キックボクシング
インタビュー

【RIZIN】白鳥大珠“殴り合い上等”の山口裕人戦前に「殴り合いにつきあっても負けない自信がある」=6月2日(日)『RIZIN.16』神戸

2019/05/24 19:05
2019年6月2日(日)兵庫・神戸ワールド記念ホールで開催される『RIZIN.16』RIZINキックボクシングルール3分3Rで、WPMF世界スーパーライト級暫定王者・山口裕人(山口道場)と対戦するRISEライト級王者・白鳥大珠(TEAM TEPPEN)が24日、所属ジムで公開練習を行った。 白鳥は幼い頃から極真空手を学び、キックボクシングに転向して2011年2月にプロデビュー。2013年12月に高校3年生でWPMF日本スーパーフェザー級王者になったが、2015年3月にプロボクシング転向。8勝3敗の戦績を残すと2018年4月にキックボクシングにカムバック。RISEで3連勝を飾り、大晦日の「RIZIN」ではウザ強ヨシヤと倒し倒されの試合を演じてKO勝ち。2019年2月にはRISEライト級王座を獲得し、3月には世界トーナメント「RISE WORLD SERIES 2019 -61kg」の1回戦でヘクター・サンチアゴから勝利を収めて準決勝進出を果たしている。キック復帰後は無敗で再びRIZINのリングに上がる。 TEPPENジムで那須川天心とともに公開練習に臨んだ白鳥は、タイ人のジョートレーナーの持つミットに長い距離から打撃を打ち込み。また、これまでの王子キャラと変わって短めの髪型を披露した。 練習後、白鳥は「最近の試合では前髪が長すぎて(苦笑)、毎回目にたれてきてそれが結構、試合に影響してたかなと思います」とイメージチェンジの理由を語ると、対戦相手の山口による「長身でサウスポーで元ボクサーで男前が相手で1番嫌なんですよ」とのイケメン潰し発言に「そう言われることはありがたいですけど、それに対しては何も思わない」と受け流し、「相手の選手は、殴り合い上等の選手なので、そこに俺がつき合うか、つきあわないかが見どころ。まあ、つきあっても負けない自信があるので、問題ないです」と山口の地元・関西での試合でも打ち勝つことを予告した。 白鳥大珠「自分の距離感を掴んでしっかり倒せる技を磨いている」 ──現在のコンディションは? 「前回の試合が3月に終わって、そこから連戦続きだったのですが、ゆっくり休んで、またもともと決まっていた7月のRISE(7月21日『RISE WORLD SERIES 2019 Semi Final Round in OSAKA』エディオンアリーナ大阪)のトーナメントに向けてばっちり調整していたので、1カ月前に試合が決まったこともあり、今のところ調子は絶好調です。ただ、明日までが追い込みで疲労がだいぶ溜まっていますが、完ぺきな状態を作れるかなと思います。 ──RIZIN2回目の出場となります。前回(ウザ強ヨシヤ戦)の反響は? 「やっぱり反響は今までのどの試合よりも大きくて、年末で一番観る人が多いのもあって、自分の試合は(放送では)ハイライト的な感じでしたが、それでも見てくれる人が多かったです」 ──いつもと違う舞台で大きな試合になり、ダウンの応酬となりました。反省点も? 「反省点しかない試合だったかなと思いますけど、でも全体的な結果として見れば、ああいうダウンの応酬で会場も盛り上がって勝ったので、逆に大晦日なので、あえてよかったのかなととらえています」 ──今回、対戦相手の山口裕人選手の地元で、また乱打戦を望まれる可能性もあります。 「相手の選手は、殴り合い上等の選手なので、そこに俺がつき合うか、つきあわないか、が見どころなんじゃないかなと思います」 ──つきあいますか? 「まあ、つきあっても負けない自信があるので、問題ないです」 ──最近の試合ではドクターストップもあり、すっきりしない結果に終わることもありましたが、修正点などもありましたか。 「うーん、最近の試合だと試合内容よりも……前髪が長すぎて(苦笑)、毎回目にたれてきて、それが結構、試合に影響してたかなと思います。いまちよっとまた伸びてきちゃいましたけど、また短くしようかなと思っています」 ──王子キャラを返上する? 「いやーまあ、全然、そこにだけこだわっていたわけじゃないので(笑)、自分的に伸ばした方がいろいろ工夫してセットできるかなと思って」 ──今回の試合に向けて取り組んでいることも? 「タイ人のトレーナーが3人いるんですけど、それぞれ別々のやり方があって、今回、メインで持ってもらったジョーさんが自分的に合っていて、自分の距離感を掴んでしっかり倒せる技を磨いている──まだ途中段階なんですけど、それが次の試合でどう出るかなと、自分でも楽しみです」 ──山口選手が対イケメンで燃えているようですが。 「本当ですか。そう言われることはありがたいですけど、それに対しては何も思わないです。これまでも相手選手から『ムカつく』的なことはよく言われたんですけど、そこの感情は自分のなかでは影響していないので、自分のスタイルを貫くだけかなと」
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