2021年9月19日(日)さいたまスーパーアリーナで『Yogibo presents RIZIN.30』が開催された。
Yogibo presents RIZIN.30 速報
2021年9月19日(日)さいたまスーパーアリーナ12:30開場 / 14:00開始 ※選手名から公開練習インタビュー
▼第10試合 バンタム級(61kg)トーナメント2回戦 5分3R○朝倉 海(トライフォース赤坂)60.90kg[判定3-0]×アラン“ヒロ”ヤマニハ(ボンサイ柔術)60.75kg
2021年6月から開幕したRIZINバンタム級(61.0kg)トーナメントの2回戦の組み合わせは抽選ではなく、主催者決定で発表され、元バンタム級王者の朝倉 海(トライフォース赤坂)と、アラン“ヒロ”ヤマニハ(ボンサイ柔術)の対戦に。
朝倉海は、6月のバンタム級GP1回戦では、渡部修斗を寄せ付けず、1R3分22秒でパウンドアウト。優勝候補の前評判通り、圧倒的な強さで2回戦に駒を進めた。
対するヤマニハは、倉本一真を下して勝ち上がってきた“ボンサイ柔術・第4の男”。朝倉海にとっては、兄・未来を絞め落としたクレベル・コイケが所属するボンサイ柔術勢との因縁の試合となる。
先に入場のヤマニハはセコンドのサトシ、クレベルとハグ。朝倉海のセコンドには朝倉未来がつく。
コールにグローブにキスし、そのまま手を突いた井上。対する海も高々と右手を挙げた。
1R、ともにオーソドックス構え。先に詰めるのは朝倉。右を振るが、右へかわすヤマニハに左ミドルも突く朝倉。ボディ打ちにヤマニハはシングルレッグへ。突き放した朝倉。
ボディ打ちから右を振る海。コーナーに詰まるが左を返すヤマニハ! バランスを崩す朝倉。しかし朝倉は腹を突く。そこにダブルレッグはヤマニハ。ここも両足を後方に飛ばしてスプロールして切る朝倉。コーナーに詰めてひざ蹴りは朝倉。ヤマニハは前手の左を返す。
右ボディ打ちを決めてさらに右を打つ朝倉。崩れるヤマニハは引き込み。左で小手に巻きラバーガードから三角絞め狙いも、離れる朝倉。
スタンドを要求する朝倉。ヤマニハは左から右を返す。さらに右、左ボディストレートを返す。ゴング。ヤマニハはピンチを凌ぎ反撃してゴング。
2R、前に出るヤマニハ。そこに右ストレートを突く朝倉。ヤマニハのローがローブローに。朝倉の左ハイをブロッキングするヤマニハ。詰めるヤマニハは左インローもかわす朝倉。四つに組んだヤマニハはボディロックテイクダウン! コナーに詰めてパウンド2発もコーナーを背に立ち上がる朝倉。
右を連打する朝倉。下がるヤマニハだが、足の動きが落ちている。詰める朝倉は強烈な左ボディ! 下がるヤマニハは左を振るが右を当てる朝倉! しかし崩れないヤマニハはボディロックからバツクテイク。左足をかけるが腕はたすきにかかてっていない。バックに回り左足をかけたヤマニハ。バックから左のパンチ、左のヒザを突くヤマニハ。
3R、グローブタッチ。左インローを連打する朝倉。蹴り数が多い。さらに左ボディも当てるが、効いていないと両手を後ろに組むヤマニハ。詰めて左を打つが、ブロッキングして、右に回る朝倉。右を当てるが、ヤマニハは左! しかし、ヤマニハはボディロックからリフトしテイクダン! すぐに立ち上がる朝倉。なおもリフトしようとするヤマニハに凌ぐ朝倉はコーナー使い立つ。そこにヒザを突くヤマニハ。
詰める朝倉。左ローは空振りで軸が乱れる。朝倉の右ハイをブロックするヤマニハ。朝倉は右! ヤマニハも左を返す! ワンツーからボディ打ちは朝倉。しかしその打ち終わりに左を返すヤマニハ! 一瞬動きが止まる朝倉だが押し返して右を振りゴング。
ロープを両手で掴んで腰を折る朝倉。ヤマニハは両手を挙げる。
判定は3-0で、有効打を当てた朝倉が勝利。右手を挙げられた朝倉だが笑顔は無く、ヤマニハとハグをかわした。相手コーナーで挨拶した海をサトシとクレベルも祝福した。 試合後、朝倉はリング上で「メインなのに判定で微妙な試合をしてすみません。このトーナメント、絶対に優勝するので、大晦日までに絶対に強くなって帰ってきます」とマイク。
右ストレートを当て、左ボディも当ててフィニッシュで詰めたことでヤマニハの左を被弾した朝倉だが、1Rの時点で右の拳を傷めていたことを試合後に吐露。それでも「左ボディを効かせて、最後は壊れてもいいと思って我慢して右も打ってました」と語った。
