2021年7月22日(木・祝)東京・新宿FACE『LETHWEI×UNBEATABLE』の前日計量が、21日(水)都内にて12:30より行われた。
ミャンマー・ラウェイのプロモーター兼アンビータブル代表の清水覚男氏は「今回のアンビータブルはラウェイと合同開催になるが、アンビータブルは独自の文化でワールドワイドに広めたい。コロナ禍で本場ミャンマーを始めとした外国人選手を呼べない現状だが、近い将来、これが解決したら、アンビータブルの世界チャンピオンを認定できるように諸外国での開催を視野に入れている。国内も、東京に足を運びづらい遠方での開催を検討している」と、アンビータブルでは今後、階級ごとに世界チャンピオンベルトを用意していくことを発表した。
「アンビータブル・ルール」とは、シリーズのために特別開発されたオープンフィンガーグローブを着用。5分2Rでインターバルは2分(ラウェイは1R3分)判定あり(制限時間内に決着がつかなかった場合、計3名のジャッジが試合全体の攻防で、優勢だった選手に1票を入れる。ラウンドごとでは採点せず、2票を得た選手が勝者となる=ラウェイは判定なしでフルラウンド戦った場合は引き分け)、ラウェイの「タイム」(大きなダメージなどの際に希望すると、1試合で1回2分間休憩できるシステム)は認めず。
大会を主催するファーストオンステージの浅井甲氏は「格闘技を通じて新型コロナに負けないような元気を届けたい」とコメントした。
各選手の計量結果とコメントは以下の通り。
▼第5試合 ラウェイルール -75kg契約 3分5R渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)=74.95kg「やっとラウェイができる。できない期間、キックボクシングに出させてもらったけど、1勝3敗で振るわず、いかに他の競技が向いていないか感じた。ラウェイだったら、ここでこんな攻撃ができるのに…とか試合中に感じた。お互いが試合後に血尿になるような激しい試合をする。アンビータブルという新しい文化が発展するには出場選手が集まることが重要なはず。ラウェイとは競合せず、楽しまれる競技になってくれることを願う」
ジョナタン・バイエス(アメリカ/パラエストラ沖縄)=74.55kg「明日の試合に向けてよく寝てコンディションを整えるよ。ハードトレーニングをしたので、尊敬できる対戦相手に申し分ない試合ができるはずだ」
▼第4試合 ラウェイルール -64kg契約 3分5R
東 修平(AACC)=63.75kg「去年2月以来のラウェイ。その期間にMMAをやってみたが歯がゆかった。ずっとラウェイがやりたかったから。やりたいことは変わらず頭突き。試合後に相手が鼻が痛い、アゴが痛いと言うような内容にしてみせる。頭突きの面白さを伝えたい。ラウェイとアンビータブルで長時間イベントを1部、2部で分けるような発展があるとうれしい。どっちも頭突きの連発で激しいなって」
高木 亮(TEAM PRECEDING)※交通機関の遅れにより21日夕方改めて主催者指定の場所で計量予定
▼第3試合 アンビータブル・ルール 無差別級 5分2R・インターバル2分・判定あり
大番高明(パラエストラ広島)=103.9kg「明日はタフなどつき合いの祭典!胸が高鳴ります。全力で頑張ります」
半田勝也(猛者連八幡支部チームキクリン)=103.4kg「試合前日になりましたがいまから楽しみです。なんなら明日は二試合でも三試合でもやりますよ。大番選手、楽しい試合にして会場を1番盛り上げましょう」
▼第2試合 アンビータブル・ルール 70㎏契約 5分2R・インターバル2分・判定あり
右乳(GTジム)=69.75kg「ヒジも頭突きも未経験なので、ベアナックルのボクシングを過去に経験しているが緊張をしている。かつてなく練習した。全力で目立ちたい」
伊藤風童(総合格闘技闇愚羅)=69.85kg「オープンフィンガーは地下格闘技で経験しているので得意。絶好調です。殴って勝つ。いい試合をして楽しんでもらいたい」
▼第1試合 アンビータブル・ルール 90kg契約 5分2R・インターバル2分・判定あり
坂本優起(シーザージム/シュートボクシング日本スーパーウェルター級王者)=89.85kg「オリンピック開幕の前夜祭の気持ち。この文化が長く続くようにいい試合をしたい。ルール対策では頭突きのする・されるを重点的にやった。オファーがあったら今後も戦いたい。6月20日の試合でケガはなかったので問題ない」
鈴木槙吾(フリー/ONLY WE/第8代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト)=87.75kg「開催直前に試合を引き受けてくれた坂本選手に感謝。新競技の最初の試合で勝ちたい。アンビータブルのルールが面白いと思うためにいい試合をする。覚悟を持った人間が戦えば、観る人に伝わると信じている」