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【KNOCK OUT】28歳年上の相手をヒジで切り裂いた“無慈悲な17歳”花岡竜「倒していける選手になりたい」

2021/05/23 23:05
 2021年5月22日(土)東京・後楽園ホールで開催された『KNOCK OUT 2021 vol.2』の一夜明け会見が、23日(日)都内で行われた。  第5試合のKNOCK OUT-REDスーパーフライ級3分3R延長1Rで、四冠王の松崎公則(STRUGGLE)を2R2分46秒、ヒジ打ちのカットによるTKOで降したイノベーション・フライ級王者の花岡竜(橋本道場)が会見に出席。前夜の試合を振り返った。 「昨日は自分の中で倒すと決めて臨んだ試合で、自分のやりたいことは結構できたんですが、コーナーに詰めた時の詰めの甘さが目立ったのでこれから修正していけたらと思いました」  フィニッシュのヒジ打ちについては「倒そうとは思っていたんですが、パンチでボディを狙ったんですがこれでは倒れないと思いました。効かせられたとは思ったんですが本当に倒れなくて。特に警戒する攻撃はなかったので(ヒジを)振ってみようと思って振ってみたら当たった感じです。フィニッシュ的には自分の中では100点中80点くらいでまあまあ満足できました」と、タフな松崎が打撃では倒れないと判断し、ヒジで切りに行ったという。 「自分でも思った以上に作戦通り過ぎて。試合が始まっても身体もスムーズに動いて今後には繋げられると思いました」と成長が感じられた。前回2月の『NO KICK NO LIFE』では、同じ高校生の吉成士門に敗れ、無敗記録が「7」で途切れたが、「初めて負けて、自分の中では僅差だと思いました。そこでハッキリ勝たないと駄目だなと思って、今回はひとつひとつハッキリ当てていこうと思いました」ということを学んだとする。  試合の途中では、相手の蹴り足をキャッチして軸足を払い、相手が転倒するまでにパンチとヒザ蹴りの2発を入れる早業を見せたが、「払った瞬間に相手がロープに寄りかかったので、まだ行けると思って。スローでゆっくりと見えていました」と驚くべき目の良さ。  対戦した松崎は同門の選手たちとも過去に対戦しており、「みんな倒せていなかったので、どんな形でもKOはとってやろうと思っていました」と、対抗意識があったとも。  今後については「今は(同門の白幡)裕星がKNOCK OUT-RED(ヒジ打ちあり)の王者ですが、裕星がやって来た相手もそうですが52kgで強い選手誰とでもやります。BLACKルール(ヒジ打ち無し)でも対応できるのでBLACKのベルトも欲しいですね」と話した。  そして「今後もオファーいただければ出させていただいて。大会名通り倒していける選手になりたい」と、KOできる選手に成長していきたいと語った。
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