キックボクシング
インタビュー

【RIZIN】那須川天心との1vs3で最初に挑む大崎孔稀は“皇治イズム”で勝負「最後まで倒れずに試合をして、いずれ皇治選手と戦いたい」

2021/06/11 23:06
 2021年6月13日(日)東京ドーム『Yogibo presents RIZIN.28』に出場する全選手のオンライン個別インタビューが、11日(金)に行われた。  セミファイナル(第9試合)で那須川天心(TARGET/Cygames)との1vs3の変則マッチに挑む、大崎孔稀(OISHI GYM)がインタビューに答えた。大崎は一番手として那須川と対戦する。 ――現在の心境は? 「今は、いよいよ来たかっていう気持ちと、不安も少なからずありますね。でも楽しみな一面もあるので」 ――対戦相手の印象は? 「最強って感じです。その一言であてはまるっていうか。めちゃくちゃ速いし、倒せるし、強いし、完璧な選手と言っていいので、最強との言葉が一番似合うと思います」 ――どういう試合展開を予想していますか? 「今回、作戦というか意識していることがあって。僕、皇治選手を意識しているんですけれど、とにかく3分絶対倒れないっていうところを今回意識していて。もちろん天心選手は強いので、正直、勝率で言ったら僕は自分の中でも数%しかないと思っていますが、数%があるなら僕は絶対に勝ちに行きますし、全力で行きます。皇治選手が最後まで倒れずに試合をして称賛を得ている部分があって、僕自身も絶対倒れないで3分戦いきって、将来、皇治選手と戦いたいと思っています。正直、皇治選手なら勝率7割くらいあると思っているので、天心選手としっかり打ち合って、最後まで立ち続けていずれは皇治選手とやりたいと思っています」 ――皇治選手の名前を出したのはどのような想いから? 「皇治選手と天心選手の試合を見て、最後まで3分3R立っていて、それで称賛を得て“凄い”という声がたくさんあって。僕も凄いとは思ったんですけれど、格闘家である以上、勝つのが大前提なので勝つのが一番ですけれど、立ち続けたのも少なからず凄いという思いがあったので、それを参考に。今回はそれを目指して、僕も絶対に3分間倒れないで、しっかり立ち続けて打ち続けたいと思います」 ――今回は“皇治イズム”で勝負、だと? 「はい(笑)。そうですね」 ――その中でもダメージ与えていきたいのはありますか? 「そうですね。何とか本当に一発でもいいので、しっかりいいのを当てて。それで天心選手が少しでも、何かしら感じてくれるくらいの打撃は与えたいなと思っています。ちなみにキックルールだったら、カーフキックをめちゃくちゃ蹴ろうと思っていました。サウスポーなのでインカーフを」 ――ボクシングテクニックだけの試合にはどれくらいの自信がありますか? 「パンチでも倒せるパワーも自信も持っていますが、自信は半分くらいですかね。自信は蹴り半分、パンチ半分なので。全体的にこれが苦手というのはないので、全体的にできる選手だと自分では思っています」 ――キックボクシングファンの中では、大崎選手と那須川選手の試合をワンマッチで見たいとの声もありました。自分としてはどうですか? 「まあそうですね…嫌です(笑)。僕はまず1Rでやりたいというのがあって。3分3Rは普通に怖いですね、まだ。怖いですけれど、でもやってみたい気持ちもちょっとだけあります。そういう声を聞けるっていうのが嬉しいですし、それだけ僕に期待してもらえている気持ちもあるので、やってみたい気持ちもあるけれど、今回は1Rと聞いて、とにかく倒れず全力でいくことをテーマにやっていきたいと思います」 ――スピードのある相手に対応する練習はどんなことを? 「ボクシングってなってから、毎日昨日までジムのみなさんに手伝ってもらって、スピードだったりタイミングだったり、いろいろ練習してきたのでそれが試合で見せられればいいなと思っています」 ――大崎選手としては、今回のテーマは1Rを互角に戦う、最後まで立っていてアピールし、皇治戦につなげると? 「1Rですけれど試合である以上は真剣勝負なので、そこはもちろん立っていればいいというわけではないので絶対に勝ちに行きます。僕自身、退くつもりはないので。倒される覚悟で行かないと絶対に勝てないと思っているので、やるからには勝ちにいきます」 ――急遽決まった試合でコンディションはいかがでしょう? 「今は普通に減量もほぼなくて、いつもどおりっていったらアレですけれど、練習の時どおり。コンディションは全然悪くないです」 ――天心選手にカウンターを合わせられる覚悟で打ち合う? 「そうですね、試合なので。ガードしてればいいってわけじゃないので。結局行かないと勝てない。しっかり勝ちに前に行って、そのなかで倒れないっていう感じですね」 ――守りよりも攻めに行くと期待していいのでしょうか? 「守りに徹していたら勝てないので、試合になるように勝ちに行くつもりで今回応募させていただきました。守っていたら勝てないのは分かっているので前に出てとにかく当てに行きます」 ――相手のハンドスピードにどこまでついていけるかがテーマになりますが、自信はどこまでありますか? 「映像でしか見てないので、分からないんですけれど、周りから見ているのと目の前の体感は違うと思うので、その時に僕がどう感じるかは分からない。でも速いの分かっているうえで、意識外からくると倒れると思いますが、しっかり見て少しでも見えていれば絶対に倒れないので、そこだけですね。どれだけスピードがあるかは分からないので、相当速いとは思うけれど、行くしかないという気持ちですね」 ――確認なんですが、キックありだと思って応募して選ばれたらキックがなかったという感じですか? 「いや、そういうわけではなかったです。キックルールが大前提ですけれど、ボクシングルールでもやりますという感じでお願いしました」 ――先ほどの話ですが、倒されずに立ち続けてさえいれば倒すチャンスが来るという考え方ですか? 「あるとは思いますよ、それは。倒されたら元も子もないので」 ――もしも、大崎選手で決着がつかず、HIROYA選手かミスターXが那須川選手に勝ったら一緒に喜びますか? 「喜べないですね(笑)。それは全然喜べないです。何なら悔しいくらいです。チームという意識はないです」 ――選ばれたときの最初の気持ちをお聞かせ願えますか? 「連絡が来た時は、嬉しい気持ちもあれば、怖い気持ちもあったっていうのが感想ですね」 ――どういうところがあって自分が選ばれたと感じていますか? 「他に誰がいたかは分からないので、どう比べられたかは分かりませんが、僕自身はパンチも蹴りもできるしKO率も高い方だと自分では思っていますし、それが僕の強みだと思っているので、そういう部分で選んでくれたんじゃないかと思っています」 ――東京ドームで試合をすることはどう思っていますか? 「東京ドームは、有名人しか立てない場所みたいな感じですか(笑)。一流芸能人のコンサートやアイドルのコンサートみたいな。そういう会場で約18年ぶりの格闘技で、自分が21で最後の時は3歳で記憶にないので。変な気持ちっていうか、そこに僕が立っているのが信じられないというのが一番の感想ですね」
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