「正直、練習から含めて相手を倒したのが初めてだったので嬉しいです。初勝利は、自分を支えてくれたチームにまず報告したいです。泥臭く行こうって戦ったら、こういう結果を出すことができました。これを機にまたステップアップしていきたいです」と謙虚にコメント。
相内の鮮やかなKO劇に、BreakingDownスペシャルアドバイザーの朝倉未来は、「150kmくらいの球を投げると聞きましたけど、すごく肩がいいですし、パンチ力がすごくありましたね」と高く評価。
解説を務めた朝倉海も「すごかったですね。タイミングが絶妙だったんで。ほんとうにクロスカウンターで出て来たところだったんで、相当衝撃があって効いたと思います。センス・才能を感じました」と絶賛した。
また、同大会の全20試合のメインイベントは「ミドル級(84kg以下) 1Dayトーナメント」決勝戦。賞金30万円をかけた1Dayトーナメントは8人で争われ、プロレスラーの井土徹也(プロレスリングHEAT-UP)が1日3試合・合計3分を勝ち抜き優勝を果たした。