2019年6月30日(日)東京・両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント~』。
同大会で行われる「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場する、K-1 KRUSH FIGHTバンタム級王者・晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が5月23日(木)神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。
パンチのミット打ちを披露した晃貴は「トーナメントへ向けた追い込みも始まって良い感じで練習出来ています。トーナメントのことはあまり意識せず、自分の良いところを伸ばして練習しています」。トーナメントは意識してないものの、一階級上のスーパー・バンタム級での試合に向けて「筋トレを増やして、パワーで負けないように身体を大きくしている」と準備を続けている。
トーナメント一回戦の相手はアルメニアのサンベル・ババヤン。小柄ながらパンチを主体とした好戦的なファイトスタイルが持ち味で、晃貴も「ガンガンに攻めてくる選手で、パンチも蹴りも両方出来る選手だなって印象がありますね」とそのアグレッシブさを警戒する。ババヤンはパンチだけでなくハイキックでのKOも多いファイターだが「その対策もトレーナーさんと話し合ってやっています」とババヤンの研究も十分に重ねている。
先日行われたトークイベントでは同郷の先輩・武尊から「1日3回ではなく、目の前の試合だけやるつもりで戦った方がいい」とアドバイスを送られていた晃貴は「一回戦を良い感じで勝ってダメージ負わないようにしたいので、今はババヤン対策ばかりやっています。出来れば早いラウンドで倒したい」とババヤン戦に集中力を高めている。
晃貴はトーナメントで戦いたい相手として、現K-1スーパー・バンタム級王者の武居由樹の名を挙げ「武居選手はテクニックがあって、倒すパワーもあって凄い選手だと思っていた。決勝では武居選手と戦いたい」と決勝での武居戦を熱望。「自分の戦いが出来れば、スーパー・バンタム級でも通用するところを見せていきたい」と続ける。
両国大会は兄貴分の武尊が怪我のため欠場。晃貴は「上京してから武尊くんと同じ舞台で試合をしたことがないので、いつか武尊くんと一緒にK-1の舞台で戦いたい。それはずっと昔から思ってたことなので、いつかは実現させたい」と武尊と同じ日にリングに立つという目標を掲げた。
最後に晃貴は「目標はK-1のスーパー・バンタム級の世界チャンピオン。6月30日の両国、お客さんを盛り上げながら自分も楽しんで、自分が優勝するんで応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。