2018年12月の「KING OF KNOCK OUT初代フライ級王座決定トーナメント決勝戦」で対戦した大崎(左)と石井が1回戦で激突
2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA』の全対戦カード&試合順が発表された。
今大会では豪華メンバーが集結し、話題沸騰の「DEAD OR ALIVE -53kgトーナメント」が開幕。第10試合からメインイベントまでその1回戦が並び、メインイベントはRISEスーパーフライ級王者・大崎一貴(OISHI GYM)vs KING OF KNOCK OUT初代フライ級王者・石井一成(ウォー・ワンチャイプロモーション)となった。
大崎はタイ・ルンピニースタジアムで8連続KO勝利を飾り、同スタジアム王座に挑戦したこともある。2018年には「KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント」で準優勝。RISEには2020年2月に初参戦し、9月に田丸辰を破って王座を奪取。今年2月大会ではWBCムエタイ日本統一バンタム級王者・一航を破り、現在5連勝中で戦績は33勝(17KO)5敗2分1無効試合。
石井はジュニアキック出身で、アマチュアでは14冠王を達成。タイを主戦場に6連続KO勝利を飾り、2017年2月にはTrue4Uフライ級タイトルを高校生で獲得。2017年6月からは『KNOCK OUT』に参戦し、2018年12月、トーナメントを制してKING OF KNOCK OUT初代フライ級王座に就いた。WPMF世界フライ級王座、IBFムエタイ世界フライ級王座、BOMスーパーフライ級王座も保持し、那須川天心に対して“西の神童”と呼ばれている。今年2月の『NO KICK NO LIFE』では麗也を判定3-0で破り、4月のBOMではサンチャイを三日月蹴りでKO。そのキャリアのほとんどをムエタイルールで戦ってきたが、今回はRISEルールに挑戦。戦績は33勝(17KO)10敗2分。
両者は2014年12月27日の初対決、2015年5月10日の2度目の対決はドロー。3戦目となった2018年12月9日の「KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント決勝戦」で石井が5R判定2-0(49-48×2、49-49)で勝利を収めている。今回が4度目の“宿命の対決”で、現RISE王者の大崎がリベンジ&初勝利をつかむか、それとも石井が返り討ちにして大崎をトーナメントから消すのか。
(写真)豪華メンバーが集結し、最強の座を争う「DEAD OR ALIVE -53kgトーナメント」がいよいよ開幕
セミファイナル(第12試合)は同じくトーナメント1回戦のHOOST CUP 初代日本スーパーフライ級王者・滉大(及川道場)vs ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)の、これもまた注目対決。那須川天心との2度の技術戦で評価をさらに上げ、今大会の優勝候補筆頭とも目されている志朗に、これまで関西地区を中心に活躍してきて15勝(4KO)1敗2分の好成績を残す“噂の男”滉大が挑む。志朗はトーナメント組み合わせ抽選会で滉大を選んだ理由を「凄い評価が高い選手なので純粋に戦ってみたいなと思って」と話していた。
第11試合も1回戦のWKBA世界バンタム級王者・江幡睦(伊原道場)vs RISEスーパーフライ4位・風音(TEAM TEPPEN)。江幡は長年にわたって新日本キックボクシング協会のエースとして活躍、ムエタイ最高峰ラジャダムナンスタジアム王座にも4度挑戦経験がある。その江幡に挑む風音は8名の中で唯一タイトル歴がないが、これまで元新日本キックボクシング協会フライ級王者の麗也、元NJKFフライ級王者の松谷桐、元新日本キックボクシング協会バンタム級&フライ級王者HIROYUKIから勝利を収めている“他団体キラー”。
第10試合も1回戦のWBKF世界スーパーフライ級王者・政所仁(魁塾)vs初代RISEスーパーフライ級王者・田丸辰(TRY HARD GYM)の激突。田丸は10戦全勝(2KO)と無敗の快進撃を続け“那須川天心2世”とまで呼ばれた才能を発揮したが、2020年9月に大崎一貴に敗れて王座を奪われた。政所は石井一成や大崎孔稀に勝利するなど安定した実力を誇り、長くRISEスーパーフライ級のトップランクに君臨。両者は2019年5月に田丸の初防衛戦で対戦し、田丸が判定勝ちしている。
(写真)記者会見で乱闘騒ぎとなった中村(左)vs大雅の因縁の対決
第9試合には5年ぶりの黒星から復活したRISEバンタム級王者・鈴木真彦(山口道場)が登場し、元WBA世界スーパーフライ級王者テーパリット・ジョウジム(タイ/JOE GYM)と対戦。第8試合では記者会見で乱闘騒ぎを起こし、因縁が深まった第3代K-1WORLD GPスーパー・フェザー級王者の大雅(チームドラゴン)vs前DEEP☆KICK -60kg王者・中村寛(BK GYM)と、激闘が期待される2試合が並んだ。
休憩前の第7試合は、WPMF世界スーパーライト級暫定王者・山口裕人(山口道場)と桜井力(COMRADE GYM)によるオープンフィンガーグローブマッチが中締めを務める。
第1試合はRISE女子アトム級1位・小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)vs同級3位・百花(魁塾)、第2試合はRISEフライ級1位・田渕涼香(拳聖塾)vs花田麻衣(GROUND CORE)と女子の2試合から本戦が始まる。
またオープニングファイトは13時開始となり、今大会は本戦13試合+オープニングファイト3試合の合計16試合が行われることとなった。