横須賀市スポーツ大賞を受賞した吉成名高(右)
令和2年度(2020年)横須賀市スポーツ大賞授与式が2021年1月21日(木)神奈川・横須賀市役所にて行われ、吉成名高(20=エイワスポーツジム)と、スペインを活動拠点にロードレース世界選手権Moto2クラス初優勝を飾ったオートバイレーサーの長島哲太(29)が横須賀市スポーツ大賞を受賞した。
同賞は神奈川県横須賀市に在住し、在勤もしくは在学し、または深いゆかりのある者で、スポーツの向上発展に寄与し、オリンピック競技大会等において顕著な成績を収めた個人または団体に対すして贈られるもの。
上地克明市長より「ムエタイ競技においてさまざまな王座獲得をはじめ日本人初のムエタイ二大殿堂ルンピニー&ラジャダムナンスタジアム統一王者となり、横須賀市出身の選手として世界で活躍していることが本市の誇りであるとし、多くの市民に夢と感動を与えていただいたことに感謝と敬意を表し横須賀市スポーツ大賞を授与します」と、賞状、トロフィーの他に副賞として横須賀海軍カレー100食を授与された。
本授与式は例年なら観客を収容できるような市内の施設で行われるのだが、本年はコロナ渦ということで市役所内の市長応接室にて簡略的に行われた。
授与式の後、別室にて取材陣の囲み取材を受けた吉成名高は「コロナ渦で世の中が大変な中でこのような場に呼んでいただき素晴らしい賞をいただき嬉しい気持ちでいっぱいです。この賞をいただいてもっとこれからも活躍できるよう頑張らなくてはという気持ちになりました」とコメント。
取材陣より外国生活が長いのかという質問に対し「去年はコロナの影響で1度もタイで試合が出来なくて1年間ずっと日本にいたんですが、普段当たり前にタイに行って試合していたという環境が当たり前では無くなってしまったので、改めて今までの環境に感謝する1年でした」とコメント。
また、RIZINはどうでしたかという質問に対して「タイには行けなかったのですがRIZINという大きな大会に出場でき、そこで1RKO勝ちという最高な結果で終われたので、今年もチャンスがあれば参戦したいです」と答える。
RIZINには寝技など総合格闘技もありますがと聞かれると、「総合格闘技のルールが盛んなんですけれど僕がムエタイ・キックボクシング、立ち技を盛り上げていきたいです」ときっぱり。
RIZINでの2試合でダウンを奪ったヒジ打ちについては「今年はコロナ渦だったので日本人との試合が何試合かあったのですが、普段はタイ人と試合しているのでその感覚でヒジ打ちなど攻撃を撃ったら、タイ人と日本人ではヒジの使い方や身体の使い方が違くてそこで当て方をつかんだような気がして。そこから自分なりにタイミングなどを試行錯誤して、ヒジ打ちは僕の武器、代名詞ぐらいだと思っています」と話した。