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【K-1】王者・椿原龍矢とノンタイトル戦の玖村修平「僕が勝てばトップ戦線が一気にかき回せる」

2021/05/09 21:05
 2021年5月23日(日)東京・大田区総合体育館『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN』にて、K-1フェザー級王者・椿原龍矢(月心会)とスーパーファイトK-1フェザー級3分3R延長1Rで対戦する玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)が公開練習を行った。  玖村は空手を学び、キックボクシング転向後は2017年6月にNJKFバンタム級王座を獲得。2018年6月からK-1 JAPAN GROUPに参戦し、2019年6月には「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場。同年10月の試合を最後に網膜剥離(全治3カ月)で戦線離脱していたが、階級を上げて復帰。「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」では準決勝で新美貴士に敗れて涙をのんだ。2021年3月のK-1では鷹大から勝利を収めている。戦績は15勝(7KO)8敗1無効試合。  公開練習では2分1Rのパンチのミット打ちを披露した玖村。一発一発パワーが増したパンチを存分に打ち込み、前回の試合から短期間ながら成長を感じさせる姿を見せた。3月28日『K’FESTA.4 Day.2』日本武道館大会では鷹大に勝利。怪我がなかったこともありすぐに練習を再開していたいという。「期間も空けずに練習も続けているので、調子はさらに上がっているし、前回より成長した姿を見せられると思います」と、再起を果たした試合から好調を持続させているようだ。  前回の試合からまだ1カ月ほどしか経っていないが、パワーアップにも成功した。「今回のテーマは一発で倒すパワー」だと言う玖村。「椿原選手は凄いステップで翻弄してくると思うんですけど、グルグル回ってそのステップを一発で打ち落とすパワーをつけてきました」と、その意図を説明。そのためにウェイトトレーニングとミットやサンドバッグの打ち込みを増やしてきたという。 「初めは拳を痛めたりとか打てないこともあったんですけれど、それも乗り越えて、拳がさらに進化したなと思ってるので、今回は倒せるパワーがついてるかなと思います」と自身でもパワーが増したことを実感できているようで、「試合してみないと分からないんですけど、今は100%のパンチを作ってるので、試合まであと2週間ぐらいありますし、100%まで持っていきたいと思います」と、試合までの完成を目指している。  パンチのパワーアップに加えて、攻略が難しい戦い方をする椿原に対し「巧く戦わせないというか、前に詰めて削って削って、ドロドロに削って、最後めちゃくちゃにして倒したいなと思っています」と戦略も練ってる最中だ。江川優生とのタイトルマッチが物議を醸し、「倒しに行く試合をする」と公言している椿原だが、これこそ修平の望むところ。「巧く回られるより、倒しに来てくれるほうが僕も倒せると思うので、それで盛り上がると思うし、是非倒しに来てほしいです」と、椿原攻略に自信を見せる。 網膜剥離による長期欠場後、昨年の9月にフェザー級に階級を上げて復帰した修平だが、第5代Krushフェザー級王座決定トーナメントの準決勝で敗れるなど、大きな期待に応えられずにいた。その状況の中でノンタイトル戦とはいえ、チャンピオンとのスーパーファイトは修平にとって、K-1フェザー級戦線のトップグループに浮上するチャンスだ。 「僕が戦うことにいろんな意見があると思うんですよ。僕に勝った選手もいっぱいいてるし、その中で僕がチャンピオンに勝ったら、一気にK-1のフェザー級のトップ戦線がかき回せる。このマッチメイクに関してはそういう意味も込められていると思うので、今回、僕がかき回したいなと思います」と、周囲の声は実力で黙らせる。  今大会のポスターには“フェザー級戦国時代、到来”というキャッチフレーズもついた。この群雄割拠のフェザー級戦線で、「僕みたいな選手が駆け上がっていくことによって、若い人とかに夢を与えられると思うので、玖村修平っていう名前を刻みたいです」と下剋上を狙う。  自分を戦国武将に例えると、との問いには「織田信長。一人で一気に駆け上がって行く、そういうイメージです。そういうストーリーを作って行きたいですね」と語った。
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