2021年10月23日(日本時間24日)にロシア・モスクワのVTBアリーナで開催される「Bellator Moscow: Fedor vs. Johnson」のメインイベントで、“ラスト・エンペラー”エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/39勝6敗1NC)が、Bellatorヘビー級ランキング2位のティム・ジョンソン(米国/15勝7敗)と対戦することが発表された。
ヒョードルは、2019年12月にRIZINと共催したBellator日本大会で、クイントン・“ランペイジ”・ジャクソンを1R TKOで下して以来の試合。このときは「日本ラストマッチ」だった。
2021年1月9日に嗅覚に異変があり、発熱と肺に炎症を起こし、コロナウイルス治療の専門病院に入院したヒョードルだが、完治。元PRIDE王者は、2016年6月の「EFN 50: Emelianenko vs. Maldonado」から5年ぶりに、母国ロシアで戦うことになる。
対する36歳のティモシー・ジョンソンはUFCで4勝3敗と勝ち越しているサウスポー構えの強豪。2018年10月からBellatorに参戦し、2020年には当時MMA8戦無敗だったエリートレスラーのタイレル・フォーチュンを1R、左ストレートからの右フックでKO。
続けてヒョードルにKO勝ちしているマット・ミトリオンをぶちかましからのパウンドで1R TKO。さらに、5年間負け無しだったシ-ク・コンゴにもスプリット判定で勝利しリヴェンジを果たすなど3戦3勝と快進撃を見せた。
しかし、2021年6月25日の「Bellator 261」でヒョードル軍団で元RIZINファイターのワレンティン・モルダフスキーに5Rの激闘の末、判定で敗れ、ヘビー級暫定王座を逃している。
米国ミネソタ州立大学ムーアヘッド校時代にはNCAAディビジョン2でオールアメリカンに2度選出されているレスリングベースのジョンソンは、強い抑え込み&パウンドを誇る。コンテンダーのジョンソンを相手に、果たして44歳のヒョードルは母国で有終の美を飾ることが出来るか。
その他の対戦相手やSHOWTIME中継の詳細は「近日中に発表される」予定。