キックボクシング
ニュース

【RISE GP】寺山日葵との女王対決に臨む小林愛三「女子キックボクサーで私より強く蹴れる選手はいない」

2021/09/07 22:09
【RISE GP】寺山日葵との女王対決に臨む小林愛三「女子キックボクサーで私より強く蹴れる選手はいない」

得意のミドルキックをミットに蹴り込む小林。蹴りが得意な者同士の対決となるが、絶対の自信を持つ(C)RISE

 2021年9月12日(日)東京・後楽園ホール『RISE GIRLS POWER.5』のメインイベントにて、RISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(TEAM TEPPEN)と対戦する同フライ級王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)が都内所属ジムで公開練習を行った。

 小林はミット打ちでワンツー・左右ミドル、左ボディからの左フック、ワンツー・左フック、ワンツー・右アッパーとコンビネーションを多く見せた。


■公開練習での質疑応答

――すでに顔がスッキリしてるように見えますが?

「そうですね。計画を立てて進んできたので今は順調にやってます」

――栄養士さんの指導で食事をしているとか?

「手厚くっていうよりかはアドバイスをいただいてっていう形で、沢山の周りの方に教えていただいてます」


――ここまでして減量するのは始めてですか?

「ナチュラルにここまで落として動けているのは久々かなと」

――今までと食事はどういうふうに変わってますか?

「加工物じゃないもので料理したり。シンプルにその素材を食べてるって感じです」

――メニューの中で一番食べてるものはなんですか?

「同じものを食べるっていうのじゃなくて、その時の気分でお肉とか納豆とか食べてます」


――すでにアップされてる対戦相手の寺山日葵選手の公開練習をご覧になったようですがいかがでしたか?

「寺山選手っていう感じですかね」

――SNSでは「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉を残してましたが?

「父から教えてもらった言葉です。漢字はわからなかったのでGoogle先生に頼ってしまったんですけど(笑)」

――その言葉通り、対戦相手はいつも綿密に分析するんですか?

「いや、それが言葉っていうのはその時その時、入る入らないがあるんで、今の自分だからこそ聞けた言葉だと思います」

――今回、寺山選手に関して言えばいかがですか?

「寺山選手は自分自身を知ってる選手ですごく強いと思うので、自分の強いところと弱いところを知ってる選手っていうのは強いと私は思ってるんで」

――小林選手は自分の強いところと弱いところを知ってるんじゃないですか?

「そうですね。やっぱり自分の弱さを認めつつ強さを伸ばしていくっていう練習をしてます」


――今回は現役王者対決、頂上対決と言われてますが?

「私も国内最強を決める戦いだと思ってます」

――今回の契約体重49.5kgはやや寺山選手よりの契約体重ですが、現段階で順調に落ちてますか?

「あと1週間集中したいと思います。ザックリあと2kgちょっとです。全然動けてるのでだいぶ順調だと思います」

――いつもの体重よりもすでに落ちてるんですね。

「そうなんです(笑)。ヘロヘロって訳じゃなくてしっかり動けてるので、順調にいってると思います」

――両者のスタイル的に蹴り合いになると予想してるのですが、小林選手は蹴り合いについてどう考えますか?

「寺山選手はリーチがあって、手足も長いし間合いも上手なので。ただ、私も間合いに関してはここ数カ月すごく意識して戦っていて、短い距離と言うか長い距離での戦いに最初はなると思います」


――寺山選手の手足の長さ、リーチの長さを克服する攻略方法はすでに見つけてるんですか?

「寺山選手というよりか自分の中で遠いところからいかに蹴っていくかっていうのは今回の試合だけじゃなくて、牧トレーナーにムエタイルールの時から教わってるので、今回改めてってことじゃなくて地道にやってきてるかなと思います」

――そこまで寺山選手の手足の長さは苦にならない?

「なるとは思いますね。長いですもん、凄く(笑)」

――寺山選手の蹴りと自分の蹴りを比較してどういう違いがありますか?

「寺山選手は間合いだったり距離が上手な分、その距離で打てるとか自分自身の手足の長さと動きを自分で理解できる選手だなと思うので、そういうところが強いと思います。私は女子キックボクサーで私より強く蹴れる選手はいないと思いますね。自信あります。ただ力んじゃうとスカされちゃうと思うので、そこは考えながら蹴っていきたいんですけど、気持ちは蹴り飛ばしたいです(笑)」

――この試合で国内最強を証明したら世界にいきたいですか?

「世界を見据えて戦ってると言わせてもらってますけど、国内にも強い選手がこれからどんどん出てきそうな予感がしてるので、もしそういう選手がいたらやりたいと思います」


――寺山選手はどちらかと言うとテクニックで完封して、リスクを犯した打ち合いはしない最後まで自分のスタイルを貫き通すタイプだと思いますが、そういった選手相手にも前に出続ける自信はありますか?

「ファイトスタイルも真逆って言っていいほどだと思うんですけど、私は見てる人に気持ちが伝わる試合がしたいなと思ってるので。最後は諦めない人が勝つっていう。だからこそ思いっきり最後まで勝つんだ! って気で勝利を奪いたいと思います」

――最後まで手数を出し続けたり、気持ちで上回るところが自分の強みだと思いますか?

「そうですね、やっぱりそこは強く思えたほうが勝つんじゃないかと思います」

――寺山選手が一心不乱に打ち合いにくるところは見たことないと思うんですけど、前に出て寺山選手の気持ちをノセてみたいと思いますか?

「寺山選手がノッてくれるんだったらこっちの勢いだと思うので、とにかく諦めないで攻めて攻めて攻めまくる気持ちでいきたいと思います」


――寺山選手を倒したいという気持ちは前からあったんですか?

「何回か戦うチャンスはあったんですけど、色んなことがあって、今はお互いベルトを持って戦うっていう。今が戦い時だったんだなってすごく思ってます。このチャンスを掴みたいと思います」

――後楽園ホールでの大会はこれまでで大きな大会で、そこのメインイベントということになりますが、ファンの皆様にどういった試合を見せたいですか?

「一番は気持ちの伝わるファイトをして、熱い気持ちで帰ってもらえたらと思ってるので、見てる方が熱い気持ちになって明日も頑張ろうってなるような大会にしたいです」

――ちなみに、小林選手はジャニーズは好きですか?(寺山はジャニーズオタクを自認している)

「あまり興味ないですね。唯一、若い頃のキムタクさんは好きだったんですけれど。ちょっと前までは菅田将暉さんが好きでしたが、ころころ変わります(笑)。そういえば、寺山選手はセミが苦手だということですが、私はセミが得意です。だから、すでに勝っています(笑)」

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント