2021年5月23日(日)東京・後楽園ホール『RISE 149』の追加対戦カードが発表された。
スーパーフェザー級3分3R延長1Rで、同級1位・一馬(MONSTAR GYM)と元ルンピニースタジアム認定ライトフライ級&フライ級王者、元ラジャダムナンスタジアム認定ライトフライ級王者ノラシン・スペチアーレジム(タイ/Speciale gym)が対戦する。
(写真)三日月蹴りを得意とする一馬 一馬は中学時代に野球で日本代表になった経歴を持ち、海上自衛隊・航空士として体力測定で全隊員中トップの成績を収めたという身体能力を持つ。早くからYouTuberとして活動していた選手で、2018年6月にはボクシングからキックボクシングにカムバックした白鳥大珠の復帰第一戦の相手を務めた(1Rで白鳥がKO勝ち)。前戦は2020年12月に前口太尊を右フックでKO。1年に1~2試合しかしない“RISEのレアキャラ”。
ノラシンは2007年のムエタイ最優秀選手賞にも輝いた名選手で、ボクシングでも4戦目でPABA王者、12戦目でWBCインターシルバー王者となっている。2009年6月の初来日では、全日本キックで寺戸伸近を2RでKO。2010年8月にはムエロークに再来日し「ヨードムエチャンピオンズカップ51kg級」で優勝している。当時のニックネームは“ムエタイ軽量級の壊し屋”。4年前までボクシングの試合をしていたという。RISEには今年2月に初参戦し、梅野源治に判定で敗れたが好戦的なスタイルで印象を残した。
一馬としては現スーパーフェザー級王者チャンヒョン・リーへの挑戦権を獲得するために、クリアーしておきたい一戦だ。
また、RISEバンタム級5位・京谷祐希(山口道場)と対戦が決まっていた京介が左手月状骨骨折により欠場となり、“女帝”寺山日葵の実弟・寺山遼冴(TEAM TEPPEN)が参戦。寺山は昨年7月から開催された「DEEP☆KICK53kg王座決定トーナメント」に参戦。準決勝では京谷の同門である勇馬を強烈な顔面前蹴りでKOし、王座決定戦ではOISHI GYMのルーキー・HΛLからダウンを奪う完勝で、わずか5戦目にしてDEEP☆KICK王者となった。昨年11月に有井渚海よりプロ初黒星を付けられており、今大会より階級を上げての再出発となる。