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▼第9試合 バンタム級(61kg)トーナメント2回戦 5分3R○井上直樹(セラ・ロンゴ&ワイドマンMMA)60.85kg[判定3-0]×金太郎(パンクラス大阪稲垣組)60.75kg
井上は、日本人史上最年少の19歳でUFCと契約。フライ級で戦い、1勝1敗。同級の縮小に伴い、主戦場を日本に移し、RIZINでバンタム級に参戦した。RIZINではトレント・ガーダム、渡部修斗、元谷友貴を撃破し、2021年6月のGP1回戦では石渡伸太郎を1R TKOに降し4連勝中だ。
金太郎は、2018年10月のPANCRASEで、今回のGPで朝倉海と対戦するアラン“ヒロ”ヤマニハをパウンドでTKOに降している。2021年6月の前戦では、RIZIN「バンタム級トーナメント1回戦」として、伊藤空也(BRAVE)に判定勝利し、2回戦進出を決めていた。
ラッシュガード無しで戦う金太郎。井上はコール前に目を閉じ、見開いて十字を切る。
1R、金太郎はグローブタッチ無し。中央を取る。オーソドックス構えの井上。サウスポー構えの金太郎。先に遠間から左のカーフキックは井上。左ジャブ、右ロー右前蹴りを腹に刺す! さらに右ミドルの井上に、左ミドルを返す金太郎。
右インローを突く井上。前手のフックを突く金太郎を出入りでかわす井上。金太郎の右ミドルを掴んで右ミドルを刺すが、そこは金太郎も狙う。
コーナーに詰まる金太郎は右の関節蹴り狙い。左ハイをブロッキングの腕に当てて押し戻すが、すぐに井上が細かいステップで押し返す。
前手争いから右ハイは井上。ブロッキングする金太郎。左ジャブは井上! サウスポー構えからスイッチしての右ローをこつこつと突く井上。金太郎は、ジャブに右前手をかぶせようとする。左ミドルは金太郎も、“キラー”井上はその軸足に、カウンターの左の関節蹴りを当てる!
2R、グローブタッチした金太郎。右ローを当てる金太郎。井上は右インローを前足に当てる。左のローをこつこつ当てるのは井上。金太郎のステップが少し重くなる。
さらに左アウトローを当てる井上。左ストレートを振る金太郎だが、井上はステップでかわす。詰める金太郎。しかし、かわす井上は左関節蹴り狙い。金太郎も左ミドルを当てる!
井上は右ハイもかわす金太郎。井上は左ローをなおもこつこつ当てると左回り。追う金太郎だが前足が赤く腫れる。
井上の右ハイのバランスを崩したところを詰める金太郎だが、かわす井上はなおも左ロー、ジャブ。詰めて接近戦に持ち込みたい金太郎だが、さばく井上。金太郎は左ミドルを当てるが、2発目はバックステップでかわす。
3R、中央を取る井上。右前蹴り。金太郎は詰めると左ストレート! ロープに詰まる金太郎に井上は右ストレート! しかし前に出るのは金太郎。左ボディストレートを散らす。井上は鼻血。左ボディストレートを打つ金太郎。なおも左ストレート。左回りでさばく井上に、左ボディストレートを当てる金太郎は左ハイも! さらに左ストレート。かわしている井上だが、場内は沸く。
左カーフキックを当てる井上! 金太郎の足がついていかない。それでも左ボディストレートを軸に前に出る金太郎。左右に頭wお振る井上に金太郎は左ミドル、左ストレート! 井上もカウンターの右を当てている。左の関節蹴りを前足に蹴る井上。
詰める金太郎。左前蹴りでさばく井上は、追う金太郎をコーナーで捌く。左ストレート、距離でかわす井上だが、場内は金太郎の前進を後押し。左ボディストレート。さらにワンツーで詰めるが見事なデフェンスでかわす井上。ゴングに両者はハグする。
判定は3-0で見事なデフェンスと有効打を当てた井上が勝利。詰めて左の攻撃で見せ場を作った金太郎は、井上とハグしてからリングを下りた。試合後、井上はリング上でフリップコメントは見せず。「KOか一本で決めたかったですが、金太郎選手強かったです。なのでマイクパフォーマンスはいろいろ考えていたんですけど、また今度にします」と語った。
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▼第8試合 バンタム級(61kg)トーナメント2回戦 5分3R○扇久保博正(パラエストラ松戸)60.85kg[判定3-0]×大塚隆史(T-Grip Tokyo)60.95kg
