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【ONE】猿田洋祐がストロー級世界王座を懸けジョシュア・パシオと3度目の対決「苦しくて辛い選択が出来れば、勝つことは難しくない」。内藤大樹は元ONE世界王者のペッダムと激突、メインはクリスチャン・リーvs.オク・レユン=9月24日(金)

2021/08/18 14:08
 2021年9月24日(金)にシンガポール・インドアスタジアムにて「ONE: REVOLUTION」の開催が決定。全対戦カード決定に伴い、日本から猿田洋祐、内藤大樹が出場することが8月18日、発表された。  同大会は、世界タイトルマッチ3試合を含む、全11試合が行われ、大会はABEMAやONE公式アプリなどを通じ、世界150カ国以上にライブ配信される。  メインイベントでは、ONEライト級世界王者クリスチャン・リー(米国/シンガポール)が、ランキング3位のオク・レユン(韓国)を相手に、3度目のONEライト級世界王座防衛戦に臨む。  リーは、2019年5月に青木真也をTKOに下し、ライト級王座を獲得。2019年10月にONE4連勝中だったザイード・フセイン・アサラナリエフに判定勝ちしGP王者にも輝くと、2020年10月に当時14勝無敗だったユーリ・ラピクスを1R TKOに下し、初防衛に成功。2021年4月の前戦「ONE on TNT」では、ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)を1R、左フックからのパウンドで73秒 TKOに降し、2度目の防衛に成功している。  対するオクは韓国ライト級最強ファイター。2019年3月のHEATでトム・サントスを苦しめるなど実力者ぶりを示し、2020年7月の韓国Double Gで、モンゴルのブレンゾリグ・バットムンクとの再戦をリアネイキドチョークで一本勝ち。同年11月にはGladiatorライト級王者のキ・ウォンビンにも判定勝ち。  2021年4月の「ONE TNT 3」でONEデビューを果たし、ダゲスタン出身のマラット・ガフロフに判定勝ち。2021年4月の「ONE on TNT 4」でエディ・アルバレスから1Rにダウンを奪い判定勝ちをマークし、ONE2連勝、MMA4連勝中だ。  コ・メインイベントは、カピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)が、メディ・ザトゥー(フランス/アルジェリア)を挑戦者に迎え、ONEバンタム級キックボクシング世界タイトル初防衛戦に臨む。  カピタンは、2020年の9月のONEデビュー戦でペッタン・ペットファーガスと対戦し、カウンターのワンツーの右でわずか6秒 KO勝利で衝撃ONEデビューを果たした。その後、2021年1月22日の「ONE: UNBREAKABLE」で、アラバディ・ラマザノフが持つ世界タイトルに挑戦し、2R KO勝利で新王者に輝いている。  対するザトゥーはアルジェリア出身のフランス国籍、タイのヴェナムトレーニングキャンプを拠点に練習し、2009年にWMC-66.7kg欧州王者、2013年にWBC-66.7kg世界王者、ISKA-67kg世界王者などに輝いている。  2018年6月からONEに参戦し、トゥカタートン・ペットパヤタイ、ノンオー・ガイヤーンハーダオには敗れたものの、2020年1月にハン・ズーハオ、同年8月にはレオ・ピントも下し、ONE2連勝をマークしている。 [nextpage] 王座返り咲きなるか、猿田「感情を揺さぶるような試合ができる」  そして、ONE世界ストロー級タイトルマッチでは、日本から猿田洋祐が王座返り咲きを懸けて参戦。ジョシュア・パシオ(フィリピン)と3度目対決に挑む。  2017年10月に修斗世界ストロー級王者となった猿田は、2018年12月からONEに参戦。いきなり元ONE世界ストロー級王者アレックス・シウバを判定で破ると、2019年1月に王者パシオと初対戦。猿田がスプリット判定で勝利、ONE世界ストロー級王座を獲得した。  しかし、3カ月後の2019年4月のダイレクトリマッチで、パシオに4R KO負けで王座陥落。その後、2019年10月にPANCRASE王者・北方大地に2R TKO勝ち。2020年9月に内藤のび太に判定勝ちで2連勝。パシオとの3度目の対戦に臨む。  タイトルマッチに向け、猿田は「9月24日にジョシュア・パシオと3度目の対戦が決まりました。1年ぶりの試合となりますが、試合中、苦しくて辛い選択をすることが出来れば、勝つことは難しくないと思っています。今イメージしている戦い方が出来れば、皆さんの感情を揺さぶるような試合ができると思っていますので、皆さんぜひABEMAで応援をよろしくお願いします」と、意気込みを語っている。  また、8月13日の「ONE:BATTLEGROUND 2」解説を務めた猿田は、「キャリアを終えるまでに最後にやりたい選手が3人がいて、ジョシュア・パシオ、ジャレッド・ブルックス、デメトリアス・ジョンソンとは戦いたい」と語っており、王座奪還で集大成に向かえるか。  対するパシオは、フィリピンのルソン島北部バギオ出身、チーム・ラカイ所属でウーシューベースの王者。2016年10月、当時ONE世界ストロー級王者だった内藤のび太が持つベルトに挑戦したが、リアネイキドチョークで一本負け。2018年9月に、再び内藤と世界王座を争い、悲願の王座を獲得した。初防衛戦で猿田洋祐に敗れたものの、2019年4月の再戦でベルトを取り戻している。  