2021年1月23日(土)東京・後楽園ホール『Krush.121』の前日計量&記者会見が、22日(金)都内にて13:00より行われた。
今大会から「第5代Krush女子フライ級王座決定トーナメント」が開幕。準決勝第1試合(第3試合)で対戦する真優(月心会チーム侍)は51.7kg、NA☆NA(エスジム)は51.6kg、準決勝第2試合(第3試合)で対戦する壽美(NEXT LEVEL渋谷)は51.6kg、芳美(OGUNI-GYM)は51.9kgでそれぞれ52.0kgのリミットをパス。
続いての会見で、NA☆NAは「明日のためにしっかり準備をしてきました。楽しんでいただけるような試合をします」、対する真優は「計量をクリアーしてほっとしています。明日は自分の試合をたくさんの人たちに見てもらえるように、注目してもらえるように頑張ります」と挨拶。
芳美は「壽美選手は強い選手なので緊張や怖さもありますが、それは大きなワクワクのためにあるから怖さを感じているんだと思って噛みしめて今日を過ごしたいと思います。明日は新生・芳美を見せたいと思います」、優勝候補と目されている壽美は「明日は絶対に勝ちます、と胸を張って自信を持って言える自分を作り上げてきました。明日は絶対に勝って、笑顔でリングを降ります」と、共に万全の態勢で明日の決戦に臨むと語った。
以下、記者との質疑応答。
――トーナメントへ向けてとんなことを意識して練習してきましたか?
NA☆NA「パワーを付けてきました。パワーでは私は負けません」
真優「自分の動きを一個一個成長できるように一から戦い方も変えて、自分もパワーは負けへんと思っているのでそこに注目していてください」
芳美「一から基礎をやり直してきました」
壽美「トーナメントで準決勝・決勝戦がありますが、今回はこの一戦(決勝戦は別大会)。明日は1日で1戦なので芳美選手を意識してシャドーからミットもサンドバッグも、全部意識してやって集中して毎日を過ごしてきました」
――今日、対戦相手を目の前にして表情や身体の仕上がり具合などをどう見ましたか?
NA☆NA「真優選手の前の宣材写真を待ち受け画面にして日々を過ごしてきたんですけれど、その待ち受け画面は髪の毛が青色だったんです。でも今日は違う色に変わっていて、クレヨンしんちゃんの可愛いパンツを履いているなって、可愛い女の子だなって思っていました。選手としての印象は可愛い方が先に来てしまって、頭の中に入ってきていません(笑)」
真優「やったんぞって目をされているなという。30歳でしたっけ? 自分、20代と思っとって30歳こわーと思って。若さとノリと勢いで倒して行こうかなと」
芳美「やっぱり壽美選手は骨格も大きいし、ガッチリしているなと思いました」
壽美「足がしっかりしているなと思いました。明日は全集中して試合に挑みます」
――壽美選手はKANA選手に勝った満足感があったと思いますが、それが練習に影響したことはありませんでしたか?
壽美「満足感はなくて、勝ったからこそもっと強くなりたい欲が出ました。練習もすぐに再開しました。あと練習でやってきたことが試合に出る。自分は試合中の記憶がないんですけれど、動画を見たら練習でやったことが出ていたので、練習でどれだけ自分を追い込めるか、どれだけ集中できるかってところが試合に出るのかなって実感しました。だから11月から今日までの間、とにかく集中して練習を100%やってきました」
――芳美選手は初参戦でNJKFミネルヴァ所属の“外敵”という立場ですが、ミネルヴァを背負ってKrushに挑むという気持ちはありますか?
芳美「私はKrushファンだったので外敵感はあんまりなくて、ファミリーみたいな感じで。やっと出れたって感じなんです。NJKFミネルヴァはまたルールが違うので別物だって意識は多少あります。でもNJKFを広めたい気持ちはまだありますので、ここでアピールしたいと思います」
――最後にファンへ一言。
NA☆NA「皆さんがワクワクするような試合を、女子でしか見せられないような試合をしたいと思います」
真優「ベルトは強さだけでは輝けへんってずっと前から思っとって。華もあって強さもあってベルトが似合う選手が王者になるんじゃないかと思っているので、自分はこの4選手の誰よりも一番華があると自信があるので自信を結果につなげたいと思います」芳美「明日は皆さんが想像もできないような面白ことが起きると思います」
壽美「明日は新しい自分でリングに上がり、必ず勝ちます」