【Krush】「最初から最後まで倒しに行く」と攻めの王者・新美貴士、挑戦者・岡嶋形徒は「僕だったら勝てる。絶対に王者になる」

　2021年6月25日(金)東京・後楽園ホール『Krush.126』の前日計量＆記者会見が24日（木）都内にて13：00より行われた。 　メインイベント（第8試合）のKrushフェザー級タイトルマッチ3分3R延長1Rで対戦する、王者・新美貴士（名古屋JKファクトリー）は57.4kg、挑戦者・岡嶋形徒（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）はリミットちょうどの57.5kgで計量をパス。続いてのタイトルマッチ調印式、そして会見に臨んだ。 　会見に同席した石川直生Krushエヴァンジェリストは「新美選手は前回の斗麗選手に続いてリベンジマッチとしての防衛戦です。新美選手は昨年の岡嶋戦での敗戦がきっかけとなって自らのファイトスタイルを徹底的に磨きあげて素晴らしい王者になってくれました。岡嶋選手は前回初黒星を喫してから7カ月、それから初めての試合が明日のタイトルマッチなのでモチベーション高く、全てを挽回してベルトを獲りに来ると思います。別人のようなプレッシャーをぶつけてくる新美選手、持ち前の気の強さを爆発させてベルト獲りに懸ける新美選手。選手層が厚くなってきたフェザー級戦線のてっぺんで、タイトルマッチにふさわしい戦いを期待しています」とメッセージ。　岡嶋は「新美選手の良さを潰して僕が王者になります」と王座奪取を宣言、迎え撃つ新美は「最初からKOを狙いに行って最後まで倒しに行く」と王者らしいコメント。 　試合を前日に控えての心境を聞かれると、岡嶋は「ベルトに懸ける思いがあります。めちゃくちゃあります」、新美は「練習の時からもっと攻撃的に行かないといけないと思ってやってきたので、明日はそれをしっかり出す。お見せできると思っているので楽しみです」と答えた。 　どのような勝ち方をしたいかとの問いには「どのようになるかは分かりませんが、しっかり倒すのは前提です」（岡嶋）、「倒すことしか考えてないです」（新美）と、両選手ともKOへのこだわりを見せた。 　新美はフルラウンド攻撃を出し続け、前に出続ける独特のスタイルで勝利を重ねているが、岡嶋は「新美選手のスタイルは危ないですね。めっちゃ前に出てくるので凄く強いと思います」と警戒しながらも「でも、僕だったら勝てます。攻略とは別にしてないんですけれど、自分だったら勝てるので。絶対に気持ちが折れないので勝ちます」と、そのスタイルを潰してみせると言い放つ。　目の前のベルトを見てどう思うかと聞かれると「見てなかったです(笑)。あっ、デカいですね。絶対獲ります」と話した。 「もっと攻撃的に」とスタイルの進化を口にした新美だが「あんまり自信はないんですけれど」となぜか苦笑い。「岡嶋選手がどんな感じできてもいいように、あのスタイルだけじゃなく、こう来たらこうする、というのを徹底的にいつもやっています。岡嶋選手がどのように来たとしてもこういう風にやるって言うのは自分の中で分かっているので、それをできればKOできると思う。そういう進化を見せられればと思います」と、ただ前に出て手数を出すだけでなく相手への対応も練習してきたとする。 　KOへのこだわりについては「それはこの試合だけじゃなく、前回も前々回ももちろん狙っていました。なかなか倒せなかったので、今回は狙っていきたいですね」と今回こそKOで勝ちたいとした。 　これから試合までの24時間、どう過ごすのかを聞かれると岡嶋は「それは言えないです。秘密です」と意味ありげな回答。新美は「昼寝したり、しっかりご飯を食べたりして、万全な状況にもっていけるようにしっかり休んで力をため込みます」と答えた。 　また、岡嶋は石川直生Krushエヴァンジェリストがセミファイナルの見どころを語った時に「メインがかすむような試合を期待したい」とコメントしたことに対して、「石川さんが一個前の試合でメインがかすむような…と言っていましたが、僕がメインはかすませません。絶対王者になります」と力強く反論。 　新美も「みんなそういう気持ちでやってもらったらいいんじゃないですかね。その方がKrushの試合が面白くなりますし。自分は倒しに行く感じで行くので、それより面白い試合をできるなら全然やってくださいって感じです」と、試合内容に自信を見せていた。 　最後に岡嶋は「明日から僕が王者です」と言い放ち、新美は「倒しに行くことにこだわって、どんな手を使っても勝ちに行きます」と絶対にベルトは渡さないと断言した。