「RIZINバンタム級トーナメント」の1回戦で朝倉海に敗れた渡部(左)と、金太郎に敗れた伊藤が再起戦で対決(C)RIZIN
2021年10月2日(土)にRIZINの新シリーズ『RIZIN LANDMARK vol.1』が、無観客の会場で開催されることが8月21日(土)、会見にて発表された。同大会はU-NEXTにてPPVでライブ配信される。
同大会のメインイベントは、朝倉未来(トライフォース赤坂)vs.萩原京平(SMOKER GYM)に決定。ほか2カードも発表された。
▼61.0kg契約 5分3R
渡部修斗(ストライプル新百合ヶ丘)
伊藤空也(BRAVE)
渡部は、父に修斗初代ウェルター級チャンピオンの渡部優一を持つ父子鷹。柔道&レスリングをバックボーンに、2012年にPANCRASEでプロデビュー。以降はZSTで経験を積み、2018年にFighting NEXUS初代バンタム級王座決定トーナメントを制し、王座を戴冠。2019年にDEEPに初参戦し、必殺のマジカルチョークで一本勝ち。
2020年8月にRIZIN初参戦し、元UFCファイターの井上直樹にリアネイキドチョークで一本負けも、続くNEXUS×PFCでの一本勝ちで再起を遂げると、2021年3月のRIZIN.27で、修斗の若き天才・田丸匠にマジカルチョークで一本勝ち。RIZINバンタム級GP出場を決めた。2021年6月の前戦では、RIZIN.28東京ドーム大会でのトーナメント一回戦で朝倉海と対戦。朝倉にギロチンチョークを仕掛けるも、強烈なパウンドを被弾し1R TKO負けを喫した。今回は再起戦となる。
対する伊藤空也は、長野県の禅道会空手出身。16歳でGLADIATORでプロデビュー後、DEEP、Wardog Cage Fightを経て、2016年1月からGRACHANに参戦。2017年12月から6連勝をマーク。格闘技に専念する為に3年務めた会社を退職し上京。BRAVEの宮田和幸に弟子入りし内弟子として練習。2020年9月のGRACHANバンタム級王座決定戦で獅庵に判定勝利で王者に輝いた。前戦、2021年6月のRIZINバンタム級トーナメント1回戦では、金太郎を相手に打撃、組み技ともに真っ向勝負。判定負けも評価を高める内容で、RIZIN連続参戦を決めた。
会見では両者のコメントが読み上げられ、渡部は「新しく始まるシリーズのRIZIN に呼んで頂き、大会関係者様の皆様に感謝しています。前回負けてもういいかな、と思いましたが格闘技がやっぱり好きなんだなと実感し、ただ純粋に強くなりたいとの思いだけで前回から練習してきました。
過去3回RIZINに出場させて頂き、田丸選手には勝ちましたが朝倉海選手、井上選手とトップの二人に負けてしまい、自分のことを弱いと言われる声がたくさん聞こえるようになりました。正直とても悔しいですし、応援してくださった方に申し訳ないです。今回、金太郎選手と互角に戦った伊藤空也選手と試合できることが決まり、しっかり勝って自分の実力を証明したいと思います。伊藤選手が強い選手であることは承知してますが、しっかり実力を見せて勝ちたいと思いますしその準備をします。当日はご観戦をお楽しみにください!」との意気込み。
伊藤は「この度は、RIZINスタジオマッチの試合を組んでいただきありがとうございます! 渡部選手のタックルは全部切ってバチバチの打撃で彼がもう嫌だとあきらめるまでストーキングします。RIZINファンの皆様、楽しみにしていてください!」と、渡部の心をへし折ると予告した。