夏の2連戦に臨む緑川。目指すは年内開催予定の70kg賞金トーナメント出場だ
2021年6月18日(金)東京・後楽園ホール『RISE 150』の前日計量&記者会見が、17日(木)都内にて14:00より行われた。
セミファイナルのミドル級(-70kg)3分3R延長1Rで対戦する、同級2位・緑川創(RIKIX)は69.9kgでパスするも、同級6位・宮城寛克(赤雲會)は70.20kgで200グラムオーバー。再計量でも100グラムオーバーとなったが、3度目の計量をリミットちょうどでパスした。
そのため会見には緑川のみ出席。「明日は70kgが1試合なのでインパクトを残してしっかり勝って、70kgのトーナメントにふさわしいと思われる試合を必ずします」と意気込み。
宮城の印象を聞かれると「黒いなって思って。まあ、僕も黒いんですけれど(笑)。沖縄が好きなので試合が終わったら沖縄へ行って一緒に飲みたいですね」とリラックスしたコメント。
すでに7月22日の『NO KICK NO LIFE』で憂也との試合も決まっており、連戦となるが「自分にとって何も苦ではないですし、やりたいことをやれているのは幸せ。いつまでできるか分からないので今を一生懸命生きてやりたいことをやって、口に出したことを実現させることをモチベーションにしてやっています。連戦は問題ありません」とした。
年内に開催が内定しているミドル級(-70kg)賞金トーナメント「DEAD OR ALIVE」はまだ開催の時期が発表されていないが、「去年RISEで負けてしまっているのもありますが、積極的には自分から言えない状況なので、しっかりと連戦に勝ってRISEのトーナメントに戻ってこれたらと思っています」と、連戦に勝って出場権を得たいとする。
そして「70kgならではの迫力ある試合をして倒したいと思います」と、宮城をKOすると話した。
また、かつてRISEで対戦した“ブラックパンサー”ベイノアがRIZINでMMAに挑んだ一戦について「試合をやっている選手なので嬉しいですし、結果はアレでしたが、相手の土俵でいい試合をしていたと思います」と称えた。
第6試合のライト級(-63kg)3分3R延長1Rで対戦する、同級2位・北井智大(チームドラゴン)は最初の計量で63.10kgも再計量は63.00kgでパス。元新日本キックボクシング協会日本ライト級暫定王者・中尾満(エイワスポーツジム)は62.6kgでパスした。
北井は「計量1回目で失敗して申し訳ないです。明日は打ち合いして勝ちます。注目しておいてください」、中尾は「いい試合ができるように頑張ります」とそれぞれ意気込み。
対戦相手の印象を聞かれると、中尾が「特にありません」と言えば、北井は「よく倒れているなって感じですね」と軽く挑発し合う。
北井と言えばRISEを代表する激闘派。その相手と打ち合う自信があるかと聞かれた中尾は「試合の流れで必要があれば打ち合います」とし、「やりたい相手でした」と北井との対戦を望んでいたという。
それを聞いた北井は「嬉しいですね。バチバチにやりましょう」と中尾に返答するが、中尾がテクニックを使ってすかしてきたらどうするかと聞かれると「調子が狂いますよ。明日までにちゃんとイメージしておきます」と笑った。肌が褐色に焼けているのはハードな練習を積んだ証かと問われる「ハードな練習を積んできましたが、色は関係ありません」と笑った。
最後に中尾が「自分はムエタイですのでムエタイの技術を見せられる試合をしたい」と言うと、北井は「殴られたくないので殴られる前に倒したい」と速攻勝利を予告した。