2021年7月16日(日本時間17日)の『Bellator 262』にて、「Bellator世界女子フライ級選手権試合」として、ジュリアーナ・ヴェラスケス(ブラジル/王者)と、同級4位のデニス・キーホルツ(オランダ/挑戦者)のタイトルマッチが決定した。
現時点で同級3位につけている日本の渡辺華奈にとって、注視すべき試合となる。
◆Bellator女子フライ級ランキング(※2021年5月21日時点)C. ジュリアナ・ヴェラスケス(11-0)1. イリマレイ・マクファーレン(11-1)2. リズ・カモーシュ(15-7)3. 渡辺華奈(10-0-1)4. デニス・キーホルツ(6-2)5. アレハンドラ・ララ(9-4)6. ヴェータ・アルテアガ(6-4)7. ケイト・ジャクソン(11-5-1)8. ヴァレリー・ルレーダ(3-1)9. ヴァネッサ・ポルト(22-9)10.ディアナ・アヴサラゴヴァ(3-0)
王者のヴェラスケスは、2010年柔道PJCワールドカップ70kg級5位入賞など、柔道ブラジル代表として活躍。2014年のプロMMAデビューからMMA11戦無敗で、Bellatorでも6戦全勝。2020年12月に前王者のイリマレイ・マクファーレンに判定勝利し、王座を獲得した。
対するキーホルツは、Bellatorキックボクシング世界女子フライ級王者。“ミス・ダイナマイト”の異名を持ち、オランダのU15柔道王者、U17で準優勝、U20では銅メダルを獲得するなど、強い組みと打撃でMMA6勝2敗。MMAデビュー戦と2018年にヴェータ・アルテアガにギロチンで一本負けも、以降4連勝を飾っている。
キーホルツが敗れたアルテアガは、渡辺が前回判定勝利したアレハッドラ・ララに判定負けしており、キーホルツの王座挑戦は、渡辺にとってもタイトル戦線にからむ重要な指針となるだろう。
今回の王座戦決定に、ヴェラスケスは「Bellatorのケージに戻ってきて、タイトルを初めて防衛できることを非常に嬉しく思います。ファンのために素晴らしいパフォーマンスをする準備はできています。デニスはBellatorキックボクシングのリングでは偉大なチャンピオンですが、このMMAのベルトは私のもので、試合後は私と一緒にブラジルに帰ることになります」と、初防衛に自信のコメント。
対するキーホルツは、「(王座戦は)子供の頃から待ち望んでいた瞬間です。私の格闘技の旅は9歳の時に始まりました。キックボクシングと柔道でいくつかのチャンピオンになりましたが、これまでの努力や犠牲の上に、このような機会を得ることができたと思っています。これは私のキャリアの中でも最高の成果となるでしょう。この王座は私のものです」と、ベルト奪取を宣言している。