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【K-1】約3年ぶり参戦の“西の天才”を迎え撃つ篠原悠人「久々に帰ってきて勝てるほど甘くない。そこはなめんなよ」

2021/11/17 21:11
 2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて、スーパーファイトのライト級3分3R延長1Rで、石田勝希(RKS顕修塾)と対戦する篠原悠人(DURGA)の公開練習が行われた。  9月のK-1横浜アリーナ大会で谷山俊樹を下して3連敗から脱出した篠原。「対戦相手も強かったんですけど(卜部功也、ゴンナパー・ウィラサクレック、西京佑馬)、3連敗はかなりキツかったので、連敗から抜けだせたのは本当によかった」と長いトンネルから抜け出した心境を語る。 「連敗からは脱出できたけど、まだまだここから」という篠原は谷山戦で「どうしてもパンチが単発になってしまいがちになる。練習でしたことを試合で出す難しさを感じた。試合は相手あってのことだし、実際にやってみて分かることもあるんで、そこでの引き出しや対応力が足りてないと思った」と反省点も見つかった。  その反省点克服のために、谷山戦以降はパンチのコンビネーション&スタミナ強化に力を入れてきた。この日はスティック型のミットをかわすディフェンスの練習を行ったあと、通常のミット打ちという流れで練習を披露。 「(スティック型ミットの練習は)ディフェンスは攻撃と同じくらい大事やと思うので、そのための練習ですね。(攻撃については)僕はパンチが得意なんで、バリエーションやコンビネーションの種類の引き出しを増やす練習、頭の位置やディフェンスの練習をしてからミット打ちやります」と説明。「コンビネーションで連打で出せる練習をしています」と一発の強さだけでなくコンビネーションという新たな武器も身につけているようだ。  対戦相手の石田は篠原と同じ大阪・K-1甲子園出身の選手で、プロデビュー後は関西の大会で活躍。2017~2018年にはKrushに参戦し、林健太やゴンナパーといったのちのK-1王者とも拳を交えている。  石田の印象を聞くと「K-1甲子園にも出ていて、関西では強くて有名な選手でした。まさかK-1 JAPAN GROUPに復帰するとは思ってなかったし、自分が戦うことになるとも思ってなかった。林健太選手やゴンナパー選手とやっている試合は知っていたし、改めて映像を見てもスピードがあって強い選手だなと思いましたね」と篠原。 「石田選手は蹴りもパンチも出せてスピードがある。アグレッシブに前に来てくれる選手なので噛み合うと思う」と好勝負を予想する一方「石田選手は強い選手ですけど、久々に帰ってきて勝てるほど(K-1 JAPAN GROUPは)甘くない。そこはなめんなよと思っているんで、しっかりKOで勝ちたい」とK-1 JAPAN GROUP生え抜きの意地を見せるつもりだ。  篠原は2018年から毎年開催されているK-1大阪大会に全て出場。2018年のライト級世界最強決定トーナメント1回戦ではゴンナパーに秒殺KO勝利する大番狂わせを起こし、2019年は川崎真一朗と壮絶な打ち合いを展開。2020年は卜部功也と拳を交えるなど、毎年激闘を繰り広げてきた。篠原は「地元・大阪の試合では独特な雰囲気と特別な熱気を感じる」と言い、3年前のゴンナパー戦以来のKO勝利を誓った。 「大阪は雰囲気もいいし、毎回熱い試合が多い印象です。試合に挑む気持ち自体はどこでやっても変わらないですが、大阪大会は応援してくれる人も多かったり、独特の雰囲気もあるので楽しんで試合ができます。僕もしっかり熱い試合で盛り上げたいと思います。 (大阪は会場の声援もよく聞こえる?)そうですね。盛り上がっている感じや熱気をすごく感じます。(今回は関西対決となるが?)石田選手も大阪の選手で、大阪の選手同士で盛り上がる試合をしたいです。お客さんもKO決着を見たいと思っているので、そこを目指してやっていきたいし。最近なかなかKOがなくて、前回もダウンはとったけどKOできなかったんで、久々にKOで勝ちたいです」  今後の目標はもちろんK-1ライト級のベルトだ。篠原は「ここから一つ一つ勝って成長して、いずれベルトに挑戦したい」と地元・大阪からの浮上を宣言した。
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