2021年6月13日(日)東京ドーム『Yogibo presents RIZIN.28』にて、1vs3の変則マッチ(1R3分で1人ずつ、3Rで3人と対戦)に挑む予定のRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)。
その前に、那須川の前に思わぬ“強敵”が現れた。自身のYouTubeチャンネルの企画で、父でありTEPPEN GYMの会長である那須川弘幸氏(51歳)とスパーリング対決を行ったのである。
(写真)父親の威厳を懸けて一発当てるべく突進する元気な那須川会長(C)那須川天心チャンネル「グローブを着けるのは7~8年ぶり」という那須川会長。天心からスパーリング対決の申し出を受けて「ちょっとトラウマがあって、アバラと腰と鎖骨を折られているんですよ。めっちゃトラウマで」と、天心に骨を折られた経験があるという。
(写真)容赦ない天心のローキック、那須川会長はハイを蹴られないようにガード(C)那須川天心チャンネル 天心は「昔はスパーリングという名のミット打ち。ミット打ちがパンチみたいな感じで。ミットがめちゃめちゃ硬かったんですよ。板みたいなヤツで。それをよけないといけなかったので、こっちも必死だからつい…」と弁明。「それがあったからこいつは避けられるようになったんです」と、天心のディフェンス能力に関する秘話も。
(写真)那須川会長はミドルキックを空振りするとそのまま後ろ蹴りの奇襲攻撃(C)那須川天心チャンネル その後の2分1Rのスパーでは「骨一本折りたいと思います」と宣言した天心に、那須川会長がハッスル。いきなり左ミドルを蹴って先制するとスイッチも駆使。ミドルを空振りしての後ろ蹴りを見せ、ボディを打ってこいと誘ってのワンツーを叩き込む。前に出て攻め続ける那須川会長、それをステップでかわす天心。終了と同時にリングに倒れ込んだ那須川会長は「マスクなかったら今頃ヤバいです」と、マスクのせいで息切れしたと話した。
「まさに孫悟空と孫悟飯」とこの対決を例えた天心は「久々に向き合いましたが威圧がありましたね」と振り返る。
アフタートークでは「昔からミットを一緒にやっていて、基本をずっとやってきましたから。それで今の技術ができたというのがありますからね」と、親子二人三脚でやってきた練習方法“那須川天心の作り方”について2人で語り合った。