キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】“女蹴”sasoriが謙虚にぱんちゃん顔面破壊を予告「軽自動車との事故に巻き込まれたぐらいボコボコにしてやる」

2021/07/07 20:07
 2021年7月18日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.3』にて、KNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者ぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)とスーパーファイトのKNOCK OUT-BLACK女子-48.4kg契約3分3R延長1Rで対戦する、ミネルヴァ・ライトフライ級王者sasori(テツジム/PRIMA GOLD)のインタビューが主催者を通して届いた。  sasoriは2019年9月、ミネルヴァ王座を獲得。2020年2月にはシュートボクシングに参戦し、5勝3KO無敗の快進撃を続けていた女神と対戦。サウスポーから繰り出す左ボディ&左フックを中心に、パンチを全く止めずに打ち合いへ行くアグレッシブなファイトスタイルで女神からダウンを奪い、延長戦で判定勝ち。7月にはRISEに初参戦すると寺山日葵に延長戦で敗れるも大きなインパクトを残した。10月に開幕した「RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020」では、独特のキャラクターで大ブレイクを果たし、11月の準決勝へ進出するも寺山との再戦で判定2-1の惜敗。前戦はホームリングのNKBで同門の喜多村美紀とドローでミネルヴァ王座の初防衛に成功している。戦績は10勝(1KO)4敗3分。  ぱんちゃんにとって過去最強の敵と目されているsasoriは、10戦無敗のぱんちゃんに初黒星を付けることが出来るか。今回のインタビューは、所属するテツジム・ドラゴンの藤田飛竜支部長同席の元で行った。 相手を倒すことだけに集中してます。今回も同じ ──よろしくお願いします! sasori ……。(藤田支部長に耳打ち、以下同様)藤田支部長 あ、「よろしくお願いします」と言ってます。今日は僕が代わりに伝えさせてもらいます。 ──記者会見の時と同様ですね。まずカード発表会見の時にぱんちゃん璃奈選手と初めて顔を合わせたわけですが、どう思いましたか? sasori ……。藤田 「前評判通り、かわいかったな」と。 ──それは支部長の感想ではなく? 藤田 いや、sasoriの感想です!sasori ……。藤田 「背が高くてリーチがあって、やりにくい感じだなあ」だそうです。「あと、なかなか気が強そうでした」 ──ぱんちゃん選手は1年ほど前から対戦を希望されていたそうですが、sasori選手としてはどうだったんですか? sasori ……。藤田 「来たオファーは断らないので、誰と戦いたいというのではなく、声がかかればどこにでも行って誰とでも戦います」。正直、彼女は周りを気にしてないので、他の選手のことをあんまり知らないんですわ(笑)。sasori ……。藤田 「超有名選手なので存在は知ってましたが、階級も違うので、特別意識はしてませんでした。ただ、ぱんちゃん選手もフィジカルを鍛えて体重を上げていくようなことを言っていたので、いつかは対戦の機会もあるかなぐらいは思ってました」 ──では、実際に対戦が決定した時の気持ちは? sasori ……。藤田 「自分がどうこうよりも、ファンの方とか関係者から『対戦してほしい』という声が上がっていたので、よかった」。とりあえずsasoriは、自分がどうなるかが一番なんですよ。自分の力を高めていけば、他のいろんなものもついてくる、という考え方なんです。自分を信じて努力して、強く、うまくなりたいという信念の元にやっているので。sasori ……。藤田 あ、「あんまり余計なことを言わないで」だそうです、すみません……。 ──でもそこもお聞きしたいところですから(笑)。では今回も、ぱんちゃん選手との試合だからどうこうということはない? sasori ……。藤田 「いつも言ってる通り、相手を倒すことだけに集中してます。今回も同じです」 ──ぱんちゃん選手は前回のMIREY戦で、一発KO勝利を挙げました。そこについては? sasori ……。藤田 「警戒はしてますが、先に当てようかな」と。 ──パンチでは負けないという自信がある? 藤田 負けないですね。「地獄の風車」ですから。 ──あ、それは支部長の自信の言葉なんですね。 藤田 あーっ、先走りました! いや、日々それだけの自信は感じてるので!sasori ……。藤田 「軽自動車との事故に巻き込まれたぐらいボコボコにしてやる」 ──軽自動車? 藤田 ちょっと謙虚なんですよ。 ──そうですか(笑)。今、ぱんちゃん選手に勝つと、かなり注目も集めると思います。そこは? 藤田 全くないと思いますよ。sasori ……。藤田 「ない」だそうです。 ──では昨年から今年、他団体での戦いぶりで注目を集めたのも……。 sasori ……。藤田 「ありがたいですけど、注目が集まって期待が高くなるのはしんどいところがあります。オファーをいただいたり、ファンの方にはたくさん応援していただくようになって、すごく感謝はしていますが、あまり目立ちたい方ではないので……」 ──ただ、リングネームと言い入場コスチュームと言い、注目してほしいとしか思えないんですが……。 藤田 それは、僕が勝手にプロデュースして、彼女が乗ってくれたからですね(笑)。彼女には申し訳ないんですが、僕が「女蹴(じょしゅう)sasori」というコントをやりたいだけなので(笑)。 ──コント(笑)。ではsasori選手は、言われた通りにやっているだけ? sasori ……。藤田 「いえ、気に入ってはいます」だそうです。よかった(笑)。僕がトラックスーツを着てるのも、クエンティン・タランティーノ監督の映画「キル・ビル」のオマージュですから。タランティーノ監督が梶芽衣子さんの主演映画「女囚さそり」シリーズが好きで、「キル・ビル」で彼女のことをオマージュしていて……というところからなので、全部つながってるんですよ(笑)。 ──なるほど、詳しい解説ありがとうございます(笑)。 藤田 もちろん試合は真剣にやってますよ! 「真剣にふざける」というのが一番のテーマですから。 ──試合が真剣なのはよく分かります。あと入場時の、焼きそばの湯切りなんですが……。 sasori ……。藤田 「私の得意料理なので、皆さんに披露したいと思って」 ──そういうことだったんですね。ただ、会場ではお客さんにはあまりよく伝わっていなかったような……。 藤田 あ、そうですよね。sasori ……。藤田 「あれに関しては、分かる人が分かればいいので」 ──なるほど(笑)。ではファイターとして、sasori選手自身が表現したいことというのはどういうことですか? sasori ……。藤田 「最強を求めて、自分より強いヤツと戦って倒すこと」だそうです。ね、真剣でしょ? ──sasori選手が真剣なのはよく分かります(笑)。今回は最終的にどう勝ちたいですか? sasori ……。藤田 「会見でも言った通り、親が見ても誰か分からないぐらいにボコボコにします」。ま、これはあくまで意気込みで、本当にそうするというわけではないので(笑)。sasori ……。藤田 「本当にそうします」。あ、すみません(笑)。 ──ぱんちゃんは『KNOCK OUT』のチャンピオンでもあるわけですが、この試合に勝って『KNOCK OUT』へのレギュラー参戦やベルトを狙うという気持ちは? sasori ……。藤田 「ベルトには執着していませんし、先ほども言った通りオファーがあればどこでも戦うだけです」。彼女、ベルトにはホントに関心ないんですよ。ミネルヴァのベルトもマネキンに巻いて飾ってますからね(笑)。あ、また余計なこと言いました(笑)。 ──ではファイターとして、最終的な目標は? sasori ……。藤田 「昔振られた元彼に復讐したい」。あー、これは前から言ってますね。sasori ……。藤田 「あと、マスターとのコンビで『M-1』に出たい」と。 ──それは支部長の願望ではなく? 藤田 あ、そうでした(笑)。すみません!sasori ……。藤田 「立ってるだけで、しゃべらなくていいなら」と(笑)。 ──そうですか(笑)。とりあえず試合の方も楽しみにしてます。ありがとうございました!
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