2021年12月4日(土)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて、K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで王者・椿原龍矢(月心会チーム侍)に挑戦する軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)のインタビューが主催者を通じて届いた。
軍司はK-1アマチュア優勝を経て2015年2月にプロデビュー。2016年にK-1甲子園優勝を果たし、2017年9月にはKrushバンタム級王座を獲得(第2代)。2020年9月にKrushスーパー・バンタム級王者の玖村将史に挑戦したが判定負け。12月からフェザー級に階級を上げると亀本勇翔にKO勝ち、今年3月には森坂陸に判定勝ち、9月に現Krush王者・新美貴士から判定勝ちと3連勝。戦績は15勝(4KO)5敗1分。
両者はK-1甲子園で1勝1敗、プロになってからも1勝1敗と完全にイーブンの戦績で、今回がタイトルマッチという最高の形での決着戦となるライバル同士。
ここで勝って完全決着をつけたい
――12月K-1大阪大会でのタイトルマッチが決定しました。
「やっと来たかなっていう感じです。今までK-1のタイトルマッチはやったことがなかったので自分のキャリアで言えば(タイトルマッチまで)長かったですけど、フェザー級に上げて次が4戦目なので、早い段階でタイトルマッチを組んでもらえたことに感謝しています」
――フェザー級転向以降は3戦3勝。対戦相手と試合内容に関しても、元Bigbang王者・亀本勇翔選手にKO勝ち、Krushフェザー級王座決定トーナメント準優勝・森坂陸選手にはダウンを奪っての判定勝利、そして前回9月のK-1横浜アリーナ大会では現Krushフェザー級王者・新美貴士に勝利と非常に充実しています。
「スーパー・バンタム級の時より全然動きがよくなって、力も出せるようになってきたので、この階級がすごく合ってます。今までは減量がキツかったこともあって、試合で普段の動きが出せなかったので、この階級にしてから練習通り動けてるなというのは感じます。例えばスーパー・バンタム時代は体重は落とせていてもなんかしっくり来ない、“ちょっと足りないな”っていう感じがあったんですけど、今は当日のウォーミングアップから、パワーとスピードを感じています」
――前回の新美戦を振り返っていかがでしょう?
「反省点はいっぱいあって、ちょっとボディを狙い過ぎたかなと思います。ただ、最初から打ち合いに行こうと思って、その打ち合いに勝てたことはよかったです」
――王者・椿原選手とはアマチュアで1勝1敗、プロで1勝1敗と全くのイーブンで、今回が5度目の対戦です。
「今までは五分五分の試合が多かったので、今回はしっかり差をつけて、ここで勝って完全決着をつけたいです。見ている人たちも、6度目の対戦はつまらないと思うし、僕ももうさすがにいいかなって思うので(苦笑)ここで終わらせたいです」
――改めて椿原選手の印象を改めてお願いします。
「4回ともやり辛さはずっと感じてました。今はさらに、そのやり辛さ+ディフェンスもすごく上手くなっているなというのは感じます」
――K-1のベルトをかけて5度目の決着戦になったことをどう感じていますか?
「アマチュアから始まってプロデビューして、少しずつ階級を上げながら、同じフェザー級になって。あっちも(階級を)上げて何戦かして、今がベストかなというのは感じているだろうし、僕もベストの状態でいけるので、すごくいい試合になると思います。勝つのはもちろんですけど、差をつけて勝って完全決着したいです」
――ちなみにテクニックで相手を翻弄する椿原選手の戦い方についてはどう感じていますか?
「逃げてるってわけじゃないと思うんですけど、動いて動いて戦う選手なんで、逃げられないようにしっかりと最後に仕留めたいな、と。今回はベルトをかけた試合になるので、K-1の見本になるじゃないですけど、そういう試合をしたいというか。ぶっちゃけ僕の方がK-1らしいアグレッシブな試合をすると思うんで、そういう部分では僕の方がK-1チャンピオンに向いていると思います」
――それでは最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「次で椿原選手とは5回目なので、しっかりここで差をつけて、KO決着で終わらせたいです。前チャンピオンの江川優生選手が倒せなかった選手を、KOという形で終わらせられれば誰も文句を言わないチャンピオンになれると思ってるので、KOで勝ってベルトを巻きます」