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【K-1】タイ修業帰りの西京春馬、バレラ戦は「何もさせず明確に力の差を見せて勝ちたい」

2019/05/24 14:05
【K-1】タイ修業帰りの西京春馬、バレラ戦は「何もさせず明確に力の差を見せて勝ちたい」

タイ修業で得意の蹴りにさらに磨きがかかった西京 (C)M-1 Sports Media

2019年6月30日(日)東京・両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~』。

 同大会のK-1フェザー級スーパーファイト3分3R・延長1Rで、ホルヘ・バレラ(スペイン)と対戦する第3代K-1 KRUSH FIGHTフェザー級王者・西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が5月23日(木)神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。


 今回の試合に向けて、弟のK-1 KRUSH FIGHTスーパー・フェザー級王者・佑馬と共にタイのシンビームエタイジムで約2週間のムエタイ修行を行った西京。タイでは欧米選手ともスパーリングを重ねる機会に恵まれ、バレラ対策にもつながったという。

「タイに行くとムエタイの練習をするので、ぶっちゃけ別競技みたいな感じでした。トレーナーが10人以上いて、練習相手もタイに来ている欧米の選手が多くて身体もデカかった。そういう意味では次の対戦相手もヨーロッパの選手なので良い練習になりましたね。みんな強かったし『世界は広いな』と思って、色々と勉強になりました」

 昨日帰国したばかりの春馬だが、公開練習では重い左ミドルとパンチを織り交ぜた迫力あるミット打ちを披露。武者修行の疲れはあるものの、日焼けして精悍になった表情からも充実したトレーニングを続けた様子が伺える。


 1月のKrush(現K-1 KRUSH FIGHT)フェザー級タイトルマッチでは江川優生に敗れベルトを奪われた西京は「練習に向き合う姿勢もそうだし、ベルトを獲る前の方が必死さやハングリーさがあった。ベルトを獲ってから変な安心感があって、前よりも全然甘かったと思います」。今回のタイ修行はハングリーさを取り戻すことも目的の一つで「タイでは全て忘れて練習だけに没頭できましたね」と続ける。

 3月のKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチでは弟の佑馬がベルトを奪取。これも西京にとって大きな刺激になった。

「佑馬とはちっちゃい頃から一緒に格闘技をやってきて、その佑馬が18歳でプロの舞台でベルトを獲った。試合自体も盛り上がっていたし、すごく刺激になりました。若干、弟が上から目線になってきてるんで(苦笑)、佑馬には負けていられないですね。僕も弟もK-1甲子園とKRUSHのタイトルを獲って、今は並んじゃってる状態なので、僕が先にK-1のベルトを獲って佑馬を上から目線でまた見返したいです」


 今回の相手はシャープなパンチを武器に小澤海斗、芦澤竜誠を1RKOし、現王者の村越優汰からもダウンを奪っているスペインのバレラだ。春馬は「日本人2人を1Rで倒しているし、村越選手とも良い勝負をしている。日本人にとって強敵かなってイメージです。今までのようにカウンター一辺倒じゃ難しいと思いますね。自分から仕掛けてどこかを効かせて、試合自体を飲み込まないと勝てないと思います」とバレラを分析。そのうえで試合を支配しての完全勝利を宣言した。

「僕は相手に付き合う気はないですし、自分の戦い方が出来れば誰にも負けないと思っています。相手に飲まれないように自分から仕掛けて、試合を支配したいですね。そういった意味でもバレラ選手は格好の相手。自分から出て来てくれるし、ムキになって攻撃が大きくなれば、僕が細かく攻撃を当てることも出来る。そこのスピード勝負では負けたくないですね。簡単にKO出来るかは分からないですが、ダウンは取りたいですし、何もさせず明確に力の差を見せて勝ちたいです」

 最後に西京は「今回の勝ち方次第ですがK-1のベルトに挑戦したい。先ほど話した通り、自分が先にK-1フェザー級のベルトを獲って、佑馬にも後でK-1のベルトを獲ってもらって、二人でK-1のベルト持てたらいいなと思います」と兄弟でのK-1王座奪取を宣言した。

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