トレーニング後の自分を鏡で自撮りするシウ。初戴冠へ向けて仕上がっている
2021年3月7日(日)東京・後楽園ホール『skyticket Presents DEEP JEWELS 32~アトム級GP2021開幕戦~』から、前王者・前澤智が引退のため返上した第7代DEEP JEWELSアトム級(-47.6kg)王座を8名の選手が争う「アトム級GP2021」が開幕する。
優勝候補と目されているのが、キム・ドンヒョンやハム・ソヒなどのMMAトップファイターが所属するTEAM MADの一員であるパク・シウ(TEAM MAD)だ。
シウはテコンドーをバックボーンにMMAとキックボクシングでも活躍。日本勢とは2018年5月に『GRACHAN 35』で沙弥子に判定負けも8月の『DEEP 85』ではパンチ&ロー、ヒザ蹴り、左ミドルで富松恵美に大差の判定勝ち、2019年12月には青野ひかるをTKOでマットに沈めている。2020年12月にはDEEP女子ミクロ級王者・大島沙緒里からも判定勝利を収めた。
すでに今回のトーナメントに参加する3名から勝利を奪っているシウは、「特にトーナメントという意識よりは、いつもの試合と同じ感じでしたね」と、トーナメントということは意識せずワンマッチとの認識。
1月31日に選手参加で行われたトーナメント組み合わせ抽選会では1番を引き、第3試合の赤コーナーを選んだ。その理由は「実は、ABCD(第1試合がA~第4試合がD)の位置がよく分からなかったので(笑)。特に意味はありませんでした。赤コーナーを選んだ理由は、今までの試合が青コーナーばかりだったので、今回は赤コーナーで選びました」と、特にこだわりなく選んだようだ。
2番を引いたにっせー(フリー)がパクの隣を選んだため、いきなり対戦相手が決定。にっせーの印象を聞くと「ショートカットで私と少しイメージが似てるかな? と思いました(笑)」との答え。
トーナメントに出場する全選手を見渡して、「アトム級の女子選手が多いということと、バックボーンとかそれぞれ得意な所が違うんだなと思いました。これから戦う選手がたくさんいるんだなとワクワクしてきました」と、優勝まで3試合戦えることが嬉しくて仕方がない様子。
「私は自分の根性を信じて行動しています。常に自分を乗り越えて試合に臨むので、練習をすればするほど心と身体がより強くなりますね。そのため、私は自信があります」と、根性と厳しい練習を乗り越えて強くなった自分でトーナメントに臨むとした。
「私は生まれつきの強い人ではありません。日々厳しい努力を重ねて、昨日の自分より今日の自分の方が一層強くなっていると思うので、前回の試合よりは成長できたと思います」と、また成長した姿でリングに上がる。
そんなシウに、春になったらやりたいことを聞くと「普段からサウナと岩盤浴が好きなんですが、素敵なところに行ってリラックスしたいですね」とデトックスしたいという。
「ジムで運動したり、音楽を聴きながら休憩したり、サウナで1日の疲れを取ったり。たまには友人に会ってお喋りしたり、買い物したり。幸せな時間を過ごすことで心と身体も健康になると思います」と、健康になる方法は「幸せな時間を過ごすこと」と答えた。