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【RISE】大崎一貴の負傷欠場で弟・孔稀が準決勝で志朗と対戦、兄の想いも背負って優勝したら那須川天心戦に「名乗りをあげる」

2021/08/24 22:08
 2021年9月23日(木・祝)神奈川・ぴあアリーナMM『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA』の追加対戦カード発表記者会見が、8月24日(火)都内にて行われた。  7月に大阪で開幕した「RISE DEAD or ALIVE 2021 -53kgトーナメント」だが、1回戦で石井一成を破ったRISEスーパーフライ級王者・大崎一貴(OISHI GYM)が右足関節外果骨折で欠場。代わって同日に行われたリザーブマッチで勝利した、弟の大崎孔稀(OISHI GYM)が本戦出場となり、兄に代わって準決勝で志朗(BeWELLキックボクシングジム)と対戦することが決まった。  大崎はトーナメント出場権を懸け5月16日の『RISEonABEMA』で風音と対戦予定だったが、試合前に新型コロナウイルスに感染し無念の欠場。本戦エントリーを逃した。6月13日の『RIZIN』東京ドーム大会では『那須川天心vs3人』の対戦相手に自ら応募して選ばれ、1Rに天心と拳を交えている。7月のリザーブマッチでは金子梓から判定勝利。戦績は25勝(16KO)5敗1無効試合。  思わぬ形でトーナメント本戦に出場することになった大崎は「複雑な思いはありますが、決まったからにはやるしかないという覚悟は出来ています。志朗選手と打ち合って勝って優勝したい」と、リザーバーからの優勝を狙うと宣言。  急遽の兄に代わっての出場については「最初に思ったことは僕も悔しかった。お兄ちゃんを見てきて1回戦リベンジで勝って、準決勝が志朗選手になってその時に怪我をして。ずっとそばで見てきたのでお兄ちゃんの気持ちを考えたら悔しい気持ちが先でした」と複雑な心境だという。 「言葉を掛けてもお兄ちゃんの悔しい気持ちが拭われるわけじゃない。どうすれば一番気持ちが晴れるかと考えたら、僕が優勝すれば晴れると思うので、僕のチャンスでもありますが僕だけじゃなく大崎兄弟でトーナメントを制したいと思います」と、兄の分まで背負ってトーナメントに臨むとの決意。  志朗については「お兄ちゃんとの対戦が決まっていたので、僕がよく志朗選手の真似をして対策をしていました。兄と僕はタイプが違うので作戦は全く違いますが、僕は僕の作戦で勝とうと思います」と、兄と対策を進めていたとする。  また、トーナメントで優勝したら那須川天心との対戦をアピールする気はあるかと聞かれると「あります」と即答。 「志朗選手は2回やっているので、正直もういいかなと思っています。やれるチャンスは2回(大晦日と来年3月か4月)しかないので優勝したら名乗りを上げるチャンスがあると思っています。死ぬ気で獲りに行かないと勝てないので先のことは考えていませんが、しっかり獲ればチャンスが来ると思うのでそこでしっかりアピールしたいと思います」と語った。  那須川とは6月のRIZIN東京ドーム大会でパンチのみの試合を1R経験し、「自信は凄い付きました。あの会場と、相手が誰もが認めている選手だったので。それとしっかり打ち合えたところで僕の自信にはつながりました」と手応えを感じているようだった。  那須川は試合後、大崎について「彼がけっこう早い段階で、一番目くらいに名乗りを上げてきてくれたので『なぜやろうと思ったの?』と聞いて。『チャンスだと思いました』と言っていたので、なんか昔の僕に似ているなって。そういう感覚がありましたね。彼もまだ21歳なので、枠からはみ出ないといけないっていうのは僕もずっと思っていたことですし、彼もそう思ってチャレンジしてくれたので、僕がいなくなってもそういった選手がいるっていうのは嬉しく思うよって会話をしました」と、大崎のチャレンジ精神を高く評価。  さらに「思ったよりも上手かったですね。ずっと勝ち続けているだけあって、大崎兄弟ずっと勝っているじゃないですか。実力あるなって思いましたね」と実力も評価していた。  兄の想いを背負ってのトーナメント本戦出場、準決勝の相手は志朗、そして優勝しての那須川天心戦実現を目指す大崎。様々なストーリーが絡み合う展開となってきた。 志朗からは「残念ながら、一貴選手との対戦は叶いませんでしたが、53kgトップの選手に変わらないので、より練習を重ねしっかり対策して9月23日は優勝します。最後になりましたが、大崎一貴選手の1日も早い回復を祈ってます」とのメッセージ読み上げられた。  なお、12日の記者会見で大崎は滉大(及川道場)とリザーブマッチを行うことが決まっていたため、滉大の対戦相手は現在調整中。
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