扇久保は07年にプロデビューし、修斗フェザー級新人王、修斗環太平洋フェザー級王者を獲得。12年5月の修斗世界フェザー級タイトルマッチで王座獲得に成功。14年のVTJフライ級トーナメントで優勝を飾ると、16年には修斗世界フライ級のタイトルも獲得と史上2人目の修斗世界王座の2階級制覇を達成した。16年にはUFCの登竜門的リアリティ番組TUFに参加。18年7月のRIZIN初参戦では5年越しに堀口恭司とのリベンジマッチが実現したが判定負け。元谷友貴、石渡伸太郎に勝利し、20年8月にはバンタム級王座を懸けて朝倉海と対戦するも初回TKO負け。11月のRIZIN.25では瀧澤謙太にフルマークの判定勝ちを収めて再起した。
6月東京ドームでのGP1回戦では、春日井“寒天”たけしに判定勝ちも、「1発目のフック」で右拳を骨折。「打ち合いに行けない」なか、左の拳と左右の蹴り、そしてテイクダウンゲームで接戦を制している。
大塚は、2019年にDEEPで2連勝後、2020年3月に元谷友貴に判定負け。修斗に戦場を移し、環太平洋王者の安藤達也をカーフキックで1R TKOに降した。2021年3月の修斗世界戦では扇久保と同門の岡田遼に判定負けを喫するも、「RIZINバンタム級トーナメント」の16人の中に選出され、6月に獅庵に判定勝ちで1回戦を突破した。
所属のT-Grip Tokyoに加え、2021年に入り、パンクラスイズム横浜で練習。剛毅會空手道、そして獅庵戦後はロータス世田谷でも出稽古を始めている。
1R、ともにオーソドックス構え。慎重な立ち上がり。扇久保の入りのフェイントに、左前手を出す大塚。右ローを打って、それを足を上げてチェックする扇久保だが、そこに飛び込んでの右を当てる大塚! 少し崩れた扇久保に、大塚は深追いはせず。大塚の左の蹴り足を掴んだ扇久保は詰めるが、大塚は足を外す。
再び大塚の左ローの打ち終わりを掴みに行く扇久保だが、足を外す大塚。扇久保は左フックを当てる。得意の左前足のハイキックを蹴る扇久保。ブロッキングする大塚もすぐに右ローを蹴り返し。扇久保も右ローを当てると、飛び込んでの左の蹴りは扇久保、右に回る大塚にさらに左ミドルを当てる。
2R、左右スイッチする扇久保、オーソドックスに戻し、両者近づいていく。左ミドルを当てる扇久保。大塚も徐々に圧力をかけ直すも、右ローは空振り。
左右の打ち合いの中で組んでヒザを突く扇久保。右も当てるとダーティーボクシングの中で左アッパーを突く。扇久保の圧力に下がる大塚は右ロー。扇久保も右ローを当てるが慎重に。大塚は左の蹴りを返す。組み際も左を返す。
3R、相手が左インローを当てる扇久保。さらに右ローと前足を突く。右のカーフキックが効いているか、大塚の動きが少なくなるふな、扇久保が前に出て右フックをヒット! そこに大塚がダブルレッグテイクダウン! 扇久保はクローズドガードに組んで下からも打ち、足を解いて立ち上がりに。右で差して押し込むのは扇久保。離れて打ち合いの中で跳びヒザから右を振る扇久保に、大塚も左を当ててゴング。
判定は、先に仕掛け、右カーフキックを効かせた扇久保が3-0で勝利。GP2回戦進出を決めた。
神経戦を制した扇久保は「このトーナメント、絶対に僕が優勝するんで、僕に全ベットしてください」と語った。
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▼第7試合 バンタム級(61kg)トーナメント2回戦 5分3R×元谷友貴(フリー)60.90kg[1R2分27秒 TKO]※レフェリーストップ○瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト)60.95kg
元谷はプロビューから僅か1年、22歳の若さで初代DEEPフライ級王座に就く。RIZINには15年末の旗揚げから参戦。17年4月のRIZIN.5で初参戦の堀口恭司と対戦するも敗れる。18年10月にはDEEPバンタム級王座を獲得して2階級制覇を達成。19年7月のRIZIN.17では修斗現役王者の扇久保博正に惜敗、同年の大晦日にはパトリック・ミックスに一本負けを喫した。再起戦となった昨年3月のDEEPでは大塚隆史をフルマークで下し、8月のRIZIN.23では魚井フルスイングにフロントチョークで一本勝ち。11月のDEEPでは7連勝中のルーキー米山千隼に一本勝ちと3連勝を収めたが、大晦日では井上直樹にリアネイキッドチョークで一本負け。再起戦となった2月のDEEPでは1R中盤に昇侍をリアネイキッドチョークで絞め落し復活を遂げている。
2021年6月のGP1回戦では、修斗王者・岡田遼をスタンドで制し、判定3-0で2回戦進出を決めた。
瀧澤は、フルコンタクト空手出身。高校時代にレスリングも学び、MMAに転向。PANCRASEで活躍後、2020年9月にRIZINに初参戦し、今回のGPにも出場する金太郎に判定勝利した瀧澤だが、続く11月の「RIZIN.25」で扇久保博正に判定負け。大晦日には佐々木憂流迦にも判定負けし、2連敗。しかし、6月のGP1回戦で、足関節を狙う今成正和の組みを切り続け、要所で打撃を入れて判定3-0で勝利した。
1R、ともにオーソドックス構え。遠い距離から後ろ廻し蹴りで牽制する瀧澤。かわす元谷は徐々に圧力をかけていくと、前蹴りから押し返す瀧澤は左ミドル、左ロー。
元谷も左を突いて最初のシングルレッグに入るが、ここは切る瀧澤が左ミドル! 追う元谷は詰めて右を打つ。
右ボディを当てる元谷。さらに首相撲&ヒザにとらえようとする元谷だが、剥がした瀧澤は左フック! もらってダウンした元谷は、すぐに立ち上がるが、瀧澤はすぐに左ボディ、右フック! 崩れる元谷の上半身が瀧澤の連打により、リング外に出てしまいレフェリーが間に入った。効いていないと手を振る元谷。
試合後、バンタム級四天王の一人をついに降した瀧澤は、リング上で「どうだ、オラ! 俺がこのトーナメントのダークホースだ!」と咆哮した。
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第6試合後の休憩前に「石渡伸太郎引退セレモニー」が行われた。
リングにスーツ姿で上がった石渡は、「本日は最後の挨拶をさせていただき、ありがとうございます。プロで15年39戦戦いました。とにかく強くなりたいという気持ちでやってきて、だんだん応援する人が増えたとき、、どうやって恩返しできるかなと考え、僕には堀口選手や那須川選手のようなあっと驚くような動きは出来ませんが、その分、一戦一戦、魂を込めて戦いました。ですが、身体の限界が来て、引退を決意しました。
これからは、形を変えて格闘技を盛り上げていきたいと思います。幸せな格闘技生活でした……。これからの仕事のために上手に喋ろうと思いましたが、すみません。これまで応援してくださった方々、ほんとうに応援ありがとうございました」と、言葉を詰まらせながらも挨拶。
最後に高田延彦キャプテンから花束が贈られ、10カウントゴングが鳴らされた。
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▼第6試合 女子スーパーアトム級(49kg)5分3R○浜崎朱加(AACC)48.80kg[判定3-0]×藤野恵実(トライフォース赤坂)48.95kg
RIZIN女子スーパーアトム級(-49.0kg)戦として、王者・浜崎と、現PANCRASE女子ストロー級(-52.2kg)王者の藤野がノンタイトルで対戦することが発表された。
両者は、2012年12月にJEWELSで初対戦。パワフルな藤野の打撃に浜崎が後退させられる場面やギロチンを仕掛けられる場面もあったが、マウント&パウンドなどポジショニングで上回った浜崎が判定勝利している。
その後、浜崎と藤野は練習仲間として切磋琢磨し、浜崎は2018年にRIZIN女子スーパーアトム級王者に。藤野は2019年12月にチャン・ヒョンジに一本勝ちし、女子ストロー級王者に輝いている。今回、藤野は3.2kgの減量に臨み、リカバリーを経て、スーパーアトム級戦に挑むことになる。
相撲の蹲踞を姿勢を取り、コールに右手を挙げた藤野。左ヒザにブ厚いテーピング。対する浜崎は黒青髪に、黒と青のコスチュームでコールに右手を挙げて礼をした。両手で握手した2人。
1R、サウスポー構えの浜崎に、オーソドックス構えの藤野。ジャブで前に出る藤野。右に回りさばく浜崎。左ジャブのダブルは藤野。かわす浜崎のジャブを藤野も左に回りかわす。ローは浜崎。藤野は右から左を振り胸元に当てる。
右ジャブで飛び込む浜崎。藤野ワンツーのカウンターで右をヒット! 藤野の左目が腫れる。浜崎は左ローを放つが、藤野は右のカウンターをヒット。藤野も前手を振るがその打ち終わりに右を当てる浜崎。
2R、ギアを上げ、前に出る浜崎、藤野は右ジャブを被弾も額で受ける。そこに左ジャブを打つ藤野も中央を譲らず。右の相打ち! ジャブダブルから右を振るが、バックステップでかわす浜崎が打ち終わりに左。藤野は右ボディを当てる。
冷静に打って離れる浜崎。右ジャブ、左ストレート。右を振る藤野に、浜崎はシャープな右! アゴが上がるが藤野は下がらず。右ローも当てる。浜崎の右から左に頭が上がる藤野だがワンツーから右ボディ! 浜崎はオーソ相手に左回りに回り右ストレート!
片ヒザをマットに着いた藤野だがすぐに立ち上がり、追う。ゴングに両者グローブタッチする。
2R、両者に消極的とのアナウンスで注意。左目を腫らした藤野。右ジャブをインサイドで突く浜崎はワンツーが速い。さらに左! 藤野はワンツーで前に出てついに左で差す! しかし右で小手に巻く浜崎は小外を合わせて藤野を崩す。すぐに立つ藤野。
ローキックを受け、少し足をひきずりながらも詰める藤野。左右から右を振るが浜崎も笑みを見せて右を突き返す。ワンツーでステップインして右を2度当てる藤野! 連打で組むが突き放す浜崎も鼻血。右から左は浜崎! さらに藤野の左右に浜崎も打ち合いに!
ゴングに両者は笑顔でハグ。
判定は3-0で、有効打を当てた浜崎が勝利。試合後、「親方と……、すみません藤野さんのことを親方と呼んでいるんですけど、複雑な気持ちもあったんですけど、何て言ったらいいか分かりませんが……親方と試合が出来てよかったです」と、言葉を詰まらせながらマイクで語った。
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▼第5試合 ライト級(71kg)5分3R×武田光司(BRAVE)70.85kg[判定0-3]○矢地祐介(フリー)71.00kg 6月大会で修斗王者の川名を判定で降し、2連敗から脱した矢地が連続参戦。現DEEPライト級王者の武田と対戦する。 矢地は川名戦の勝利後、リング上で「国内チャンピオン、どちら(DEEP/PANCRASE)でもいいので求める人と試合したいです」とアピールしていた。対する武田は、3月にPANCRASE同級王者の久米鷹介に判定勝ち後、拳の治療を経て、矢地と対戦する。
1R、サウスポー構えの両者。ゴングと同時にいきなり飛び込んで二段蹴りを打つ矢地! 右ヒザを顔面に当てるが、崩れない武田が詰めて右で差して押し込む。コーナーを使い、武田の四つに右ヒジを首前に当てる矢地。ブレーク。
左ローを当てる矢地。武田もローを返すとコーナーで組んでボディクラッチでスープレックス! そのまま上四方で頭を両足で挟んでのキムラロックに組むが、矢地も両手でクラッチして防ぎ、ずらして外すと、なおも武田はセンタク挟みへ。ここも外した矢地は四つに組む。ヒザ蹴りの矢地に、ボディロックから投げを狙う武田。今度は残した矢地。ブレーク。
スタンドで前足の右の蹴りは矢地。さらに右ロー、右ストレートも詰める武田は右アッパーを振る。さばく矢地は左ロー。武田は最初の二段ヒザ蹴りか出血。
2R、左右を振って先に詰める武田。左で差してからシングルレッグに切り替える武田。引き出そうとするが、凌ぐ矢地はコーナー背に凌ぐとヒザ。武田もヒザ蹴りからボディ打ち、四つからバックに回り、投げ狙い。ヒザを着いて凌ぐ、矢地。あえて投げを狙う武田だが、矢地は何度も正対を狙い、片ヒザを着いて凌ぐ。
立ち上がる矢地にヒザを突き上げる武田。押し込むが矢地のヒザ蹴りが金的に入り、中断。再開。矢地の打撃に詰める武田が両脇を差して投げ! この際で残した矢地は腕十字へ。それを武田がまたいで外してゴング。
3R、右目を腫らした武田。ワンツーを当てる矢地に詰める武田は四つに。矢地は組み際にヒザを突く。ブレーク。右ジャブを当てる矢地に左で差して組む武田。シングルレッグでハイクロッチに移行するが、腿にスネを当てて倒されない矢地。ブレーク。
詰める武田は声を出して前に。下がりながら距離をコントロールし右の蹴りは矢地。なおも詰める武田はシングルレッグへ。ここも崩せず。右前蹴りで牽制する矢地。詰めるなか打ち合いで右を当てる矢地に、武田も左ストレートを入れてゴング。
判定は3-0で矢地が勝利。下がりながらも前手のジャブ・前足の蹴り、コーナーを使ったテイクダウンデフェンス、組み際のヒザ蹴りなど、ブランニューやっち君を見せた矢地が勝利した。武田は対日本人初黒星。
試合後、矢地は「一つひとつ、場面場面で技を出して勝ち切る、これが格闘技で、“ブランニューやっちくん”です。国内三団体を統一した武田選手にしっかりした形で勝てて凄く嬉しいです。年末、サトシ選手に挑戦できたら嬉しいです」と、王者挑戦をアピールした。
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▼第4試合 フェザー級(66kg)5分3R×佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイト・チーム)65.85kg[判定0-3]○堀江圭功(ALLIANCE)65.95kg
2020年大晦日にRIZINバンタム級の61kg契約で瀧澤謙太を判定で降している元UFCの佐々木憂流迦が、プロデビュー時のフェザー級に転向。66.0kg契約5分3Rで元UFCの堀江圭功(ALLIANCE)と対戦する。
