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【RIZIN】「カーフキックって言葉が一番嫌い」な朝倉海がカーフキックの達人に極意を習う

2021/04/02 21:04
【RIZIN】「カーフキックって言葉が一番嫌い」な朝倉海がカーフキックの達人に極意を習う

15年前から空手の試合でカーフキックを使っていた纐纈代表(左)からカーフキックの蹴り方と防御を学んだ朝倉海(『KAI Channel』より)

 5月開幕の「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント」に出場が決まった第3代RIZINバンタム級王者・朝倉海(トライフォース赤坂)が、カーフキックを克服するため“カーフキックの達人”の元へ習いに行った。朝倉が自身のYouTubeチャンネル『KAI Channel』にてその模様を公開した。

 朝倉が訪れたのは、国際空手道連盟極真会館 世界全極真の纐纈卓真(こうけつ・たくま)代表の元。纐纈代表は第2回・第3回極真連合杯世界空手道選手権大会無差別級優勝、第1回総極真世界空手道選手権大会重量級優勝の実績を持つ空手家。


(写真)昨年大晦日、堀口恭司(右)のカーフキックに敗れた朝倉。現在、練習でもカーフ合戦をやっているという

 なぜ朝倉が纐纈代表の元を訪れたかと言うと「やっぱり大晦日にカーフキックで負けて、カーフキックって言葉が一番嫌いなんですけれどそこを克服しないと多分この先きついなってことで。いろいろ調べていたんですけれど、そんな中で纐纈さんのカーフキックの動画を出されていたじゃないですか。あれが僕の中で一番ためになったというか」と、纐纈代表が自身のYouTubeチャンネルで公開していたカーフキックの解説動画が参考になったからだという。

 元々は前田日明が纐纈代表の技術を大絶賛し、朝倉に「絶対習いに行け」と連絡をして紹介したのがきっかけだった。

 纐纈代表は約15年前から空手の試合でカーフキックを使っていたが、「僕の師から習った技を試合で使っただけなので、元々あった技を教えてもらって。それ以前からあった技を使っているだけなんです」と、元々カーフキックは極真空手の技術の中にあったと説明。


(写真)まずは前重心でもカーフをカットできるディフェンスを学んだ朝倉(KAI Channel』)より

 朝倉は「まずディフェンスが一番聞きたいところ」と、カーフキックのディフェンスから学び、前重心でもカットができる方法を学ぶ。実際に朝倉が蹴り、纐纈代表がカットすると「痛いですね、こっちが」と蹴った方が痛いとの感想。

 その後は「動画にできない」と全てシークレットでカーフキックの技術を学び「覚えるぞ。カーフキック使いになるかもしれない」と朝倉。さらには「いろんな空手の技術で総合格闘技に活かせそうな技があったので勉強になりました。この後もたくさん技術を持ち帰りたいので」と、動画撮影後も纐纈代表から教えを受けたようだ。


(写真)バンタム級ジャパンGPの1回戦では渡部修斗(左)との1回戦が決まっている

 また、纐纈代表のYouTubeチャンネルでは蹴りのスピードと威力を上げる動作を朝倉が学び、ミットを持っている纐纈代表が「体感威力は倍以上になった」と評するほどに。朝倉も「威力が全然変わりましたね。これ必殺技になるかもしれないですね」と満面の笑み。

「落とし込んで総合格闘技の試合でも使えるように」と、学んだ技術をMMAに応用したいとした。

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