K-1K-1
K-1
ニュース

【K-1】菅原美優に挑む16歳・無敗のJKファイターNOZOMI「KOかダウンを取って大差で勝ちたい」

2021/03/09 22:03
【K-1】菅原美優に挑む16歳・無敗のJKファイターNOZOMI「KOかダウンを取って大差で勝ちたい」

プロ4戦目にしてK-1の舞台、そしてノンタイトル戦ながらKrush王者と対戦するNOZOMI (C)K-1

 2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.1~』にて、Krush女子アトム級王者・菅原美優(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と対戦するNOZOMI(TAD)が公開練習を行った。


 NOZOMIは高校1年生で2019年9月に16歳になったばかり。同年8月に開催された『K-1甲子園』に出場し、女子ワンマッチで判定勝ち。この試合で関係者から高い評価を受け、10月にプロデビューを果たした。デビュー戦では軽快なフットワークから飛び込んでの高速ワンツー、圧倒的なスピードと出入りの速さ、そしてカウンターの技術を存分に発揮してダウンを奪っての判定勝ち。12月には森川侑凜にも判定3-0(30-27×3)の完勝、そして2月27日の『Krush.122』ではチャン・リーに判定3-0(30-29×2、30-28)で勝利し、無傷の3連勝。

 現役高校生ファイターとして、フジテレビの『ミライ☆モンスター』にも取り上げられるなど、注目度が急上昇中だ。今回がK-1初参戦。

 K-1参戦が決まった時の心境を聞かれると「嬉しさとか緊張とか、いろいろな感情が出て来て『嬉しいけど…やばっ!』みたいになりました」というNOZOMI。リング上ではクールで落ち着いた印象も強いが「試合前はめっちゃ緊張がヤバくて、いつも泣きそうになってます。今回もめっちゃ心配になりました」と不安もある。


 またチャン・リー戦から約3週間と準備期間も短いが「もっと強くなった状態でやりたいという気持ちも少しはありましたけど、ダメージは全然なかったし、こんなチャンスは滅多にない。この3週間でどれだけ追い込めるかで(自分も)変われると思うので、今はもう問題はないです」と決戦に向けて準備を続けている。

 NOZOMIの持ち味と言えば軽快なステップワークと鋭いパンチだ。NOZOMI本人は「アマチュア時代はステップを注意されてたんですけど、プロになってステップが注目されるようになって、ステップが自分の得意なところやなって気づいた」「パンチが得意というより、蹴りができないだけ(笑)」と謙遜するが「スピードは他の女子よりもあると思います」とスピードには自信を持っている。

「菅原選手はリーチが長くて前蹴りが特徴的。足が長くて高いところまで上がってくるので、そこは対策しなきゃダメだなと思います」と菅原のファイトスタイルを分析する。


 チャン・リー戦直後のインタビューでは「まだ今の自分では勝てないと思う」という言葉もあったが「試合が決まったからには自信もあるし、勝つつもりでやる。この試合でしっかり勝ってタイトルマッチにつなげたい」と今回の勝利をKrushでのタイトル挑戦につなげるつもりだ。

 K-1女子の未来を担うファイターとしても期待されるNOZOMIは「今は高校生でデビューする選手も多いので(同世代の)みんなでK-1を盛り上げたい」。

 ファンに向けて「前の試合みたいに僅差じゃなくてKOかダウンを取って大差で勝ちたい。めちゃめちゃ追い込んで進化した自分を見せて、『これがNOZOMI!』っていう試合をします」とメッセージを送った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント