2021年5月30日(日)丸善インテックアリーナ大阪(大阪市立中央体育会館)にて開催される『RIZIN.29』のメインイベントに“指名”された皇治(TEAM ONE)が、そのことについて語った。
3月26日(金)都内にて行われた5月開幕の「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント 1st ROUND」の「組合せ抽選会」および会見にて、榊原信行RIZIN CEOより「大阪大会のメインを皇治に託す」との発表がされた。
それを受けて皇治は「勝手にバラちゃん言ってましたね。俺も知らんかったですよ。俺は東京ドームより大阪に出たいとは言ってあったんですけれど」と、事前に聞いていなかったと打ち明ける。
しかし、「プロとしていい賛否両論ある、反響があるのは嬉しい。これがなくなったら俺のいてる意味がなくなるんで。メインとかメインじゃないとかはどうでもよくて、自分はRIZINのファンを盛り上げないとあかんと思っていますし、RIZINに来てからまだ仕事してないのでね。そこはめちゃくちゃ気合い入っていますよ。珍しく2部練していますし。練習漬け。K-1からRIZINに移って練習環境を失ってしまったので、今やっと環境が整って充実しているのでめちゃ気合い入っています。たけぽん(武尊)戦くらい気合い入っています。あれ以上かも」と、気合いを入れて練習漬けの毎日を送っているという。
「めちゃめちゃMMA盛り上がっているじゃないですか。あんな素晴らしいトーナメントがある中、俺の名前がひょこっと出ただけでみんな俺に反応してくれてありがたいですね」とニヤリ。
大阪での試合については「俺もやる気満々なので。バラちゃんに伝えているのは盛り上がる相手。去年はぶっ飛んだカードをやって来たじゃないですか。今年は適正階級で、俺のこと腹立っているヤツがいっぱいいると思うので、ごちゃごちゃぬかしているヤツを全員集めてトーナメントをしてもええと思うんですよ。めちゃ盛り上がるじゃないですか。ワンマッチでもいいし、強いヤツとやりたいですよ」と、皇治に対して対戦アピールしてきた選手を全員出してのトーナメントをやりたいとする。
「今回は適正階級の60kgでやったら負けへんぞっていうのを証明せなダメ。MMAに負けてられへんのでね。立ち技もMMAに対抗してトーナメントでもしてくれたら嬉しいなと思っているのでそれを訴えようと思っています。誰とやりたいはない。とりあえず強いと言われているヤツなら誰でもいい」と、適正体重の60kgでやれば負けないと断言。
さらに、今回の「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント」開催にこんな思いも。
「立ち技も負けてられへんと思うのは、男前が多いじゃないですか。日本のトップどころがいろいろな団体から全部集まっているじゃないですか。ファンからしたら最高じゃないですか。俺がどうこう関係なしに、日本のキックボクサーのトップどころや話題になるヤツを集めて、選手のいがみ合いとかどうでもよくて、戦ったらいいと思うんですよ。俺はあのMMAのグランプリが理想だと思ったので、5月はそれを超えるようなトーナメントが出来たら理想ですけれど、ちょっとでも近付きたいですよね。ああいうことに。だからRIZINには立ち技にもっと気合い入れてくれよっていっています」と、団体の垣根を越えて集まってきた「RIZIN JAPAN GRAND-PRIX 2021 バンタム級トーナメント」のメンバーを見て刺激を受けたとする。
「団体関係なく戦わないとこれ以上の発展はないですよ」と、立ち技格闘技界への警笛も鳴らした。その他、皇治が自身の試合や近況について、RIZIN JAPAN GPへの対抗心などは『RIZIN大阪大会皇治がメインを飾る!?』と題された皇治の公式YouTubeチャンネル「皇治チャンネル」にて公開されている。