これが36戦目になるベテランの鷹大(左)に対し、野心をメラメラと燃やす國枝
2021年6月25日(金)東京・後楽園ホール『Krush.126』の前日計量&記者会見が24日(木)都内にて13:00より行われた。
第6試合のKrushフェザー級3分3R延長1Rで対戦する、ムエタイ三冠王・鷹大(WSRフェアテックス西川口)は57.3kg、國枝悠太(二刃会)はリミットちょうどの57.5kgで計量をパス。
続いての会見で石川直生Krushエヴァンジェリストは「フェザー級タイトルを意識した実力者同士の一戦です。國枝選手は前回Krush登場2戦目でこれぞ國枝悠太というパンチでのKO勝利を見せてくれました。いい意味で調子に乗れるファイターで、Krushでの戦い方を見つけたと思うので明日も序盤から楽しみです。鷹大選手はムエタイのベルトを3本獲得していて相手の動きをしっかり見ることに長けている。そこから的確なパンチにつなげるのが魅力です。両者ともパンチが強いけれども、攻撃に入るタイミングが異なるので、その一瞬の駆け引きから試合が動いていくんじゃないか。その一瞬を見逃さないように」と、この試合の見どころを語った。
続いて國枝は「明日はメインがフェザー級のタイトルマッチということで、その2選手に僕を意識させる試合をしようと思っています」、鷹大は「やれることはやってきたので、それを明日リングの上でお見せします」とそれぞれ意気込み。
計量で向き合っての印象を聞かれると、國枝は「握手してきた。それだけですかね。何も思わなかったです」、鷹大は「前々回の試合の時に、相手選手に中指を立てていたので、そういう感じで来ると思って身構えていたんですが、それがなかったので思わず握手を求めちゃいました」と笑った。
この試合までに取り組んできたことには、「全部の試合で楽しめるように毎日練習しているので楽しむことだけを考えています」(國枝)、鷹大は「前回パンチでKOしているので、いかにもらわずに自分の攻撃を当てるかイメージして練習してきました」(鷹大)とそれぞれあげた。
どんな勝ち方を目指すかとの問いには、國枝は「僕は3戦目なのでKrushフェザー級の一番下にいると思うので上にいる人を一人ずつ引きずり下ろしていけば僕が勝手に上に上がっていく」とタイトル挑戦を意識した答え。鷹大は「今年中にフェザー級のベルトは狙っていますが、先のことを考えすぎると足元をすくわれるので、まずはこの一戦ですね。國枝選手との試合に全力を注いでそれから先はこれからですね」とこの試合に集中したいとした。
前回はKOで勝っている國枝。「普段から倒し合いのスパーリングをしているのでスパーで倒した時とあまり感触は変わらないです」と、KOは日常茶飯事だという。「鷹大選手は打たれ強いと思っています。玖村修平が倒せなかったので僕が倒してやろうかなと思っています」とKOに自信を見せる。
鷹大はそのパンチを「見えない角度で当たればそれは効くのでもらわないようにします」と言い、「前回久々に試合を楽しめたので、より楽しみながら勝つことを今回のテーマにしています」と話した。
そして、國枝は「メインより面白い試合をします」と言い放ち、鷹大も「僕と國枝選手にしかできない面白い試合をするのでお楽しみに」と好試合を約束した。
なお、今大会では当日券が用意され、会場入り口チケット売り場にて17:00から発売される。