▼第11試合 キックルール 59kg契約 3分3R
○那須川天心(58.95kg/TARGET/Cygames)
[3R 1分24秒 TKO]
×フリッツ・ビアグタン[Fritz Biagtan](57.45kg/フィリピン/WBCムエタイフィリピンフェザー級(57.15kg)王者、元URCCストロー級(52.2kg)王者)
1R、オーソドックスのビアグタン。サウスポー構えの那須川は静かな入り。ビアグタンは右で入りヒザを突くが、那須川はかわし左ハイで牽制。ワンツーから右ハイはビアグタン。ビアグダンの入りにワンツーは那須川! 首を振るビアグダンの蹴りが金的に。再開。オーソから歩いてスイッチしての左ハイ、右インローはビアグダン。ゴング。那須川は1Rは見てきたか。
2R、那須川の右ジャブにビアグタンの顎が上がる。那須川の打ち終わりにビアグダンも右を刺す。那須川は胴回し回転蹴りも空振り。ならばと左右のローは那須川。下を蹴って左ストレートも当てるが、タフなビアグタンは倒れない。那須川の圧力に下がらないビアグタン。コーナーに詰めた天心がラッシュするが、細かく頭をずらすビアグダンは大きなダメージを負わない。
3R、互いにローの蹴り合いから那須川の左がヒット。さらに腹と顔面に左のダブルを入れるが、ビアグタンは倒れず。那須川はヒザ蹴りを腹に突き、左ストレートでついにダウンを奪う。立つビアグタンは右を振るが、しっかりかわした右ストレートを当てた那須川がさらに左ヒザ! ビアグタンが崩れ落ちた。
勝利を決めた那須川は計量で見せた『ドラゴンボール』のファイナルフラッシュに続き、今度はかめはめ波を決めた。
那須川天心(リング上で)「ビアグタンはタフで勇敢だった」
「押忍! こんばんは! RIZINに帰ってきました。フィリピンの選手と初めて戦ったんですけど、ものすごくタフで勇敢で前に出てきて、自分も見習うところがありました。ビアグタン選手ありがとうございました。
(パッキャオの目前で試合をしたが?)少し硬くなって緊張したんですけど、彼の前でKOを見せることができて、本当に嬉しいです。今日は力みすぎちゃって、あんまり良いパフォーマンスを出せなかったですけど、しっかりこういう形で勝ててよかったです。(2019年はどのような1年に?)すごい格闘技が盛り上がっていて、RIZINって素晴らしい舞台だと思うんですけど、いかがですか、皆さん? RIZINは基本はMMAがメインの舞台だと思うんですけど、自分にMMAやボクシングみたいなこともチャレンジさせてもらって、こんな団体は世界に中々ないと思います。自分はキックボクサーですけど、格闘技、RIZINを盛り上げて強い選手と戦っていきたい。2019年は自分のRIZEの試合もあって世界最強トーナメント大阪エディオンアリーナ(7月21日)で強い相手(スアキム・PKセンチャイムエタイジム)、二回戦戦うんでぜひ応援に来てください!」