RISEでの試合の中からベストKOシーンを3つ選び、壮絶なKOシーンを那須川が自ら解説した
2021年12月31日(金)にRIZIN卒業マッチ、そして2022年4月2日(土)のRISE卒業マッチでキックボクシングからボクシングに転向する那須川天心(TARGET/Cygames)が、自らの「ベストKOシーン」を3つ選んだ。
11月24日(水)に自身のYouTubeチャンネル『那須川天心チャンネル』にて公開された動画で、那須川はRISEでの試合からベストKOシーンを選出。第3位は2019年7月21日のスアキム・PKセンチャイムエタイジム戦で、「あれは僕の中でいいKOだったと思いますね」と振り返る。
(写真)実はスアキムのミドルへの対処がフィニッシュへの伏線となっていたと解説
最後は胴廻し回転蹴りで頭部をカットしてのTKO勝ちとなるこの一戦、那須川は「狙っていました。狙って決めた技です。胴廻しを当てるまでの過程が僕の中で好きで。ミドルをけっこう蹴って来るので、ミドルを蹴って来るのを手で避けたり、カットで避けたり、スウェーしたりっていうのでパターンを分けていたんですよね。それが最終的に上手くハマってKOに至った」と、実はミドルキックのディフェンスが胴廻し回転蹴りへの布石になっていたと解説。
(写真)交差した瞬間に信じられないような角度から飛び出したハイキック
第2位は2016年5月29日のタリック・トッツ戦で、この試合では3度のダウンを奪っている。「2ダウン目が好きなんですよ。相手がガンガン前に出て来てサウスポーに変わったんですよね、一瞬。で、前に出てきたんですよ。それをパンチのところを避けながらハイキックを打ったんですよ」と解説する、相手と交差した次の瞬間に飛び出るハイキックは信じられない体勢から放たれる。
(写真)永遠に語り継がれるであろうローマ戦でのハイキックKO
そして第1位は、多くの那須川ファンが“これだろう”と思うであろう2019年3月10日のフェデリコ・ローマ戦。「これについては完璧に伏線を回収したなっていう。トリケラトプス拳をやって『うぉ~』ってなってKOですよ。そんな事ありえます? ないですよね、なかなか」と、神がかり的なKOへの流れを解説した。この試合が「今までのベスト1のKOですね」と胸を張る那須川。
「改めて見て、やるなコイツって思うっすよね」と、客観的に見ても凄いKOだと話す那須川は「あと2試合、しっかりKO出来るようにというか、面白い試合が出来るように僕も頑張るのでそこら辺も注目しておいてください」と、残り2試合も注目してほしいとメッセージを送った。