朝倉未来(トライフォース赤坂)がスペシャルアドバイザーを務める試合時間1分の総合格闘技大会『BREAKING DOWN』(7月4日・トライフォース赤坂)の「ヘビー級(-120kg)スペシャルワンマッチ」として、“YouTubeファイター”シバターと、“システマ芸人”みなみかわの対戦が決定。両者が事前動画でコメントを発表した。
「未来君が『出て』とは言っていて、相手は堀(鉄平)弁護士じゃないんだ?」と肩すかしの表情を見せるシバターは、対戦相手がみなみかわに決まったことを聞き、「システマは分かんないし、芸人さんもテレビで見たことはない。俺が芸人さん相手に『1分もいらねぇ、10秒で倒してやるぜ』と言って10秒で倒しちゃってもしょうがないでしょう」と、余裕の表情。
「みなみかわさんは“防御”に全振りしているわけでしょ? じゃあ俺も基本、ブロッキングで。『BREAKING DOWN』はこういうことにもなるんだぞと。お互いに1分間、何もしない、っていうのもいいかな」と高笑いした。
一方、「ネタ作っているよりもリングに立ってるほうが多い」というみなみかわは、プロレスにも挑戦する芸人。2017年の新宿レスリング大会・サンボの部準優勝の実績を持ち、2021年3月のDDTでは、青木真也からロープに足をかけてのフォール勝ちもマークしている。
「ほんとうに一流の人の打撃を受けている。朝倉未来さんのミドル、那須川天心さんのヒジ、武尊さんのカーフキック……全部経験してます。経験している人(ほかに)いますか?」と、豪語するみなみかわのバックボーンはロシアの軍隊格闘術システマで、“痛みをコントロールする”ことが可能だという。
「見方によっては『嘘の武術でしょ?』と。『そんなことないですよ』っていうのをちゃんと証明するいい機会です。勝つかどうか分からないですけど、負けはせんのじゃないかなと。負けもせぇへんかったら、俺の勝ちなんじゃないの?」というみなみかわに、師匠であるシステマ東京代表の北川貴英氏も「生き残っていれば勝ち」と背中を押す。
さらに、みなみかわは「1分間」を肌感覚で知るという。
『レッドカーペット』世代として、4分のネタを1分に縮めてきた経験があり「1分の体感は心得ている」と自信。続けて、「向こう(シバター)はYouTubeで(動画を)垂れ流している。時間の感覚なんか無いですよ。贅肉見たら分かる。俺、芸人でまだ『YouTuberなんておもろないやろ』と言っている人間です。負けたら俺、YouTuberに土下座します」と、“システマ芸人”としての存在証明をかけて戦うとした。
大会の模様は「ABEMA PPV ONLINE LIVE」にて、14時30分より、全試合・完全生中継が決定している。