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2021年6月11日に配信されたONE Championship「ONE: FULL BLAST II」シンガポール・インドアスタジアム大会で、ONEキックボクシングフライ級4位のワン・ウェンフェン(中国)を判定で下した内藤大樹(BELLWOOD FIGHT TEAM)の勝利コメントが主催者より届いた。
2019年10月にONEデビューし、2020年2月のサバス・マイケル戦まで3戦全勝していた内藤だが、12月に元ONEフライ級ムエタイ世界王者のジョナサン・ハガティーに判定負け。今回、ボクシンググローブ着用のキックボクシングルールで再起を果たしたことになる。
2018年の中国「Kunlun Fight」の61.5kg世界トーナメントでイ・チャンヒョン、セルジオ・ヴィールセンら強豪を破り優勝しているウェンフェンを相手に、元シュートボクシング日本スーパーバンタム級(55kg)王者の内藤は、序盤から抜群の距離感でウェンフェンの前足にローキックを左右から当ててペースを掴むと、ウェンフェンの蹴りをかわしての左フック、右ミドルなどもヒット。判定3-0で圧勝した。
内藤大樹「必ずONEの世界チャンピオンになる」
──2020年の12月ぶりの試合となりました。今回はONEでは初めてのキックルールでしたが、率直な感想をお聞かせください。
「ONE5戦目にして初めてのボクシンググローブでの試合でしたが、元々長くやっていたのでやりやすかったです」
──実際にサークルケージの中でワン選手と対峙してみて、どんな印象を持ちましたか。
「プレッシャーは予想通り力を感じましたが思ったより前にこなかった印象ですね」
──どんなゲームプランで挑みましたか。
「ボクシングテクニックで打ち勝つというプランでしたが、今回は蹴りがメインだったので実行できなかったです」
──蹴りがメインになったのは、途中で作戦を変えたのでしょうか。
「今回はパンチを多く使って戦う作戦でしたが、足への攻撃が効果的だったので切り替えの早さは良かったなと感じます。それでもこだわりすぎてしまったので、もう少しバランスよく攻めることが今後の課題かなと思います。今回は勝ちが欲しかったので途中で作戦は変更しましたが、でも本当の武器はパンチなので次回にとっておきたいと思います」
──今後はオープンフィンガーグローブのムエタイと、ボクシンググローブのキックボクシングの両方で試合をしていく予定ですか。
「ONEからのオファーに従いたいです。キックボクシング、ムエタイどちらでも強いというところを見せたいですね」
──キックとムエタイと合わせて、次に戦いたい選手はいますか。
「チャンピオンになるためなら誰とでも戦います。今回キックボクシングルールで勝つことができたので、(フライ級王者イリアス)エナッシ選手に挑戦したいです」
──最後にファンにメッセージをお願いします。
「今回もたくさんの応援、本当にありがとうございました! 皆さんの応援がいつも力になっています。必ずONEの世界チャンピオンになるのでご期待ください」
BELLWOOD FIGHT TEAMでは、内藤と練習するホベルト・サトシ・ソウザ、クレベル・コイケがRIZIN東京ドーム大会でともに勝利。
7月4日(日)のプロ修斗メルパルクホールOSAKA大会(ABEMA生中継)で行われる「CKC2021 -54kgトーナメント」に内藤啓人の参戦が決定。
そして、ONE参戦中の鈴木博昭代表も次戦について、「もうバリバリやる気満々です。減量も3、4キロに抑えているし、ずっとオファーを待っています」と語っており、今後の動向に注目だ。