第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメントのリザーブマッチに工藤vs中平
2021年7月24日(土)東京・後楽園ホール『Krush.127』の対戦カードが発表された。
今大会では4選手による「第2代Krushクルーザー級王座決定トーナメント」がワンデーで行われ、初代王者K-Jeeが返上したタイトルを、杉本仁(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)、谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、RUI(K-1ジム福岡チームbeginning)、サッタリ・ウィラサクレック(WSRフェアテックス・イラン)が争う。
そのリザーブマッチとして工藤勇樹(エスジム)vs中平卓見(北眞舘)が決定。
工藤は24勝(14KO)20敗2分と46戦のキャリアを持つベテラン選手で、2015年10月に蹴拳インプレッションルールライトヘビー級初代王座を獲得。2017年12月には現在K-1に出場している実方宏介からも勝利を収めている。K-1 JAPAN GROUPには2016年7月から参戦し、1勝3敗。今年3月には第2代KROSS×OVERヘビー級王者となった。
中平は総極真全世界空手道選手権大会重量級4位の実績を持つ空手家で、7勝(7KO)5敗の戦績を持ち、7KOは全て初回KO勝ち。K-1 JAPAN GROUPには2020年1月から参戦し、RUIと植村真弥に敗れている。
スーパー・ライト級3分3R延長1Rでは、松本篤人(バンゲリングベイ・スピリット)vs寺島輝(TANG TANG FIGHT CLUB team JOKER)が決定。
松本は7勝3敗1分で、2015年と2016年は1試合、2017年は2試合、2019年は2試合、2020年は1試合と極端に試合数が少なく“Krushのレアキャラ”と呼ばれる。これは松本が東京大学法学部卒の国家公務員であり多忙のためだ。今回は2020年10月以来の試合となる。
寺島は極真空手と伝統派空手を学び、2019年4月にKrushでプロデビュー。そのデビュー戦から3勝3KOを達成し、2019年11月には初の国際戦で韓国人選手から判定勝ち。4戦無敗で今年3月のK-1に出場し、山崎秀晃に挑んだがKO負けで初黒星を付けられた。12月の斉藤雄太戦でもTKOで敗れ、今回に再起を懸ける。
女子フライ級3分3R延長1Rでは、真優(月心会チーム侍)とRAN(MONKEY☆MAGIC KICKBOXING)が対戦。
真優は大阪出身の20歳。空手仕込みの蹴り技を武器に、高校生時代の2016年8月には「J-GIRLSフライ級ニューヒロイントーナメント」で優勝を飾った。K-1 JAPAN GROUPには2019年6月から参戦し、KANAと壽美に連敗を喫したが、2020年10月に小澤聡子に判定勝ちして連敗から脱出。2021年は第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメントで決勝戦へ進出したが、壽美に判定で敗れ戴冠を逃した。戦績は6勝(1KO)4敗2分。
RANは第7回K-1アマチュア全日本大会チャレンジBクラス女子-55kg優勝。2020年2月の『RISE GIRLS POWER』でAKARIとの女子高生対決に敗れたが、9月の同大会ではAYAに判定勝ちしている。2021年3月、Krushに初参戦するとファエゼ・ウィラサクレックに勝利し、戦績を4勝4敗とした18歳。