練習嫌いを返上してこの試合に臨む壱(左)と、番狂わせを狙う森岡 撮影/安村発
2021年8月22日(日)東京・新宿FACEにて、昼に開催の『SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX vol.3 ~RED FIGHT~』の前日計量&記者会見が21日(土)都内にて14:00より行われた。
セミファイナル(第3試合)KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級3分3R延長1Rで対戦する、壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/ルンピニージャパン・バンタム級王者)と森岡悠樹(北流会君津ジム)は共に54.8kgで計量をパス。
壱は「コロナで結構試合がなくなったので、仕上げてくれた森岡さんに感謝です。力ではどうにもならないものがあるので、明日はそれを観に来て下さい」と、力を技で封じると予告。森岡は「コロナ禍の影響もあってカード変更もあってやれるか不安でしたが、無事に開催してもらえることができます。久しぶりに応援してくれる人もたくさんいるので、そういう人たちに魅せられる試合ができるように明日は頑張ります」と意気込んだ。
今回の試合に向けて準備してきたことを聞かれ、森岡が「一撃で倒せるパワーを付ける練習をしてきました。明日はそれがどこまで通じるのか楽しみです」と言うと、壱は「森岡さんはそれしかないので、僕は対策をするほどのものでもないと思っているのでいつも通りの練習をしてきました。なので明日は全力でぶつかって来て下さい」と余裕しゃくしゃく。
最終的にどう勝ちたいかとの質問には、壱は「レベルが違うので、RED、BLACKとルールが別れているのでREDルールらしい勝ち方を見せたい」とヒジ打ちでの決着を匂わせる。森岡は「自分のペースに引きずり込んで、打ち合えるペースを作って打ち勝ちたい」と打ち合いに持ち込みたいとする。
挑発的な壱のコメントに森岡は「もともと実績は壱選手が上ですし、だからといってチャンスがないとは思っていません。1Rから3Rまであり、一撃与えれば倒れると思います。そこまでアゴが強い選手ではないので、明日は当てて倒したい」と、挑発には乗らないが番狂わせは起こしたいと言い放った。
壱には、目標にしている小笠原瑛作が1カ月間カザフスタンに映画の撮影に行ったことについての質問が跳び、「カザフスタンに行っている間も僕は練習しています。僕は練習に対して凄く真面目になりました。瑛ちゃんは群を抜いていて、まだ僕との再戦を見たいと周りに思われていない。そこを周りにどう評価させるかが僕の試合だと思います」と、その間に再戦実現の実績を作りたいとした。
最後に森岡は「最初から最後まで倒しにいく姿を見せにいくので目を離さないで下さい」と予告。壱はうすら笑いを浮かべ「顎を狙うチャンスすら与えない。それぐらいの差を見せ付けます」と圧勝を宣言した。
▼第2試合 KNOCK OUT-BLACK女子ライトフライ級 3分3R延長1R
喜多村美紀(テツジム/NJKFミネルヴァ・ライトフライ級1位)=48.4kg
ERIKO(ファイティングラボ高田馬場/NJKFミネルヴァ・ライトフライ級4位)=48.8kg
▼第1試合 KNOCK OUT-BLACK女子アトム級/2分3R
斎藤千種(白山道場/第25回K-1アマチュア・チャレンジ女子Bクラス-45kg優勝)=45.7kg
須藤可純(笹羅ジム)=45.6kg