2010年4月のCAGE FORCEでプロMMAデビューした佐々木は、同年6月から12月にかけてのプロ修斗新人王決定トーナメントライト級(※現在のフェザー級)で優勝。今回は当時と体格も異なり「78~80kgくらいからフェザー級に落とすのでパワーが違うと思う」と語っていた。
対する堀江は、伝統派とフルコンタクト空手の双方がバックボーン。PANCRASEで活躍し、UFCでもハキーム・ダオドゥを相手に1戦を戦っている。2021年3月大会でRIZINデビューし、ZST王者の関鉄矢(SONIC SQUAD)とフルラウンドの死闘を繰り広げ、KO勝利でRIZIN初陣を飾っている。
1R、拳をぶつけあった両者。サウスポー構えの佐々木に、オーソドックス構えの堀江。佐々木は右ローから。そこに右を狙う堀江。喧嘩争いから前手をつきあう両者。堀江は右ミドルをヒット。佐々木も左を振りながら左ミドル、さらにボディロックから振って脇を潜り、スタンドバックへ!
コーナーの角を使い頭をつけてクラッチを剥がそうとする堀江。正対すると佐々木はシングルレッグへ。引き出そうとするが、片足立ちでコーナーを背にして凌ぐ堀江。バックに回る佐々木だが、スタンドバックから足をこじいれることが出来ない。
正対する堀江が体を入れ替え四つに持ち込むと互いにヒザ。大内刈狙いの佐々木だが凌ぐ堀江。ブレークに。右ミドルハイを当てる堀江。さらに右インロー。2発目。堀江は右のブラジリアンキック、左のカーフキックを当てる。
2R、右ミドルから入る堀江。右ジャブを当てる佐々木は前蹴りから詰めて四つに。さらに右で脇を差して両差しに! しかし、ここも突き放す堀江。右ストレートの堀江に右ハイを当てる佐々木! しかし堀江の右インローに足が流れる。左ハイの佐々木。ブロックする堀江は右インロー。
近距離で戦う両者。堀江は右インロー。前手のフックをかわした佐々木は右ジャブも、堀江は右ストレート! 佐々木はダブルレッグも今回は固執せず。離れて右ジャブを当てる! しかし堀江も詰め返すと右ボディフック、さらに右のオーバーハンド! 佐々木はレベルチェンジでテイクダウンの動きも入らず。堀江は、右ハイ。佐々木の右ジャブの打ち終わりに右ストレートを突く。佐々木のニータップをかわして詰める堀江は右インローをヒット。堀江のラウンドに。
3R、鼻血を流す堀江。堀江の前に出した指に口頭注意。左ハイを打って体勢が崩れるも後転してすぐに立つ佐々木。詰めて四つに組むが、堀江は崩れず。佐々木は得意のサバ折り&足技でテイクダウントライも出来ず。シングルレッグに切り替え、手前に引き出すが、堀江はコーナーまで片足立ちで背にし、倒れず。
ついにシングルレッグで尻まで着かせるが、すぐに立つ堀江。ブレークに。右ボディ、右インローを当てる堀江! 右ジャブを突き返す佐々木だが、なおもインローは堀江。佐々木は遠間からコーナーに詰めてシングルレッグも切る堀江はワンツーの右! 佐々木は詰めて力を振り絞りシングルレッグで引き出して尻を着かせるが、立つ堀江が逆にもろ差しに。右インローは堀江も、そこに右ストレートを当てる佐々木。ゴングに笑顔を見せた佐々木は堀江とハグも、その後、腰を落とした。
判定は3-0で堀江が勝利。元UFC対決を制した。
フェザー級で存在感を示した堀江は、試合後、「今日は会場に来てくださった皆さん。支えてくださった皆さん、いつもありがとうございます。KOしたかったんですけど、佐々木選手、気持ちも強くて倒せませんでした。日々、自分に勝って練習して、もっともっと強くなったほんとうの自分を出したいと思います。これからも応援宜しくお願いします」と挨拶した。
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▼第3試合 フェザー級(66kg)5分3R○太田 忍(パラエストラ柏)66.00kg[判定3-0]×久保優太(PURGE TOKYO/BRAVE/初代K-1 WORLD GPウェルター級王者)65.85kg
初代K-1 WORLD GPウェルター級(-67.5kg)王者、GLORYフェザー級(-65kg)SLAM世界トーナメント2013王者、元Krush -67kg王者の久保がMMAに初参戦する。2020年6月に、K-1 WORLD GPウェルター級王座を返上し、K-1を引退してボクシングに転向することを発表していた久保優太だったが、朝倉未来、BRAVE宮田和幸らとの練習でMMAへの興味が増し、MMAに本格的に挑戦することになった。
対するは、リオデジャネイロオリンピック・グレコローマンレスリング59kg級銀メダリストの太田忍。2020年の大晦日に総合格闘技デビュー戦となったRIZIN.26で所英男と対戦し、2Rに腕ひしぎ十字固めで一本負けを喫しており、今回がMMAデビュー2戦目となる。
