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2021年7月13日(火)、後楽園ホールで開催される「QUINTET FIGHT NIGHT 7 in TOKYO」で、桜庭チームの追加メンバーとして、小谷直之、八隅孝平が決定した。TEAM SAKURABA(仮)は今後、「TEAM THE BODY RIDE」のチーム名で参戦する。
これまで、桜庭ゼネラルプロデューサー自ら選抜した中村大介、出花崇太郎、世羅智茂の“アームバートリオ”3選手が発表済み。
残り2選手を選抜するにあたり、アームバートリオのようにオフェンス力の高いメンバーばかりを集めるのではなく、QUINTETルールを勝ち抜くためにはディフェンス力にも長けた選手が必要になると考え、高いディフェンス力を持つ小谷直之と八隅孝平が選抜されたという。
◆TEAM THE BODY RIDE
中村大介
出花崇太郎
世羅智茂
小谷直之
八隅孝平
小谷と八隅は、2020年10月の「QUINTET FIGHT NIGHT5 in TOKYO」で対戦しドロー。さらに小谷は世羅から三角絞めで一本勝ちをマークしている。その3選手が今回は、同じチームで戦うことになる。
小谷、八隅は防御力のみならず攻撃力の強さも持ち併せているが、桜庭は「チームのためにやるべきことが分かっている選手」と期待を寄せている。小谷、八隅が加わり、桜庭プロデューサーも太鼓判を押す総合力のあるチームとなった「TEAM THE BODY RIDE」は、柔道ベースの小見川チーム、レスリングベースの宮田チーム、柔術ベースのトライフォース澤田チームらといかに戦うか、注目だ。
桜庭和志「総合力はかなり高い」
「オフェンス力抜群な3選手(中村、出花、世羅)を選び、残り2名をどうしようかなと考えましたが、オフェンス力の高い選手を5人揃えてもこのルールで勝つことは難しいので、ディフェンス力にも長けている選手を入れたいと思い小谷直之選手と八隅孝平選手に入ってもらいました。両選手ともディフェンス力の高さはもちろんのことオフェンス力も強い選手であり、チームのために自分がどう闘ったらよいかわかっている選手なので楽しみにしています。メンバーを見てもらえれば分かるように、チームとしての総合力はかなり高いと思います。頑張って優勝してください!」
石黒翔也vs.高橋“SUBMISSION”雄己が決定!
▼Single Match Special Single Match(64kg契約)
石黒翔也
高橋“SUBMISSION”雄己
また、スペシャルシングルマッチとして、石黒翔也vs.高橋“SUBMISSION”雄己戦が決定。石黒はQUINTET FN6の女子大会で優勝したCARPE DIEMの石黒遥希の兄で同じくCARPE DIEMで活躍している選手だ。以前よりQUINTET出場を熱望しており、今回ついに念願の初参戦となる。
和術慧舟會HEARTS&今成柔術の高橋は、プロ修斗でフットチョーク、ヒールフックで一本勝ちしているサブミッションファイター。青木真也と同じ静岡学園柔道部出身で、今成正和に師事して格闘技界に入った。MMAでも果敢に足関節を仕掛ける“非柔術系グラップラー”だ。
プレッシャーパス、スクランブルの攻防にも強い柔術家の石黒と、格闘技をやってる理由が「関節を捻りたいから」というグラップラー高橋の戦いは、噛み合うのか、噛み合わないのか。
石黒翔也「黒帯になってから一度も負けていません」
「カルペディエムの石黒翔也です。ブラジリアン柔術歴は12年で、一昨年黒帯になってから一度も負けていません。グラップリングの試合は初めてですが、このような大舞台で戦うことができて大変光栄です。対戦相手の高橋”SUBMISSION”雄己選手は名前の通り極め力が強いと思いますが、僕も極めには自信があるので、とても楽しみです。必ず勝ちます。応援よろしくお願いします!」
高橋“SUBMISSION”雄己「柔術の経験は一切ありません」
「和術慧舟會HEARTS / 今成柔術の高橋サブミッションです。今回がQUINTET 初参戦となります。僕は柔術の経験が一切無く、修斗に出てはいますがMMA的な寝技をするわけでもありません。現代グラップリングの要素を含んだ少し異質な技術体系を持つ非柔術系グラップラーです。完成度の高い柔術家である石黒選手とどのような試合展開になるのか、技術論、勝負論をお楽しみ頂ければと思います。格闘技界に入る前から観ていた舞台でスペシャルシングルマッチをやらせていただける事を嬉しく思います。どこかしら極めます」
▼Opening Match 73kg契約
岡崎孝哉(CARPE DIEM)
萩原一貴(リバーサルジム武蔵小杉所プラス)
そして、オープニングマッチとして岡崎孝哉VS萩原一貴戦が決定した。岡崎はCARPE DIEM青山でヘッドインストラクターを務めている選手で昨年の全日本ブラジリアン柔術選手権黒帯ライト級で準優勝をしている実力者だ。
CARPE DIEMの岡崎は、2020年JBJJF「第21回全日本ブラジリアン柔術選手権」アダルト黒帯ライト級準優勝者。所英男の弟子・萩原はPANCRASE、ZSTで戦うMMAファイター。QUINTETで回転体を見せることができるか。
「トライフォースの番人」石毛大蔵が参加
TEAM TRI-FORCEの追加メンバーとして、石毛大蔵が決定した。
石毛は柔道をバックボーンに持ちそのベースを活かしてサンボやMMAにも進出。PANCRASEではウェルター級王者にも輝いた実績のある選手だ。2011年に柔術を始め、2015年に須藤元気の『一騎討』でチャールズ・ガスパーと準決勝を戦い3位。2017年にトライフォースに入門し、全日本ブラジリアン柔術選手権も制覇。現在はトライフォース柔術大島代表も務めている。
今回は早川トライフォース代表が「チーム戦にはベテランの力が1人必要」ということで実績のある石毛に白羽の矢を立てメンバーに選出された。「(石毛は)キャリアも豊富で柔道、サンボ、MMAで実績を残しているチームの中でもトップクラスの選手だと思う。グラップリングは経験がものをいう部分があるので、立ってよし、寝てよし、ノーギも長けているので的確な闘いをしてくれる」(早川代表)と期待を寄せている。
早川代表の全幅の信頼を得て出場する石毛は「今回QUINTETの大きな舞台で後楽園ホールでもう一度闘えるのは嬉しい。一生懸命頑張ってチームが勝利できるように貢献したい」と意気込みを語っている。石毛はTEAM TRI-FORCEの精神的支柱となりチームの勝利に貢献できるか。
◆「TEAM TRI-FORCE」
澤田伸大
鈴木和宏
石毛大蔵
◆「TEAM WOLF」
小見川道大
内柴正人
伊藤盛一郎
森戸新士
グラント・ボグダノフ
◆「TEAM BRAVE GYM」
宮田和幸
山田崇太郎
竿本樹生