試合後のコメントで、自分で資金を貯めてでもONEに参戦したいと打ち明けた海人
2021年6月20日(日)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2021 act.3』のメインイベントで、第3代ZSTライト級王者・小金翔(フリー)に判定3-0(30-27×3)で完勝したS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)が、『ONE Championship』への参戦を熱望した。
65~70kgの国内で戦える選手とはほとんど戦い、勝利を収めてきた海人。コロナの影響で外国人選手を招聘することができず、GRANDウェルター級王者ルクク・ダリ、元WKBA世界スーパーウェルター級王者&第8代日本ウェルター級王者・緑川創、第4代新日本キックボクシング協会ミドル級王者・喜多村誠、元REBELS-BLACKスーパーウェルター級王者・日菜太、Bigbangウェルター級王者&元MA日本スーパーライト級王者モハン・ドラゴン、そして小金と6連勝を収めてきたが、海外の強豪との試合を渇望する。
試合後のコメントで海人は「相手がいなくてオファーした選手にもことごとく断られています。今回は小金選手が手を挙げてくれて試合をできましたが、僕が望んでいた試合かと言われるそうじゃない。日本人とちょこちょこやっている場合じゃないと思っています。世界とやりたいです。待っていてもしょうがないので、自分から行ってしまおうかと思っています。そのためにはもっと知名度を上げて、セコンドの父と兄を連れて行く資金も準備しないといけない。そのためにYouTubeも始めました。そのために試合もこなしていかないといけない。自分から世界へ行きたいと思っています」と、試合数を重ねてYouTubeも頑張って知名度を上げて資金も稼ぎたいとする。
具体的にここで戦いたいとの希望はあるのかと聞かれると『ONEですよね。ONEに行きたいです』と、ムエタイ&キックボクシングの強豪が集結しているONEで試合をやりたいという。
「(ジョルジオ・)ペトロシアン、(マラット・)グレゴリアン、チャモアトーンも出ているので、やり返すにもちょうどいい。70kgでやりたい選手が全員集まっているので、そこへ行きたいです」
「海外へ行くには2週間隔離生活があるじゃないですか。父も兄も仕事をしているので、休ませてセコンドをさせるには資金が必要です。ONEのオファーを待っていられるかとそうもしていられないので、自分で資金を溜めて行きたいです」と、自らを売り込みに行きたいとする。
シーザー武志シュートボクシング協会会長は「協会としてバックアップしようと思います。応援したい。選手を潰すようなことはしません。彼がやりたいことをやらせてあげるのが協会の役目です。海人は大事に育てたいし、いい試合をやらせたいですからね」と、海人の希望をバックアップすることを約束。
さらには「外国人の相手を探しますよ。年末にビッグマッチをやりたいので、探して隣のホール(TDCホール)辺りでやりたいですね」と、それとは別に年末には外国人選手を招聘して海人との試合を組みたいと話した。