妻サラが歌う入場曲で花道を進む久保。太田はコールにバック宙を見せる。
1R、サウスポー構えの久保、いきなり左前蹴りを顔面にヒット! 崩れながらもダブルレッグからボディロック&小外がけでテイクダウンは太田! クローズドガードの久保は背中を着ける。 右で脇を差し左足を抜いた太田。しかし久保も腰を押してフルガードに戻す。インサイドガードから強いパウンドを当てる太田! 下から蹴り上げる久保を捌こうとするが、久保は担がれず再びクローズドガードの中に入れる。
太田のパウンドを巧みに避ける久保。しかし久保も下からパンチ。上体を引いた太田についていき立ち上がるが、すぐに太田も四つから崩してテイクダウン! 袈裟固め、アメリカーナを狙うが、腕を抜く久保はゴングまでガードで凌ぐ。
2R、圧力をかける久保。回る太田は、低めのダブルレッグでテイクダウン! 久保はクローズドガードの中に入れる。ヒザをボディに突く太田。喉を押し、細かいパウンドを落としていく。下の久保は蹴り上げで距離を作ろうとするが、すぐについていく太田に立つことが出来ず。太田もパスよりはインサイドガードからパウンド。
久保の蹴り上げに片足を抜き、肩固めに入る太田! ここも久保は半身になって内側を向いて外して、腰を押してフルガードに戻すと下からの久保の打撃に太田も鼻血。
3R、歩いて太田を追う久保。太田は右に回りながら、バックフィストで近づこうとする。避ける久保はなおも追うが、太田はニータップ気味にテイクダウン。久保はなおもクローズドガードに。ブレーク。
すぐにコーナーに詰めてボディロックからテイクダウンは太田。片足を抜き、パウンドを交えついにパス。サイドで袈裟固めからパウンド、さらにネックロックで絞め上げるが、久保も首を抜き、サイドから太田のパウンドを受けながらも耐えて、ゴング。
判定は3-0で太田がRIZIN、そしてMMA初勝利。MMAデビューの久保もガードワークで判定まで持ち込む健闘ぶりを見せた。
試合後、リング上でマイクを握った太田は、「年末出ましたけど、MMAで初勝利しました、MMAファイターの太田忍です。このコロナ禍でファイターは試合ができることに感謝します。 フェザー級で復帰戦、相手はK-1チャンピオン、いろんな声がありましたが、いまは試合が出来て感謝しかありません。始めたばかりですが、世界最高峰を目指します。僕の主戦場はバンタム級。今日もGPがありますが、少しでもそこにからめるように格闘技漬けの日々を送ります。今日は塩漬けでしたが、年末はもっと練習してさいたまを爆発させます」と、今後に向けて意気込みを語った。
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▼第2試合 フェザー級(66kg)5分3R○昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)65.85kg[1R 0分20秒 KO] ※パウンド×鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級王者)65.95kg
鈴木は元々MMAファイターとしてパンクラス・ネオブラッド・トーナメント2018フライ級(56.7kg)で水谷健人、猿飛流、RIZINにも出場した杉山廣平を下し優勝。5勝2敗の戦績を持つ。体重超過がきっかけでMMAを離れ、2019年8月の『REBELS』でキックボクシングデビューすると、圧倒的な破壊力を誇るパンチで3連続KO。2020年2月のトーナメント準決勝で西岡蓮太に初黒星を喫したが、その後も怒涛の4連続KOを果たしている。7月のKNOCK OUTで宮越慶二郎を1Rわずか43秒でマットに沈め、5連続KOを飾ると共に初代KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級王座決定トーナメントを制して王者となった。「判定なんてクソくらえ」とKO至上主義を貫く。戦績は10勝(8KO)1敗。
昇侍は少年時代から野球に熱中、高校卒業後は航空自衛隊に入隊したが、プロ格闘家を目指して除隊。2005年7月にプロデビューした。パンクラスで活躍し、2006年10月には開始直後の飛びヒザ蹴りで“3秒”KOというMMA史上最短記録を作った。2008年1月にはライト級王座を獲得。同年12月からはDEEPに主戦場を移し、タイトルマッチも行ったが2013年6月に一度引退。2017年8月に復帰し、2020年9月にRIZIN初参戦で朝倉海と対戦した(2分37秒、KO負け)。前戦はDEEPで元谷友貴に一本負けしている。
