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【KNOCK OUT】白幡裕星とサンチャイが接戦での判定決着を予想、安達浩平は「team AKATSUKI祭りにしたい」

2021/09/25 14:09
【KNOCK OUT】白幡裕星とサンチャイが接戦での判定決着を予想、安達浩平は「team AKATSUKI祭りにしたい」

賞金マッチで対戦する白幡(左)とサンチャイ(右) 撮影/安村発

 2021年9月25日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.4』の前日計量&記者会見が、24日(金)都内にて正午より行われた。


 第7試合のスーパーファイトKNOCK OUT-RED -53.0kg契約3分3R延長1Rで対戦する、白幡裕星(橋本道場)は52.9kg、サンチャイ・TEPPEN GYM(タイ/TEPPEN GYM)は52.7kgで計量をパスした。

 129戦97勝(34KO)29敗3分けの戦績を持ち、これまで国内のトップファイターとの対戦経験と持つサンチャイは「明日の試合では首相撲、蹴り、テクニックで上回った上で、判定勝ちになるんじゃないかな」と控えめながらも自信を見せるコメント。


 対する白幡は「明日はお世話になっておる株式会社イーライフグループ様の冠スポンサーの試合になります。強いタイ人選手との賞金マッチになると思っているのでタイトルマッチの時ぐらいモチベーションが高いです」とやる気に満ちているという。サンチャイの判定勝ち宣言については「僕も苦しい試合になると思うので判定決着になると思います」と接戦になると予想した。

 また、賞金を獲得して何かしたいことを聞かれると、サンチャイが「住んでいるアパートを変えたい」と引っ越しを希望すれば、白幡は「温泉旅行にいきたい」という。

 最後に、現在キック界で53kg級戦線が盛り上がっていることを受け、白幡は「明日勝たないことには何も始まらないのですが、“53kgには僕がいるぞ”というアピールをしたい」とKNOCK OUT王者らしく貫禄あるコメントで締めた。


 2020年2月29日大会より6選手参加により開幕した「初代KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定リーグ戦」は、コロナ禍で大会中止や延期が相次いで当初の予定からリーグ戦の期間が延びたため、参加6選手のうち、古村光(FURUMURA-GYM)がスーパーバンタム級に階級アップ、Mr.ハガ(ONE'S GOAL)が長期休養となり、それぞれリーグ戦への参加を辞退。前田伊織(北流会君津ジム)も現役引退でリーグ戦への参加辞退を申し入れ、最終戦で工藤“red”玲央を破ってリーグ戦をトップで終えた安達浩平(team AKATSUKI)と、第2位の響波(Y’s glow)によって今大会で王座決定戦が争われることとなった。

 安達は53.5kg、響波は53.4kgで計量をパスした。両者は昨年12月に今回のリーグ戦で対戦し、安達が判定勝ちしている。


 会見に出席した安達は「今までやってきた全てを出して、目の前の赤いベルトが明日、僕のところに来るのかなとワクワクしています。必ず獲るためにKOで勝ちます」とKO宣言。

 リベンジ&戴冠を狙う響波は「1年半かかったリーグ戦で長かったのですが、結果的にここまで来れて凄く嬉しいです。1年半分の力を出し切ります。ベルトを自分の腰に巻きたいと思います」と静かに闘志を燃やす。

 三冠王・石川直樹(team Lit)が王座挑戦アピールしたことを受け、安達は「石川選手は僕がプロになった時からキック第一線で活躍されていて、いずれはやりたい選手。明日必ず勝ってやりたいと思います」と石川との対戦に興味を示した。

 最後に安達は「スーパーフライ級には同じジムの濱田巧がタイトルマッチに出ます。二人でベルトを獲って明日はteam AKATSUKI祭りにしたい」と宣言している。


▼第5試合 KNOCK OUT-RED 54kg契約 3分3R延長1R
石川直樹(team Lit)
ユット・ZERO(タイ)

・石川直樹=54.0kg
「明日は勝つことはもちろんですが、熱い試合をした上でKOで勝ってベルトにつなげたいと思います。(同大会で自分の階級のタイトルマッチが行われることについて)もちろん意識しています。どっちが勝つか……楽しみにしてます。(相手はテクニックで勝つと言っているが)相手が嫌なことをしっかりやるだけ。(フリー転向初戦でどういう姿をファンに見せたいですか)いつもと変わらず、勝ちたいという気持ちを見せられる試合になると思います。(ファンへのアピール)とりあえず明日勝って、『KNOCK OUT』のベルトにつなげます。ベルトを獲ってからがスタートだと思っています。明日は必ず勝ちます」

・ユット・ZERO=53.7kg
「相手は強いので頑張ります。(どういう技で勝ちたい?)テクニックで勝ちたい。(相手は嫌なことをやって勝つと言っていることを受けて)全然大丈夫。頑張ります(ファンへのアピール)


▼第4試合 KNOCK OUT-BLACKライト級 3分3R延長1R
大谷翔司(スクランブル渋谷/INNOVATIONライト級王者)
麻火佑太郎(PHOENIX/元TENKAICHI Gライト級王者)

・大谷翔司=62.4kg
「『KNOCK OUT』のタイトルを獲るために、絶対に落とせない試合なので気合いを入れていきます。(試合でアピールしたいことは?)前回のバズーカ選手とのタイトルマッチで細かな穴が見えたので、そこを修正しつつも熱い試合を見せたいと思います。(ファンへのアピール)明日は絶対に勝ちます。ライト級の第3試合、第4試合は熱い試合になるので注目して下さい」

・麻火佑太郎=62.4kg
「今までで一番いい仕上がりになったと実感しているので、明日はタイトルマッチが2つありますが、4試合目に注目してくれたら間違いないと思います。(試合でアピールしたいことは?)キックボクシングらしく、蹴りでもパンチでもしっかり魅せます。しっかり倒すことが一番盛り上がると思いますが、自分らしく楽しく試合ができたらと思います。(大谷はタイトルを獲るために落とせないと言っていることについて)タイトルに関係なく、これから先は負けるつもりはないですし、この前の敗戦からしっかり学んだので、これから勝ち続けるためにやっています。勝つためにやってきているので、大谷選手の発言は気にしていません。(ファンへのアピール)大谷選手は他団体のチャンピオンで大切なところで勝ち切る強さは持っていると思うのですが、明日はしっかりリスペクトを込めて倒しにいきたいと思います」


▼第3試合 KNOCK OUT-BLACK -63.5kg契約 3分3R延長1R
Apollo中山(GOD SIDE GYM)
般若HASHIMOTO(クロスポイント吉祥寺)

・Apollo中山=63.2kg
「明日はブッ飛ばして勝ちます。(計量時の睨み合いについて)“よろしくお願いいたします”という感じでいたが、凄くメンチを切ってきたのでこっちもスイッチが入った。そんな感じです。(試合でアピールしたいことは?)倒せれば何でもいいのですが、殺傷能力を見てもらえればなと思います。(ファンへのアピール)獲物が来た感じで全力で戦うのでよろしくお願いします」

・般若HASHIMOTO=63.3kg
「明日はしっかり勝つことはもちろん、しっかり倒していい試合を見せられたらいいかなと思います。(計量時の睨み合いについて)別に何も感じるものはありません。試合で勝つことしか考えていません。(試合でアピールしたいことは?)自分的にはパンチで勝てればいいと思うので、パンチに注目して下さい。(ファンへのアピール)明日は一番面白い試合をやろうと思うので3試合目に注目して下さい」



KNOCK OUT公式HPより

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