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【K-1】復帰戦の近藤魁成「来年、再来年とK-1の顔になりたいので、武尊選手以上の魅せる試合をしたい」

2021/03/06 23:03
 2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K'FESTA.4 Day.1~』にて、スーパーファイトのK-1ウェルター級3分3R延長1Rで、マキ・ドゥワンソンポン(タイ/真樹ジムAICHI)と対戦する近藤魁成(大成会館/キックボクシングジム3K)が大阪の所属ジムにて公開練習を行った。  近藤は幼少期より空手を学び、難病を克服して2017年に高校1年生でK-1甲子園を制覇。2018年3月にプロデビューを飾り、2018年K-1甲子園を連覇。2019年5月、木村“フィリップ”ミノルのKrushウェルター級王座に挑戦し、KO負けで初黒星を付けられたが、ヒザ蹴りでダウンを先制してあわやの場面を作り出した。11月のK-1ではKrushスーパー・ウェルター級王者ジョーダン・ピケオーの牙城に挑んだが、2R2分40秒、KO負け。2020年8月には「第7代Krushウェルター級王座決定トーナメント」に出場するも決勝でアクシデントによりTKO負けを喫し、またも王座に手が届かなかった。戦績は5勝(4KO)3敗1分。  近藤は「あそこで負けたことで、もう一回気合いが入った。さらに頑張って行こうという気持ちが出た」とトーナメントを振り返る。 「優勝しないといけないトーナメントだったんですけど、決勝でやられてしまったな、と。(どんなプランを立てていた?)トーナメントだったので怪我をしないようにと考えていたんですけど、準決勝の海斗戦で手を痛めてしまって、そこは想定外でした。気負いやプレッシャーはなかったのですが、怪我も含めてちゃんと想定しておくべきでした。 (いい経験にもなった?)はい。トーナメントは経験値が溜まるので、そこはできてよかったと思います。あそこで負けたことによって、もう一回気合が入ったというか。さらに頑張って行こうっていう気持ちが出てきました」  怪我で右手を使えない期間は左のパンチ強化をはじめ新しい技の習得や練習にも着手。「今までは右で試合を作る展開を考えていたので、左でも倒せるように。幅広く(パンチを)打てるように練習してきました。武器を増やせたと思うし、ちょっと前から取り入れたこともあります。あとは試合で見せないと意味がないと思っているので次の試合で見せます」と手ごたえを感じている。  対戦相手のドゥワンソンポンはムエタイで100戦以上の戦績を誇り、強烈なフックとローキックを武器とし、打ち合いに強いファイトスタイル。K-1向きの戦い方をする選手で、近藤とは噛み合う展開が予想される。近藤は「攻撃が硬そうで、打たれ強そうな印象があります。周りも蹴りが強い、骨が硬い、打たれ強そうと言っているので、そこは逆に1ラウンドからぶっ倒したいと思います」と早期決着を狙っている。  近藤は2018年3月の『K'FESTA.1』でプロデビューしており「僕にとって『K'FESTA』はすごく思い入れのある大会。もう一回ここでバチッと勝って、K-1の戦いに戻っていけるように存在感を出したい」と“K-1年間最大のビッグマッチ”での戦いに燃えている。  さらに「やっぱり身体が大きい選手が戦うと迫力があると思うので、僕もウェルター級で少しでもファンを増やしていってもっともっと盛り上げていきたい。ここで勝って勢いをつけて、来年、再来年とK-1の顔になりたいので、武尊選手以上の魅せる試合をしたい」とウェルター級での更なる飛躍と“K-1の顔になる”という大きな目標も口にした。
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