出場が発表されていた堀江の相手が、現PANCRASEフェザー級1位の中田に決定し、全14試合が出そろった(C)RIZIN
2021年11月28日(日)神戸ワールド記念ホール『RIZIN TRIGGER 1st』の全対戦カード&試合順が発表された。
新たに追加発表されたのは、出場が決定していた堀江圭功(ALLIANCE)と中田大貴(和術慧舟會HEARTS)の-68.0kg契約5分3R。
堀江は、伝統派とフルコンタクト空手の双方がバックボーン。PANCRASEで活躍し、UFCでもハキーム・ダオドゥを相手に1戦を戦っている。2021年3月大会でRIZINデビューし、ZST王者の関鉄矢とフルラウンドの死闘を繰り広げ、KO勝利でRIZIN初陣を飾ると、9月大会ではフェザー級に転向した佐々木憂流迦にも判定勝ち。2連勝している。
中田は、ラグビーから空道の大道塾渋谷支部に入門。MMAを目指し大沢ケンジ率いるHEARTS入りした。2019年アマチュアパンクラス全日本選手権で優勝後、ネオブラッドトーナメントではライト級にエントリーするも決勝戦で判定負け。2月に再起を果たすと、5月大会では元UFCファイターにして第6代フェザー級キング・オブ・パンクラシストの田村一聖に打ち合いを挑み、1R3分36秒でTKO勝ち。9月大会では“前田日明の愛弟子”Ryoを破って現在3連勝中。現PANCRASEフェザー級1位。
「-68.0kg契約」ながら、ようやく対戦相手が決定した堀江は「自分には夢があります。その夢のために経験は大事だと思いRIZIN TRIGGERで試合をすることを決めました。前回の試合より更に自分は強くなっていると思いますのでそれをぶつけて、倒して勝ちます」との意気込み。
中田は「自分はデビューしてまだ2年目であり、格闘技界において割と新人ではありますが、今年の自身のキャリアにおいて強敵と相まみえ、連勝を重ねてきました。そして今ではパンクラス・フェザー級ランキング1位まで登り詰める事が出来ました。今回、急なオファーではありましたが、対戦相手の堀江選手は自分のキャリアの最終目標であるUFCを経験しており、パンクラスでも元フェザー級ランキング1位、学年も同じで、彼のファイトスタイルも好きでずっと挑戦したいと思っていた相手でしたので、迷う事はありませんでした。この様な機会に恵まれた事に感謝申し上げます。そして送り出して下さったパンクラスの関係者の皆様どうもありがとうございます。元1位と現1位同士でどちらが強いのか白黒ハッキリつけましょう。命を懸けて最高の果し合いをするつもりですので、是非ご注目の程、よろしくお願い致します」と、堀江は戦いたかった相手だったとし、“果たし合い”を宣言した。
これにより、今大会は全14試合が決定。メインイベントは既報通り、昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)vs萩原京平(SMOKERGYM)の-66.0kg契約5分3R、堀江vs中田がセミファイナルとなり、第12試合はストラッサー起一(総合格闘技道場コブラ会)vs川中孝浩(BRAVE)の-77.0kg契約5分3R。
休憩前の第8試合は鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)vs山本空良(パワーオブドリームジム)の若武者対決-66.0kg契約5分3R。第1試合から第5試合まではキックボクシングの試合が並び、キックゾーンのメインはRISEでトップランカーとして活躍する政所仁(魁塾)が平松侑(岡山ジム)と対戦する。