その後、2019年11月にレネ・カタランに2R 肩固めで一本勝ちでストロー級王座防衛。2020年1月には、アレックス・シウバとの5Rの死闘もスプリット判定で制し、2度目の王座防衛に成功している。 [nextpage] 強豪ペッダムと対戦、内藤「目指すは世界王者、勝って結果でアピールしたい」  また、リードカードでは、元ONEフライ級キックボクシング世界王者のペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)と、ONEフライ級キックボクシング ランキング4位の内藤大樹(日本)が、ムエタイルールで激突。  内藤は、2019年にONEスーパーシリーズに参戦し3連勝。その後、元ONEフライ級ムエタイ世界王者のジョナサン・ハガティーに判定負けも、2021年6月の「ONE: FULL BLAST 2」でのキックボクシングルールでワン・ウェンフェンに判定3-0で勝利し、再起を果たしている。  強豪ペッダムとの対戦に向け、内藤は、「ペッダムは元ONE世界王者で強敵ですが、自分もONEの世界王者を目指しているので、しっかり勝って結果でアピールしたいと思っています。皆さん日本からABEMAで応援をよろしくお願いします」とのコメントを発表。  対するペッダムは、元ONEキックボクシング・フライ級王者。ジョシュ・トナー、工藤政英をKOし、2019年5月にはエリアス・マムーディにテクニカル判定で勝利。ONEキックの同級王座を獲得したが、8月のイリアス・エナッシとの初防衛戦で王座陥落。2020年1月にはMOMOTAROを首相撲&ヒザ蹴りで削っての判定勝ち。ボクシングマッチを経て、2020年7月「ONE: NO SURRENDER」でロッタン・ジットムアンノンが持つONE世界フライ級ムエタイ王座に挑戦も判定2-0で惜敗。  その後、地元タイでプロイウィティヤ・ペットシムエンに判定勝ち。2021年4月にデュアンソムトポン・ジットムアンノンに判定負けしており、1年2カ月ぶりのONE参戦で再起なるか。  また、8月27日(金)の「ONE: BATTLEGROUND 3」のカードも下記の通り発表。ムエタイ・フェザー級で、シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)とタワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ)が対戦する。 [nextpage] ONE:REVOLUTION 全カード 2021年9月24日(金)シンガポール・インドアスタジアム※ABEMA、ONE Super Appにて配信 【メインカード】 ▼ONE世界ライト級(※77.1kg)選手権試合 5分5Rクリスチャン・リー(米国/シンガポール)王者オク・レユン(韓国)挑戦者 ▼キックボクシング バンタム級世界選手権試合 3分5Rカピタン・ペッティンディーアカデミー(タイ)王者メディ・ザトゥー(フランス/アルジェリア)挑戦者 ▼ONE世界ストロー級(※56.7kg)選手権試合 5分5Rジョシュア・パシオ(フィリピン)王者猿田洋祐(日本)挑戦者 ▼ONEフェザー級(※70.3kg)5分3Rマーティン・ニューイェン(豪州/ベトナム)キム・ジェウォン(韓国) ▼ONEヘビー級(※120.2kg)5分3Rアミル・アリアックバリ(イラン)アナトリー・マリキン(ロシア) ▼ONE女子アトム級(※52.2kg)5分3Rビクトリア・リー(米国/シンガポール)ビクトリア・ソウザ(ブラジル) 【リードカード】 ▼ONEストロー級(※56.7kg)5分3Rリト・アディワン(フィリピン)ハシガトゥ(中国) ▼ムエタイ フライ級 3分3Rペッダム・ペッティンディーアカデミー(タイ)内藤大樹(日本) ▼ONEヘビー級(※120.2kg)5分3Rマーカス・ ”ブシェシャ”・アルメイダ(ブラジル)トーマス・ナーモ(ノルウェイ) ▼キックボクシング バンタム級 3分3Rペッタノン・ペットファーガス(タイ)ジャン・チェンロン(中国) ▼ONEフェザー級(※70.3kg)5分3Rジェームズ・ヤン(米国)ロエル・ロサウロ(フィリピン) ONE: BATTLEGROUND 3 2021年8月27日(金)※事前収録午後9時30分からABEMA、ONE Super Appにて配信 ▼ムエタイ・フェザー級 3分3Rシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)タワンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ) ▼57.7kg契約 5分3Rデェダムロン・ソーアミュアイシルチョーク(タイ)バンマードォーチー(中国) ▼ONEフライ級(※61.2kg)5分3Rキム・デフォン(韓国)シェ・ウェイ(中国) ▼ONE女子アトム級(※52.2kg)5分3Rビー・ニューイェン(米国)ジェネリン・オルシム(フィリピン)※勝者が9月3日の「ONE: EMPOWER」女子アトム級ワールドGPの「交替試合」として、グレース・クリーブランド(米国)と対戦 ▼ONEバンタム級(※65.8kg)5分3Rティオル・タン(米国)ソン・ミンジョン(韓国) ▼ONEバンタム級(※65.8kg)5分3Rプレウ・オトゴンジャルガル(モンゴル)ベン・ロイル(英国)
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