初のケージでの試合に臨む百花。ぱんちゃん戦では見せられなかった実力を発揮したいと意気込んだ(C)RIZIN FF
2021年11月28日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホール『RIZIN TRIGGER 1st』の出場選手オンライン個別インタビューが26日(金)に行われた。
第3試合のRIZINキックボクシングルール46.0kg契約3分3Rで、未来(Blaza)と対戦する百花(魁塾)は「動きも良くてキレているので体調はばっちりです」と絶好調を宣言。
百花は中学2年生でキックボクシングを始め、2010年12月にプロデビュー。2012年5月に『JEWELS』で行われたキックルールトーナメントで優勝して注目を浴びた。東京と大阪で試合経験を積み、2017年9月にミネルヴァ・アトム級王座を奪取。2018年11月のRISEでは那須川天心の妹・那須川梨々に判定2-0でプロ初黒星を付けた。2020年11月の『QUEEN of QUEENS 2020』ではベスト4に進出。今年1月、erikaに敗れてミネルヴァ・アトム級王座を失った。9月のRIZIN初参戦ではぱんちゃん璃奈と対戦し、敗れはしたものの好試合を展開した関西女子キック界のベテランファイターだ。戦績は20勝(1KO)18敗3分。
前回のぱんちゃん戦を振り返り、「この間、結果が出せてないのでビックリした気持ちもありますが、応援してくれる皆さんの期待に応えるように頑張りたい。前回は緊張して実力の半分も出せていなかったので、今回は半分以上は出したいですね」と話し、「KOしたい気持ちはもちろんあります」とした。
ケージでの試合は初めてだと言うが「最初聞いた時は金網を意識したんですが、やってみないと分からないので何も考えないようにしています。今回ジムの中でもケージやから…と言われることもなかったので、いつも通りやってきました」と、特に意識はしていないという。ジムにはケージで試合をしたことのある選手が1人いたが「特にそういう話にもなってないですね」と話も聞いていないそうだ。
ロープのリングと違いコーナーへ追い詰める戦い方が出来ないが「なくても私は突っ込んでいくタイプなので関係ないです」と微笑む。
今回対戦する未来はダイエット目的でキックボクシングを始め、那須川天心の試合に心を奪われ、キックボクサーとして生きることを決意したという香川県出身の初の女子プロキックボクサー。ここまでにNJKFの大会に出るなど5戦を経験。ミドルキックとパンチを武器に3勝2敗の戦績を残している。
百花は未来の印象を「未来選手はぱんちゃんと比べたら低いですが身長が高くて蹴りが上手なイメージがあります」と評するが、「私の持ち味のローキックとパンチが上手いこと入れば倒せると思います」と勝利に自信を見せる。
今大会では第5試合にいとこの政所仁が出場するため、「一緒に出るのでいつもより不安は半減しています。仁はマイペースなので試合前に和ませてくれるので、一緒に勝って笑って写真を撮りたいです」と政所一族で勝利を収めるつもりだ。