EXILEや三代目 J SOUL BRTOTHERSが所属するLDHのグループ会社でトレーニングジム「EXFIGHT」の展開や格闘技イベントを手掛ける「LDH martial arts」が、夢を追う格闘家を応援する新たな企画「格闘家育成プロジェクト」が本格的に始動する。
当初、2020年2月から“LDH所属格闘家の卵”たちを募集する格闘オーディションを行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。あらためて今回のプロジェクトの発表となった。
同プロジェクトはLDHのチーフ・クリエイティブ・ディレクターとして、数多くのプロジェクトを手掛けてきたEXILE HIROが発起人となっている。
また、LDH所属の総合格闘家で元DREAMフェザー級世界王者の高谷裕之、UFC世界王座挑戦の実績を持ち、現在ONE Championshipで活躍中の岡見勇信が中心となり、“世界の頂点を夢見るダイヤの原石”を発掘・育成をしていく。
プロジェクト指導に向け、HIROは「これまでもLDHでは、夢を持った若者たちや子供たちを応援したいという想いから、アーティストのオーディションをはじめ、小学生のフットサル大会や小中学生のダンス大会などを開催してきました。
そして今回、LDHに所属する格闘家の高谷選手や岡見選手と話をしていく中で、2人の今後の目標や将来の夢を応援することによって、夢を持った若い格闘家の皆さんや日本の格闘技界の未来にも繋がっていくのではないかという思いから、プロジェクトを始動いたしました。 昔から僕自身も格闘技の大ファンでしたが、表現の仕方や見え方は違えど、見ている方に夢や感動、熱狂や興奮を与えるという点では、格闘技もエンタテインメントも通ずるものがあると感じています。
プロの第一線で活躍してきた高谷選手をはじめ、世界で活躍する岡見選手や今回のプロジェクトに賛同してくれた日本を代表するプロ格闘家の方々と共に、世界に羽ばたいていけるようなスター選手を発掘・育成すると同時に、エンターテインメント業界の中で僕が培ってきたこれまでの経験を活かし、格闘家の皆さんの夢やセカンドキャリア、そして格闘技界の未来に貢献できたら嬉しい限りです」と、抱負を語っている。
さらにLDHが培ってきたエンタテインメントを格闘技と融合させ、格闘技ファンのみならず幅広い世代を視野に入れたイベントなども計画中。LDHアーティストもプロジェクトに参画予定で、新たな格闘技エンタテインメントを創造しながら「世界の頂点を目指す日本人格闘家を輩出すること」を目的に掲げたプロジェクトとなる。
また、LDHの今回のプロジェクトには「もう一つの目的」があるという。
身体を資本とする格闘家は、現役として最前線で活躍できる時間が限られており、高谷も2020年にファイターとしては現役を退き、現在ではLDH martial artsの代表として格闘技やトレーニングの事業を手掛けている。
このように、第一線を退いた格闘家が指導者やイベントプロデュースといった新たなステージに挑戦し、活躍できる環境を開拓することで、格闘家の未来も応援していきたいという想いがあるという。
「総合格闘技全盛期の熱狂や興奮をもう一度呼び起こすため、格闘技に人生を捧げた若者たちの夢を応援する一大プロジェクト」が、2021年いよいよ始動する。