2021年11月14日(日)大阪・丸善インテックアリーナ『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA.2』にて、RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント優勝・原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)と対戦するGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルン・キャットムーカオ(タイ/Kiatmoo9)が、12日(金)インタビューに答えた。
ペットパノムルンは9日(火)の朝に羽田空港に到着。専用車で大阪まで移動し、現在ホテルにて隔離生活中。一部屋を練習場としてエアロバイクなどの器具もその部屋に運び込み、外には全く出られない生活を過ごしている。インタビューはオンラインにて行われた。
「減量があと1kgくらい残っていますが、体調は大丈夫。100%の状態です」と元気そうな姿を見せるペットパノムルン。「全て大丈夫。何も問題はないです。日本に来れて嬉しいです。昔から日本に来たかったので。日本は最初は寒かったけれど少し慣れてきました」と、初来日も特に問題はないとした。「日本食は美味しいですね。寿司とラーメンが食べたいです」と笑顔も見せる。食事は部屋の前まで運んでこられ「タイ料理も選べるのでいい感じ」とそれほど不自由は感じていないという。
タイ以外での試合はGLORYのオランダ大会で約2年前、前戦は10月15日にタイのペッティンディープロモーションの興行で行った。GLORYでの試合は「来年の頭にはあると思います」とのこと。「ようやく日本で試合ができます。海外で試合がしたかったので嬉しいですね」とモチベーションは高いようだ。
対戦する原口の印象は「強いと思います。RISEでの彼の試合映像を2~3回見ました。パワフルで速くて手強い相手だと思っています。パンチも速くて強くて蹴りも速くて、それなりの対策をしてきました。面白いと思います。相手のバックキック、パンチが危ないと思っているので、相手の隙を見て攻撃したい」と、原口のスタイルは把握しているようだった。
どんな試合にしたいかと聞かれると「きっと面白いと思います。僕も100%で来たので楽しみにしておいてください」と自信を感じさせる笑みを浮かべる。
ルールに関しても「大丈夫。キックボクシングルールの試合を長い間やっていて、GLORYのタイトルも持っているのでRISEのルールでも大丈夫でしょう」と対応できるとし、「日本の戦い方は対策してきました。楽しみにしていてください」と研究済みだとする。
「海外での試合は10試合中2試合がKO。今回もチャンスがあればKOしたい」と言い放ち、自身については「海外の試合ではKO負けはありませんが、タイでの試合では2~3回ありました。200戦のうちの2~3回です」と言うが、最後にダウンしたのは「何年か前なので覚えていないなぁ」としばらくダウンを喫したことはないとした。
最後には「明後日の僕の試合を楽しみにしていてください。一生懸命に面白い試合をします」とのメッセージ。明日の計量は会場で秤に乗るが、そのまま部屋に戻って記者会見にはモニターで参加する。試合当日もペットパノムルンと原口は専用控室にそれぞれ隔離され、他の選手や関係者と接触せずに試合をし、終わったらそのままホテルへ戻るという徹底したバブル方式で行われる。
なお、「ペットパノムルン」のリングネームは、ペットがダイヤモンド、パノムルンは地元のブリラムにある城の名前で“ダイヤモンドのパノムルン(城)”という意味だという。