2021年6月13日(日)東京ドーム『Yogibo presents RIZIN.28』にて、1vs3の変則マッチ(1R3分で1人ずつ、3Rで3人と対戦)を行うRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)。
8日には対戦相手が発表され、1人目は若手キックボクサーの大崎孔稀(OISHI GYM)、2人目はベテランキックボクサーのHIROYA(TRY HARD GYM)、そして3人目は当日発表の「X」。
この発表を受け、那須川は自身のYouTubeチャンネル『那須川天心チャンネル』にインタビュー動画を公開。対戦カード発表の感想を語った。
まず那須川は海外から名乗りをあげたロッタン・ジットムアンノンについて「ロッタン選手の場合は契約の問題とか、海外からいま来れない状況もあるので彼なりのジョークみたいな感じだったのかなと思うんですけれど」と、現時点で実現が不可能なことを承知でロッタンが投稿したのではと推測するが、「でも、僕はまた機会があれば全然やりたいなと思いますよ。そりゃあやりたいですよ。強い選手ですからね」と、2022年3月のタイムリミットまでに戦いたいとの意欲を示した。
1vs3という試合形式には「僕も自分の中で試合がしたかったなっていうのがありますよ。東京ドームという舞台ですし、RIZIN地上波生放送っていう舞台は最初から決まっていたので、そこで僕の気持としてはちゃんとした試合をしたかったなっていうのはある」との本音も。しかし、「仕方ないというか。出なきゃいけない、日本を盛り上げるためにというか、格闘技を知ってもらうために出なきゃいけない」との使命感から今回の試合を受けたのだという。
ボクシングルールに準じたルールで行うことには「あ、そうきたかと思った」とのこと。
1人目の大崎については「嬉しいですよ。こういう気合いの入っているというか、勢いのある選手がまだいたんだなって実感できて凄い嬉しいですね。これこそ格闘家じゃないと僕は思うので。戦うのが楽しみかなと」と、RISEから名乗りをあげてきた大崎を高く評価。
2人目のHIROYAについては「僕の中でもチャレンジですよね。怖いですよね。正直恐怖があります。体重差があるし。胸を借りるつもりで思い切りいきたい」と、体重差(那須川は55~58kg、HIROYAは75kg)をかなり警戒している。
そして最後の“X”は「僕はこの間聞きました」と那須川自身には伝えられている様子。そのXのことを那須川は「ここでこの選手が来てくれるのか。ずっと好きな選手ですね。格闘技のファンからしてみたら凄い嬉しいカードなんじゃないかって。正直これを聞いた時は僕はびっくりしましたね。尊敬の意味も込めて『よろしくお願いします』と」と、“好きな選手”であり“尊敬している選手”とのヒント。
那須川はその相手にも「ガチですよ。もちろん思いっきり行きます」と宣言し、カード発表後に賛否両論が巻き起こっていることに「今は良い悪い騒がれていますけれど、それを良かったなって思わせるのは僕次第だと思うので期待していてください」と、終わった後に“良かった”と言わせるために頑張ると語った。