キックボクシング
ニュース

【RISE】王者・工藤政英を中心にフェザー級戦線過熱、大田拓真・門口佳佑・竹内将生が打倒・工藤に燃える

2021/01/29 18:01
【RISE】王者・工藤政英を中心にフェザー級戦線過熱、大田拓真・門口佳佑・竹内将生が打倒・工藤に燃える

包囲網となった今大会、王者・工藤は大田との王者対決を制し、初防衛戦へ向けて弾みをつけられるか

 2021年1月30日(土)東京・後楽園ホール『RISE 145』の前日計量&記者会見が、29日(金)都内にて14:00より行われた。


 今大会ではフェザー級(-57.5kg)が2試合組まれ、第6試合のSuperFight!3分3R延長1Rで対戦する、RISEフェザー級王者・工藤政英(新宿レフティージム)は57.45kg、S1ジャパン55㎏王者&WBCムエタイ日本統一フェザー級王者・大田拓真(新興ムエタイジム)は57.5kgで計量をパス。第5試合のフェザー級次期王者挑戦者決定戦3分3R無制限延長Rで対戦する同級1位・門口佳佑(EX ARES)は57.4kg、Bigbangフェザー級王者で同級3位の竹内将生(エイワスポーツジム)は57.3kgで計量をパスした。


 続いての記者会見では4名が出席。竹内は「明日は僕が目標としているベルトを獲るための大事な一戦だと思う。エイワスポーツジムに何としてもRISEのベルトを持って帰りたいので、明日は門口選手を倒して工藤選手と戦いたいと思います」、門口は「ついにここまで来たかなって感じなんですけれど、まず明日の試合にしっかり勝つことから次があると思うので、明日に集中して竹内選手を倒したいと思います」とコメント。


(写真)左から竹内、大田、伊藤隆RISE代表、工藤、門口

 大田は「RISE初参戦ということでありがとうございます。明日はRISEの王者である工藤選手とやらせていただきます。自分自身楽しみにしていますし、明日はKOで勝ちたいと思います」と意気込み、3人から狙われる立場となった工藤は「明日は大田選手と試合をしますが、他団体の王者なので絶対に負けられない試合です。KOできるように頑張っていきます。あと挑戦者決定戦があるので王者の強さを証明できる試合をしたいと思うのでご期待ください」と堂々のコメント。


 工藤を除く3人には、対戦相手の印象と工藤に対する印象との質問が飛び、それぞれ次のように答えている。

竹内「門口選手は身体が凄く、フィジカル的な強さを感じます。デビュー戦の時と最近の試合を見比べるとかなりボクシングのテクニックが身に付いている。あと、SNSを見たら僕がよそ者扱いされていたので、よそ者なりに頑張りたい。工藤選手はフィジカルでガンガン前へ来て相手を削るようなタイプだと思うので、門口選手とは馬力の強さが似ているので参考になる試合になるかと思います」


門口「竹内選手は前の宮崎選手とやった試合で初めて見ました。RISE2戦目で挑戦権を懸けた試合に出ていましたが、しっかり勝ってきたので文句はないです。でも僕はRISEだけで試合をしていてオープニングファイトからやってきて、ランキングを上げてこの場所に立っているのでRISEのベルトに懸ける想いは僕の方が絶対にあると思う。実績や経験は竹内選手の方が上ですが、その懸ける想いと情熱で越えていきたい。工藤選手はデビューする前に初めてRISEを見た試合、幕張メッセで狂犬(森本“狂犬”義久)選手との試合を見てからデビューしました。その印象が強くあります。この階級でこれからやっていくんだなってところから始まったので、初防衛戦の相手が僕になったら面白いかなと思います。僕も前へ出るのでかみ合うと思うので、お互い今回勝ってタイトルマッチをしたいなと思います」


大田「工藤選手の印象は打ち合うスタイル、3Rまで諦めず打ち合うスタイルが凄い印象なので明日は凄い試合になるんじゃないかなと思っています」

 そして工藤は「大田選手の印象はムエタイの試合で距離感が上手くて、ムエタイならではのミドルキックやヒザ蹴りは上手いと思いますが、RISE初参戦なのでパンチの技術を磨いてきたのかムエタイスタイルのままで来るのか、どっちで来るのか分からないですけれど、どっちにも対応できるようにしてきました」と、大田の印象を語った。


 工藤の言葉にあるように、これまで大田はムエタイルールの試合をやってきたため、ヒジ打ち無し&つかんでの攻撃回数に制限ありのRISEルールでの実力は未知数。そのことについて大田に聞くと「自分自身ムエタイだけではなく、キックボクシングもできる、いろいろなルールで出来るような選手になりたいというのがありました。ムエタイでいい成績を残してきたので、次はキックボクシングをやってみたいと思いました」とRISEに初参戦した理由を話し、「ぶっちゃけ言うと大丈夫かなって言うのがあるんですが、練習通り出せれば大丈夫かなと思います」と、初のルールにやや不安もあるようだった。


 一方、工藤には挑戦者決定戦でどっちが勝つと思うかとの質問が飛んだ。工藤は「2人の試合は何回か見たことがあります。竹内選手は上手い選手で、門口選手はガンガン前へ出てきて無敗で勢いがあってフィジカルが強い。どっちが勝つか予想は難しいですが、初防衛戦的には最近ムエタイ選手との対戦が多かったので、気持ちのいい殴り合いをしたい。その気持ちのいい殴り合いができそうな門口選手、待っています」と、門口との殴り合いの試合がしたいと希望した。

 それを聞いた門口は「初めて見た試合から2年半になりますが、幕張メッセの試合を見てからそのことだけを考えて生きてきたので、絶対に僕が相手になります」と言い放つ。


 一方、蚊帳の外に置かれてしまった感のある竹内だが、「柔らかく言うあたり、工藤選手は優しいですね(笑)。でも工藤選手は殴り合いの試合をしたいと思いますが、僕もRISEルールに適応しつつあるので、蹴りだけじゃないところを明日は見せられればと思います」と、殴り合いの試合なら自分にもできると宣言した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント