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【KNOCK OUT】元Krushスーパーウェルター級王者・中島弘貴が初参戦「アツい試合をお見せしたい」

2021/04/14 17:04
 2021年5月22日(土)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT 2021 vol.3』の記者会見が、4月14日(水)都内にて行われた。  元Krushスーパーウェルター級王者・中島弘貴(LARA TOKYO)の初参戦が発表された。中島はシュートボクセ・アカデミージャパン所属として格闘家のキャリアをスタートさせ、シュートボクシング、RISE、全日本キックボクシング連盟、Krushと渡り歩き、強打とヒザ蹴りを武器に無敗のまま「Krush 70kg Tournament 2009」で優勝。  2010年3月には「K-1 WORLD MAX 2010 ~-70kkg日本トーナメント」に出場し、TATSUJIと日菜太にKO勝ちして決勝進出。決勝では長島☆自演乙☆雄一郎にKO負けを喫してプロ初黒星。K-1でアルバート・クラウス、戦極でブアカーオらと対戦し、2012年には欧州最大のキックボクシング団体(当時)であったIT'S SHOWTIMEの日本王座として制定されたSTJ 70kg MAXの初代王者にも輝いている。  2015年4月にトーナメントを制して第3代Krushスーパー・ウェルター級王座に就き、2015年と2017年にはK-1スーパーウェルター級王座決定トーナメントに出場。2019年6月に12年ぶりにシュートボクシングのリングに上がるも、海人に4R2分56秒、KO負けを喫した。戦績は25勝(14KO)16敗。  会見に出席した中島はまだ対戦相手は未定だが、「試合ができることを嬉しく思っています。久しぶりの試合で初めてのリングなのでファンにアツい試合をお見せしたいと思っています」と初参戦の挨拶。  海人との試合後は「練習していない期間もあったんですが、まだ自分はファイターだという自覚があって自己確認して、まだ試合ををやりたいと気付きました。そういう時にベストなタイミングで今回の試合のお話をいただいたので、そういう流れかなと思っています」と、しばらく休んでまだ戦いたいとの気持ちが芽生えたという。  KNOCK OUTでの目標を聞くと「試合をまだしていないので、試合をしてから言いたいのはあります。まだ試合をしていないのに誰彼言うのもあれかなと思う。でも誰が来ても全然かかってこいとの気持ちでいます」と今は言う段階ではないとしたが、現KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級王者の海人については「意識しています。今の日本の70kgで一番強いと思っている選手なので、自分も前回負けているのでやりたい気持ちもありますが、まずは試合をしてから言わないとダメかなと思っています」とした。  32歳という年齢からキャリアの集大成となる時期だが、「特に自分的には年齢的な衰えは感じていなくて、コンディションもいいし、エネルギーはため込んだのでそろそろ爆発させたいと思っています」と、まだまだやる気十分だと答えた。  会見に同席した宮田充KNOCK OUTプロデューサーは「僕も去年からプロデューサーに就いて、10月の段階では中島選手のことは頭になかった。まさか上がってもらえると思っていなくて。日菜太選手は休養に入っていますが、今は海人選手が王者なのでターゲットになっていくと思います。ただ中島選手が現れたことで“俺が”という選手もいるだろうと思います。中島選手と戦いたいと手を挙げるファイターが出て来ると思う、BLACK(ヒジ打ち無し)に確実に刺激を与える選手なので、まだKNOCK OUTに上がっていない選手も含めて、どんどん名乗りをあげてもらえる流れを期待しています。僕にはこの選手というのはありますが、名乗りをあげるくらいの選手と5月にやってもらえるのがいいと思っています」と、中島がKNOCK OUTスーパーウェルター級に刺激を与えること、候補はいるが自ら対戦に名乗りをあげる選手が出てくることを期待した。  最後に中島は「初めてのKNOCK OUTなので3R楽しんで、最終的にKOを見せるのがベストだと思っています」と、復帰戦はKOで飾りたいとした。試合はKNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級3分3R延長1Rで行われる予定だ。
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