1R、ともにオーソドックス構え。強い右で前に出る鈴木! さらに左右で前進する鈴木だが、前のめりに。そこに下がりながらコーナーを背にした昇侍はカウンターの左フック! 崩れた鈴木を体を入れ替えてダメ押しの右を打ち込んで、パウンドラッシュ! 逆転KO勝ちを決めた。
試合後、昇侍は「どこでも昇侍です! たくさんの応援のおかげで実力以上に天運が傾いて勝利することができました。何度も挑戦しても勝利出来なかったこのリングで、諦めずにやり続けて勝つことができました。歳は取っていきますが、歳を取ることはカッコ悪いことじゃないです。それをこの厳しいMMAで、どこでも昇侍で見せていきたいと思います」と涙ぐみながら、しかし力強く語った。
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▼第1試合 RIZINキックルール(※ヒジ無し・掴み攻撃は1回)46.5kg契約 3分3R○ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE/KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)46.45kg[判定3-0] ※30-28×2、30-29×百花(魁塾/元ミネルヴァ・アトム級王者、RISE QUEENアトム級3位)45.85kg
ぱんちゃんはアマチュアで優勝経験を積み、2019年2月にプロデビュー。パク・シウ、ペットチョンプーらを相手に無敗の快進撃を続け、2020年8月にシュートボクシングのトップ選手であるMISAKIを破ってREBELS-BLACK女子46kg級初代王座(REBELSとKNOCK OUTの統合により現在はKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者)に就いた。2021年5月、二冠王のMIREYを右ストレート一発でマットに沈めると、この試合がバラエティー番組『ノブナカなんなん』で地上波放映され反響を呼ぶ。7月には最強の敵と目されたミネルヴァ・ライトフライ級王者sasoriをも退け、デビュー以来無敗の11連勝(2KO)をマーク。
百花は中学2年生でキックボクシングを始め、2010年12月にプロデビュー。2012年5月に『JEWELS』で行われたキックルールトーナメントで優勝して注目を浴びた。東京と大阪で試合経験を積み、2017年9月にミネルヴァ・アトム級王座を奪取。2018年11月のRISEでは那須川天心の妹・那須川梨々に判定2-0でプロ初黒星を付けた。2020年11月の『QUEEN of QUEENS 2020』ではベスト4に進出。今年1月、erikaに敗れミネルヴァ・アトム級王座を失った。7月には小林愛理奈と激しい打ち合いを繰り広げたが、ダウンを奪われ判定で敗れている。関西女子キック界のベテランファイターだ。戦績は20勝(1KO)17敗3分。
ぱんちゃんはKNOCK OUT、百花はRISEを主戦場としているだけに、通常では見られない好カードが実現。RIZINでは初の女子キックボクシングマッチとなる。
1R、両者の身長差は14cm。ぱんちゃんは右ローを蹴り、百花がローを蹴ってくると右ストレートを合わせる。両者ともローを蹴り、時折打ち合いも見せてパンチが交錯する。ぱんちゃんの左前蹴り、右ローとカーフキックがタイミングよく決まっていくが、百花も負けじと右ローを蹴り返す。両者退かないパンチの打ち合い、そしてぱんちゃんの右カーフが決まる。
2R、ぱんちゃんの4連打にぱんちゃんは右ミドル、百花は一度入り込むと必ず連打をまとめる。ぱんちゃんは鋭いジャブ。ぱんちゃんがワンツーをヒットさせると百花も負けじと右フック。ジャブ&右ローのぱんちゃんに何度も連打でアタックを仕掛ける百花だが、ぱんちゃんは執拗に右ローを蹴ってバランスを崩させる。
3R、ここまでお互いに一歩も退かない展開。ぱんちゃんの前蹴りに百花は右ストレート。ワンツーで入ってくる百花にぱんちゃんはすかさず打ち込む。ぱんちゃんは前蹴りを挟みながら右ローから右ストレート、そして右ミドル。前に出るぱんちゃんに百花が右フック。ぱんちゃんが右ストレートをヒットさせるが百花は退かずに右フックを繰り出す。最後まで両者打ち合った。
判定3-0で勝利を収めたぱんちゃんは「KNOCK OUTという団体からきました。凄い期待して見てくれたと思いますが、倒せず申し訳ないです。もっともっと実力が足りないと思っているので出直してきます。必ずこの舞台にまた立ちますので、実力のある選手として認めてもらえるように頑張ります。RIZINありがとうございました」と、自分に“不合格”を出したが必ず強くなって戻ってくると宣言した。