【RISE】オープンフィンガーグローブマッチ2試合決定、YA-MAN「選手生命が終わるよ」×北井智大「自分が終わる」、山口裕人「打ち合ってくれたら盛り上がる」×稲石竜弥「やりましょう」

　2021年9月23日（木・祝）神奈川・ぴあアリーナMM『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 YOKOHAMA』の追加対戦カード発表記者会見が、8月24日（火）都内にて行われた。 　今大会でもオープンフィンガーグローブマッチが2試合組まれた。OFGマッチは5月の『RISEonABEMA』から試験的に導入され、前回は「延長戦は無しの3分3R、RISEルール。勝敗はKO決着のみで他は引き分けとなる」ルールだったが、今回から判定が付けられることになった。 　スーパーライト級で山口裕人（山口道場）vs稲石竜弥（Team OJ）、ライト級で北井智大（チームドラゴン）vsYA-MAN（TARGET SHIBUYA）の2試合が決定。　山口は関西キックボクシング界を代表する激闘派ハードパンチャーで、大阪でプロデビューから8連勝。中央進出後は木村ミノル、東本央貴などに勝利。WPMF世界スーパーライト級暫定王座、WBCムエタイ日本同級王座、INNOVATION同級王座、DEEP☆KICK 63kg級＆65kg級王座、WPMF世界スーパーライト級暫定王座など数々のタイトルを獲得している。5月にRISE初のOFG戦に志願したが、松本芳道と時間切れ引き分け（判定無し）に終わった。7月の大阪大会でもOFG戦が組まれたが、対戦相手が減量中に病院へ搬送されたため試合は中止に。戦績は25勝（17KO）18敗1分。 　稲石はREBELS、Bigbang、Krushなど様々なリングを渡り歩き、3本のベルトを腰に巻いた。“変態的”と称されるバックハンドブローやバックスピンキック、ジャンプしての攻撃などトリッキーな動きが持ち味だ。前戦は5月に元J-NETWORKライト級王者・杉本卓也に判定勝ち。戦績は26勝（6KO）15敗1分。 　北井はチームドラゴンのニューリーダーとしてRISEで活躍。後半戦の強さを活かして勝利することが多く、パンチでの猛攻で逆転勝利を飾ってきた。RISE随一の激闘派として知られ、2019年2月に各団体で暴れまわる山口裕人を初回KO、9月にKNOCK OUTで活躍した水落洋祐を初回KO、2020年1月にはNKBライト級王者・高橋一眞を2RでKO、8月にはKNOCK OUTで活躍したマサ佐藤も判定で破るなど“RISEの門番”としての一面も持つ。今年は1月にキック四冠王の小川翔から2度のダウンを奪って勝利、6月には元新日本キックボクシング協会日本ライト級暫定王者・中尾満を初回KOに仕留めている。戦績は24勝（9KO）14敗2分。RISEライト級2位。 　YA-MANは第4代RISEバンタム級・宮城大樹（Dyki）の弟子で、2018年2月にRISEでプロデビュー。2018年RISING ROOKIES CUPではフェザー級で準優勝。元ストリートファイターということで5月にRISE初のOFG戦に名乗りを上げ、山口侑馬を2RでKOした。戦績は7勝（2KO）3敗。RISEライト級7位。 　舞台に登場するなり、北井とにらみ合い、身体の押し合いを展開したYA-MANは「今回OFGのオファーがあって、山口の兄ちゃんかと思ったら北井さんかって感じですね、兄ちゃんといつやらせてもらえるんだろうと持っていますね。北井さんは今回受けてくれてありがとう。メリット何もないと思うけれど北井さんの根性が見えましたね」と、上から目線で北井と山口に絡む。 　北井は「会長からいきなり電話があってOFGだからやる？ って聞かれて。全然やりますよって決まって。僕も薄いグローブで1回くらいやってみたかったのでいい試合しましょう」と言うと、YA-MANは「打ち合う気あるなら」と挑発。北井は「打ち合わないでしょう。痛いから」と笑うが、YA-MANは「2R行かないと思う。判定なんか狙ってないから」とKO宣言。北井は苦笑いを浮かべながら「まあ、ええ試合しましょう」と答えた。 　稲石は「皆さんには多分OFGやらないかとオファーが来たと思いますが、僕は自分からやりたくてジム会長に連絡してくださいと言って。無事OFGが決まってワクワクします。ONEで始まった時からこの試合めちゃくちゃやりたいと思っていて。それがRISEで始まって。ますます打ち合いたいと思ったので嬉しいです。期待してください」と、以前からOFG戦を熱望していたという。 　対する山口は「やっと試合できます。OFGも練習していてやっと慣れてきて今の僕は強いと思います。楽しみにしどいてください。それとYA-MANムカつくな、いろいろ言うてるけれど」と、2戦目はもっと慣れたところが見せられるとの自信と共に、挑発してきたYA-MANにいらついた様子。 　YA-MANは北井に対して「特に怖いところはなくてボクシングも自分の方が全然テクニックあるし、蹴りが上手いわけじゃないし、普通にやれば自分が勝つかな。一つ怖いのは前田会長が怖いくらいです」と、北井に恐れるものは何もないと言い放つ。 　北井は「後輩がやっているので…特に言うことはないすね。後輩がやったな、くらいで。だから負けたくないです」と、後輩が勝っている相手には負けたくないとした。いつも通りの激闘派スタイルで行くのかと聞かれると「そうなればそうなる」と答えるが、YA-MANは「いつも通りのスタイルで来てもらえたらと思いますが、この試合で選手生命が終わっちゃうけれど大丈夫？」と挑発。北井は「自分が終わる」と返答した。 　稲石は「山口選手はパンチ力が強い、蹴りもできる。大阪のエキシビションを見て思ったんですが兄弟愛が凄い。感動した」と山口の印象を語り、OFGでもいつも通りの変態的ファイトスタイルで行くのかと聞かれると「いつも以上になるかもしれない」と予告。 　山口は「変なんですよね。変態って聞くので。でもなんか計量の時もお尻を出したらおもろいと思っているようですが笑いを勉強して欲しい。相手もスベっているみたいになるので」と、関西人らしく稲石のパフォーマンスにダメ出しする。 　OFGルールの先輩としてアドバイスはないかと聞かれると「動画を見ましたがアドバイスできる戦い方してない。変すぎて。盛り上がらないかもしれないけれど、俺相手なら盛り上がる。俺とパンチで打ち合ってくれたら盛り上がる」と打ち合いを要求。稲石も「やりましょう」と答えた。