2021年7月18日(日)エディオンアリーナ大阪・第一競技場『Cygames presents RISE WORLD SERIES 2021 OSAKA』で開幕する「DEAD OR ALIVE -53kg トーナメント」。その一回戦で風音(TEAM TEPPEN)と対戦する新日本キックボクシング協会のエース・江幡睦(伊原道場)の公開練習が6月29日(月)都内所属ジムにて行われた。
江幡はキレのあるシャドーを3分2Rで公開したあと、伊原信一会長が持つミットに2R全力で攻撃をぶつけ快音を響かせた。以下、江幡との一問一答。
――試合が近づいてきていますが気持ちはいかがですか?
「体調も良くコンディションも上手く整えられているのですごく調子はいいです」
――RISE は初登場となりますがそこはいかがでしょうか?
「初登場なんですけど弟の塁が2試合出ていたので何だか初登場の気分じゃなく、最初の会見が終わった後に『俺初登場だった』と思った感じです」
――今までセコンドから見ていたRISEのビッグマッチはどんな感じでしたか?
「そうですね弟のトーナメントでセコンドに付いてるんですが本当に良い会場で、良い雰囲気だと思います。活気もありますし、物凄いと思いましたね」
――今回の試合は昨年9月以来 10カ月ぶりになります。この10カ月はプラスに捉えてどんな充電期間となりましたか?
「試合は予定していたりしたのでトレーニングもしてましたし、弟の試合も研究していました。一緒に良い対策ができているんじゃないかなと思います」
――先日の記者会見で一回戦の対戦相手が風音選手に決まりました。記者会見に比べて風音選手に対してのイメージの膨らみ方はどうですか?
「イメージは変わらずにありますね。ずっと僕自身の本当に自分に向けての挑戦をしているので、誰かという意識はあまりないんですが、僕の全力を風音選手にぶつけるつもりです。彼へのイメージと言うか自分の全力を 7月18日にぶつけて全力で倒すということにフォーカスしています」
――100%以上の自分を風音選手にぶつけるという形ですかね?
「もちろんです。全てをぶつけるつもりです 。僕自身がこの7月18日に100%をぶつけて、9月23日にまたその自分を超えるような挑戦をしていきたいと思います。今回の7月18日は全力で行くつもりです」
――RISEルールというのはいかがでしょうか?
「弟の時からやってきているので、対策はずっとやっているので出来ています」
――ヒザ蹴りが制限されたりヒジ打ちが禁止されたりというのは?
「弟と共にトレーニングをもう2年ぐらいやって来てるんじゃないですかね」
――では全然問題はないと?
「そこに対しての不安はあまりないですね」
――いつもは東京での試合ですが、今回は大阪になります。大阪の舞台というのはいかがでしょうか?
「前回、弟のDoAトーナメントに行った時に物凄く良い雰囲気でしたし、活気もありました。コロナの中でお客さんも制限されていたんですけど大阪という活気がある所。そして新しい舞台なのでものすごく楽しみにしているところですね。
――RISEファンの中で弟の塁選手のイメージはできていると思いますが、睦選手のイメージが出来てないファンもいるかもしれません。今回どんなところをアピールしたいでしょうか?
「打倒ムエタイで戦ってきて、新日本キックボクシングという歴史、そして伊原ジムという伝統のあるところで戦ってきているのでその強さを思う存分発揮したいなと思っていますね」
――公開練習のシャドーの時にハイキックをかなり出されていたように見えましたが今回カギになったりするのでしょうか?
「下もハイキックも蹴るんですけどあんまり意識したつもりはないです。僕と背が同じくらいの選手が多いので上下に振って戦って行こうとは思ってますね」
――Twitterか何かで今回の階級に身体があってきたみたいなことを書いてあったと思うんですけど。
「そうですね元々53.5kgでやっていて、それがある選手とやりたくて55kgで戦っていた時期もあったんですけど、その中で身体を作ってきてました。今回53kg に決めるにあたって身体を2ヵ月半前ぐらいから整えていたので、それが物凄くフィットしてきて動きやすくなってきている感覚はありますね」
――スピードが増したという感じでしょうか?
「体重が純粋に落ちてきているのに動きの質が落ちてないと言うか。体重のことは早めから気をつけていて動きのパフォーマンスが落ちないように、あとパワーが落ちないのを意識していたので。筋肉量が落ちないように53kgを目標にしていたので、そこのコンディションですかね。動きやすさだったりスピードだったりですね」
――状態の良いまま53kgに持ち込んだ感じですか?
「はい、本当に体重だけは気をつけて、53kgのベストパフォーマンスで倒しに行けるスタイルを貫き通すつもりですね」
――今回はやはり倒しに行くのが目標ですか?
「必然的にそうなるんじゃないかと思っています。今回の選手みんな見ても気合いが入っているメンバーですし、逃げる相手もいないと思うので、しっかりお互い倒し会える試合になるんじゃないかなと思います」
――先ほど風音選手のイメージよりも自分と言っていましたが相手のことで特に警戒する所とかはあったりしますか?
「出入りの部分とかパンチで行き過ぎた時のカウンターだったりとか気をつけていますね」
――志朗選手戦えたらアツイということも言っていましたが、そこに対する想いと言うのは?
「もともと志郎選手も新日本キックボクシング出身ですし、そこから凄く頑張っているのでそれも面白いなと思っていますね」
――上がってきて欲しい感じですか?
「そうですね。石井一成選手も良い選手ですし、二人ともどっちが上がってきても良いかなと思っていますね」
――今回の試合の日付が7月18日ということで特別な日だと思うんですけど、それに関してどんな気持ちで臨みたいとか伝えたいとかありますか?
「僕自身一番輝けるところを皆さんに見て頂きたいなと思っていますね。1年前、自分自身も色々考えることがありましたし、自分が夢を追ってきて幼い頃に弟と自分の親友と3人で立てた夢が目の前にあって、それを目の前にして自分が何ができるか考えたら、やはり自分自身が大きな挑戦をして輝く、その一つに限ると思っています。今回の開幕戦が18日に決まって僕自身本当に何かを感じないって言ったら嘘になりますし、その気持ちも全部背負って今回思いっきり戦っていこうと決めました」